ブログが書けたよ!

自分がやってきたことだけなんでも書く、ジャンルむちゃくちゃマガジン

今までで一番美味しかったビール「ピルスナー」とは?その魅力について。

 -

      2016/07/29

pilsner

クラフトビールは好きで2~300本程度飲んで来ましたが、
今まで飲んだ中で一番美味しかったビールは何か?って言われると、
「きちんと管理されたお店の樽生のピルスナー」と答えちゃいます。
※美味しい美味しくないは人それぞれなので参考までに

というわけで、ピルスナーって何?ってところから、その歴史や魅力についてまとめます。

ピルスナーとは

ピルスナーという言葉自体にはなかなか馴染みがないですが、
普段からみんなが一番良く飲んでいるビールが何を隠そう「ピルスナー」です。
※ピルスとも言います。

ピルスナーの歴史

生まれはチェコのピルゼンで、正式名称は「ボヘミアン・ピルスナー」。

1842年生まれと、ビールの歴史からすると割りかし新し目のスタイル。
ピルゼンの軟水を使った黄金色のビールです。

これがドイツに伝わって生まれたのが「ジャーマン・ピルスナー」で、
日本で「とりあえずビール」として飲まれているビールはこのジャーマン・ピルスナーなんですね。

ピルスナーの特徴

特徴と言っても、みんなが良く知るビールなのでわざわざ書く必要がないんですがw

あのスッキリした喉越しと、ちょうどいいホップの香りに苦味。
そして何より黄金色の美しいビール・・これがピルスナーの証だと言えます。

軟水を使ったビールだからこそ、日本人にウケているんじゃないかとも思います。

ピルスナーの魅力

そもそもその美しさは魅力的ですが、基本的にどんな料理にも合うのがピルスナーじゃないかと思います。

例えばどんな国の料理だろうと、どんなジャンルだろうといけちゃう。
そして食前酒にも食中酒にも食後酒にもなっちゃう。

通常はワインとかって軽めのものから徐々に重くしていきますよね。
で、クラフトビール界もその傾向があって、ピルスからIPA、スタウトにいって、バーレイワインみたいな流れがあると思うんです。

でも僕はあえて、食後の最後の締めにピルスナーを頂くというのがオススメ。

なんだろう、シャキッと締まる感じがあっていいんですよね。
重めのビールやワインは若干ダラダラ飲んじゃうじゃないですか。そこをグッと飲んで締める、みたいなw

一度試してみて欲しい飲み方です。

ピルスナーグラスについて

日本ではドイツ式なのか、ビールはキンキンに冷えたジョッキで乾杯しますよね。
でもピルスナーに適したグラスは「フルート型」と言われるものと言われています。

ちゃんとしたお店さんだとグラスビールをオーダーした時にこのピルスナーグラスでサーブされることが多いです。
※ちなみにとあるホテルで働いていた知人にこのビアスタイルをピルスナーと言う事を教えたら「だからピルスナーグラスなのか!」と納得していました。

ただ、チェコのピルスナー・ウルケルの専用グラスもドイツのヴァルシュタイナー・ピルスナーの専用グラスもちょっと違う形なので正解はないのかもしれませんが・・。

日本で飲めるピルスナー

日本のビールではどこまでピルスナーと呼んでいいのかわからないので難しいですが、
キリンラガーとか、キリン一番搾りとか、サッポロ黒ラベルとか、あのあたりはピルスナーなんじゃないかと思います。

微妙なのがアサヒスーパードライとヱビス。

スーパードライはもうすでに別のスタイル(ドライビール)という意見もあり、
藤原ヒロユキ氏も著書で「ピルスナーは和食に合わないという弱点を解消するために」日本で生まれた新しいビアスタイルと提言しています。

サッポロのヱビスブランドの「ヱビスビール」は厳密には祖先がピルスナーではなく、
ドイツのドルトムント生まれの「ドルトムンダー」とのこと。
僕はドルトムンダーは「DAB」というブランドのものしか飲んだ事がありませんが、正直そこまでピルスナーとの違いがわからなかったので何ともいえませんw

クラフトビール界のピルスナー

今や世界的に愛されているピルスナーなので、あえてクラフトビールで作らないのか?と言うとそんなことはなく、どこの醸造所さんも作られている印象です。

ただ、どうしてもキャラクターが付きづらく、例えば日本のクラフトビールのピルスナーだったら、すごく丁寧に作られているなーと感じるぐらい。

その点アメリカのマイクロブルワリーが作るピルスナーは結構ヤバいものがあります。
中にはIPA顔負けのホップ感をゴリゴリに出してくるものとかも。
僕が飲んだ中ではVICTORYという醸造所の「プリマ・ピルス」がすごかったです。

おわりに

ピルスナーについて、そこそこ理解が深まりましたでしょうか。
もしそうなら幸い。

さて、冒頭で書いた「きちんと管理されたお店のピルスナー」ですが、
実はビールの良し悪しを大きく左右するのがこれだったりします。

普通に酒屋さんが扱っている瓶ビールとかは、どうしても輸送時に日光を浴びてしまったり、
暑すぎたり寒すぎたりする環境で扱われがちです。

本来ビールはかなりデリケートで、そのあたりをしっかりされているビアバーとかで飲むと、同じビールでも全然違います。

僕は飲食店をやっていた時に、自分でもビールの管理をしていたのですが、
やっぱり全然違いました。ちゃんと管理が