外貨両替を旅行シーズンから逆算しても無駄だった(逆に損した)話。
2017/08/09
海外旅行に行く際、外貨両替をなるべくいいレートでしたいと思うのは当然のことだと思います。
僕はまだ海外旅行に行き始めだったころ、
なんとか一番レートがいい時期に両替しておいて、海外でウハウハしてやろうと思っていました。
そこで素人の浅知恵を絞って考えて、実行してみたんですが、
逆に損する結果になった・・というお話です。
事前の外貨両替が無駄だった話
その時僕は普通にサラリーマンをやっていましたので、
海外旅行に行けるのなんてGWか夏休みぐらいしかありませんでした。
※当時はシルバーウィークもなかったしね。
ちょうど円高だった時で、$1が80円を切るとか、そんなレートの時です。
なんとか一番円が高い時にドルを買ってやろうと思い、考えました。
その考えがこれ。
GWになると多くの日本人が海外旅行に行くよね。
とくにグアムとかハワイに多く行くはず。
ってことは、その時にはドルが多く買われるわけだから、ドル高になるよね。
じゃあGW来る前に両替しておくのがいいんじゃね!?
つまり、通常だったらGWに旅行に行く際、
空港に行ったその足で空港の銀行で両替をするんですが、
GWが一番外貨が高いだろうと予想をつけ、GWシーズン前に買っておこうと思った、ということです。
一見、なにも間違っていない、完璧な作戦でした。
その時外貨両替をネットでやってくれるサービスを見つけ、十数万円分の両替をし、
そこそこ高い手数料を払って、手元に届いたドル札を見てもふもふしていました。
旅行者の浅知恵なんか通用しない
旅行当日、ワクワクしながら空港に行き、銀行のレートを見てみると・・
なんと・・僕らが買った時よりもさらに円高が加速していて、手数料を考えても余裕で空港での両替の方がお得だったわけです。
仮に10万円を80円のレートで交換すれば1,250ドルです。
それが79円のレートだったら、1,265ドル。
1円違うだけで15ドルも両替の差分が出てしまう。なんとなくFXっぽいです・・!
どうしてこんな事が起きたのかというと、簡単な話で、
各国間の為替レートは、旅行者の両替ごときで変動しない
という事なんだろうと思います。
もっと大きい組織が、もっと大きいお金を投入して流れを作っているわけなんだから、
素人の浅知恵で「GWだしドルが上がるだろう」じゃあないってことです。
おわりに
というわけで、FXのFの字もかじっていないような(僕みたいな)人は、
変に通貨レートを深読みしないで、当日空港で必要な分だけ両替するのが一番いいんじゃないかというお話でした。
ちなみに僕の経験上、アメリカ圏なら空港で、
アジア(特にタイ)は現地の街中にある両替所で替えるのが一番レートが良かったです。
※絶対的にそうだとは言えませんが。
2017/08/09