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なぜバンドは絶頂期に解散するのか?そしてなぜ数年後に再結成するのか?

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絶頂期に解散しちゃうバンドさんって多いじゃないですか。
僕世代でもボウイとか、ブルハとか、イエモンとか、ブランキーとか、ユニコーンとか、ルナシーとか・・・みんな絶頂期で解散してたと思います。

これ、ファンからすると謎なんですよね。

「ええっ!?なんで!?こんなに成功したのに、どうしてやめちゃうの!?」って。

今回ちょっとひらめきがありまして。
ああ、だから解散するのか!という答えに辿りつけましたので共有させてください。

なぜ人気絶頂のバンドは解散するのか

さてその答えは「保守フェーズの退屈さ」と「保守し続ける不安からの解放」だと思います。

保守フェーズの退屈さ

バンドに限らず、なんでもイケイケの時っていうのは楽しいんですよ。

たとえばイベンターとかでも、自分が仕掛けたイベントの知名度が上がっている最中とか、「○○賞をいただきました〜!」とか言って喜んでいられる頃っていうのはすっごい楽しいんです。

YouTuberとかもそうじゃないですかね。
○万人達成!とかで喜んでいる頃っていうのはイケイケなんですよ。

でも、一たびそのゴールを迎えてしまうと、そこからは「それを維持する」ということが次の目標になります。

これがね~・・・。
ゴールに向かって走るのとは違った大変さがあるというか。

「現状維持」にはゴールがありませんのでね・・・。

例えていうならマラソン大会でゴールに向かってペース配分を整えて走ったとして。
ゴールを超えたあとも一定のペースで走り続けなければならない・・・となったら、これがいかに苦痛かわかるでしょう?

バンドさんたちも、頑張って武道館!オリコン1位!って目指してる時はすごく楽しいんだと思います。
これが一たび達成されてしまうと、次の目標を作らない限りは「その人気を維持してね」って話になっちゃうので・・・苦痛なんじゃないでしょうか。

保守し続ける不安からの解放

さらにいうと、自分たちがそうしてきたように、トップの座を引きずり降ろそうとギラギラした世代が下に大勢いるわけですよ!

今度はこの人達に負けちゃいけない・・・っていうプレッシャーとの戦いになるわけですよね。

イケイケの人と、座ってしまった王。
どちらに勢いがあるかは一目瞭然。

いつ寝首を掻かれるか・・・と不安な夜を過ごすぐらいなら、よっぽどその地位でやり残したことがある人でない限り、その座を誰かに明け渡してしまった方が気持ちが楽になるに決まってます。

というわけで・・・解散という道を選ぶんですね。(僕の妄想にすぎませんがw)

なんだったらソロ活動とか、別ユニットを組むとかすれば、そこからまた新しいゴール設定ができるので「イケイケ」に戻れるってわけ。

なぜ解散したバンドは再結成するのか

そうであるならば、再結成をする理由というのも見えてくるのではないでしょうか。

一回王座を明け渡してしまえば、特に絶頂期に解散したのならば、世間にはその記録と記憶だけが残るわけですよ。
「あの人達の全盛期、すごかったよね」って。

もちろんその後で新たに王になった人もいるけれど、そことはもう戦わなくていいというか。いわばアレよ。ご隠居。

そうなると・・・「あの頃、楽しかったなぁ」っていう思い出だけがまた蘇ってくるんです。本人たちに。

で、「もう王座争いのレースからは外れたわけだし、また楽しくやれるよね」っていう感じで再スタートできるわけ!
無理に若い子の支持を得てトップになる必要なんてないの。楽しくやってれば、昔ファンだった人たちがまた応援してくれるの。

こんな最高なことってないじゃない・・・!

ではなぜあのバンドは再結成しないのか

そうなると、僕らが再結成を望んでやまないあの人たち・・・。
なぜ彼らは再結成してくれないんでしょうか。

まぁ、これまでもここからも単なる僕の妄想に過ぎませんが、そういう人達っていうのはまだ「トップ争い」の渦中にいる、ってことなのかもしれないですね。

たとえばソロに転向した人なら、「今度はソロで天下取ってやる」とか。
そういう想いがあれば、過去のバンドの栄華っていうのがノイズでしかないのかもしれないし。

それか単純にメンバー同士がバンド絶頂期のイヤなところを見て来たせいで「やれと言われたらやってもいいけど、あの頃みたいに楽しくはなれない」と思ってるとか。普通に今でも仲が悪いとかw

ま・・・いくらでも理由は考えられますな!

おわりに

これね、僕は男性だから余計そう思うのかもしれないですけど、恋愛にも近いと感じてて。

男性って結構「付き合うまで」をゴールに設定しがちって言うじゃないですか。
女性をどうにか口説いて、それで結ばれるまでが一区切り・・・みたいな。

そこをゴールにしちゃうと、途端に次の獲物が輝いてみえるというか・・・。
(女性はそこからをスタートと捉えているのに・・・っていう一般論)

僕が高級時計や高級車に手を出せないと思っている理由もコレなんですけど、欲しい欲しい!って願っているものって「手に入れたあとのこと」を考慮できてない事が多いんですよ。

きっとそれを手に入れたあとは「保守フェーズ」が待っているわけで、いかに綺麗に使い続けるか・・・それを維持するためにいくら投資しなければならないのか・・・という状態になるわけで。
そうなったらまた違う時計、違う車が欲しくなるに決まってんの。

本当は「それを手に入れたあとの生活、そしてそれを手放すかもしれない未来」まで想定できればいいんでしょうけどね。
男性は本能が「狩り」に飢えている状態なので仕方ないのかなぁ・・・とも。

まぁ、そういうわけで・・・バンドが絶頂期で解散する経緯というのは「ゴールを迎えたから」ということなんだなと!

なぜこんなことを考えたのかというと、自分が今やっているブログとかも似たようなものだと感じてしまいまして。
どうなったらゴールなんだろう?とか、このまま続けてそのうち誰も見てくれなくなったら終わりなのだろうか?とかね。

・・・って、僕は天下取ってないので「取らぬ狸のなんとやら」なんですけどもw
いつかは「ここで解散すべきか!?」と悩めるような存在になりたいような・・・それはまたそれで面倒なような。。。

   

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Comment

  1. ロードランナーK.K. より:

    おはよーごぜーます☀️
    「方向性の違い」「自分達がやれることをやりきったから」とか、オレが今お勤めしてる職場を離れる際は、こういうことをカマして辞めたいw
    オレはバンド組んだことがないですけど、何かやらかすのに複数人が集まっていつまでも同じ方角(ゴール)を見続けるのってやっぱり難しいのではと思います
    絶対的リーダー(ソングライター)がいるとか、皆同級生で仲がいい(基本コレ)とか、仕事として割りきってる(お金大事)とか、、
    休むーとか、ソロがーとかで解散しなくてもいいじゃんと思いつつ、一つの区切りなんでしょうからね(実際、解散特需で売り上げ凄いらしい…ラストベストアルバムとかってね…)
    かけたよさんの場合だとボ◯イですか?
    オレは中二病時にユニコーンにハマりまして、「ライブ行くぜー!✈️」って思ってたら解散しちゃって
    で、ちょっと前に再始動したんだけど、「行くかー」ってなんないっす
    バンドの最盛期(過渡期)と、リスナー(こっち側)の気持ちは微妙にリンクしてるのかもです(本気で好きな人は関係ないけどね)

    あと、ちょっとズレちゃうけど、所属事務所の移籍ね
    オレが応援してるバンドは大概ソ◯ーで始まって、初めはバンバン宣伝されるんだけど、売り上げがいまいちだとシュン…ってなって、いつの間にかビ◯ターとかに移籍してたりして
    商業主義(お金)に走ってるーとか言う人もいますけど、やっぱりある程度売り上げがないとね、人に夢を与えるサービス業ですしちらし寿司
    それで解散もありますからね

    再結成ってよりかは、これからの若人にドンドン出て来て欲しいっす🎸
    なんかわかんないけど最近、「藤井風」君がやたらと気になってて
    勝手にジャンル分けしちゃうと、シティポップのような軽快な曲に、あの独特な心地よい感じの声ね
    ルックスも甘い感じの男前で、オレも将来あーなりたいものです

    • kaketayo より:

      ロードランナーK.K.さん

      おはようございます!
      方向性の違い、だとなんか喧嘩別れみたいじゃないですかw
      なので後者でお願いします!

      仲良くずっとやってくのはムズカシイですよね。
      それも20代とかのイケイケの頃だったら特に。
      おじさんになっちゃうと「まぁいっか」みたいなのもあるんですけどもw

      解散特需、ありますよねえ。
      だってそこがピークなわけですし、やっぱ一番売れるところだろうな。

      僕はボイン・・・じゃなくてボウイが好きでしたけど、もう解散したあとでしたねえ・・・触れたのは。
      リアルな解散を目の当たりにしたのはユニコーンとかブルハとかです。その次の世代だとイエモン、ルナシー・・・。

      リスナーの気持ちとのリンクってのもわかるなぁw
      だってあの頃の僕らがあの頃の彼らに惚れたのであって、今の僕らと彼らじゃないんだもん。

      >商業主義

      これはうまいところを拾っていってくれたらなぁ・・・って思います。
      売れなくても好きな音楽がやれたらいい、っていうのは売れてない人の言い訳のようにも取れますしね。
      かといって「サブスクじゃお金にならん」みたいなのをアーティストさんが言ってしまうような、完全にそこがお金とリンクしてしまうのも寂しい!!(聞き手はわがままなのだ!)

      >シティポップのような

      オザケンとかですかね?w
      違うな・・・アータ、それオリジナルラブ思い浮かべてるでしょ!

      そして将来はダンロップ履くオジサンになるって言ってたばかりじゃないの!

      • ロードランナーK.K. より:

        アータ、シティポップの王様って言ったら「山下達郎」先生でしょアータ🎸🎵
        でも、オリラヴも正解よ💮
        (シティポップの王様になったら、あんなキレイな奥さんもらえるのよ…ジュルリ)
        ダンロップの靴履いてシティポップ聞いたっていいじゃないww

        • kaketayo より:

          ロードランナーK.K.さん

          達郎センセですのねアータ。

          大瀧詠一さんとかどうですのん。

          いやなんか藤井風さんの声聴いてたらオリジナルラブ思い出しちゃって。田島さんと声の出し方似てない・・・?

          ・・・と思ったら接吻のカバーされてますのね、、、

          >ダンロップ

          いいんですよ!w
          聴くのはいいんです。
          でもアータ、ああなりたいって言ってたじゃないのアータ!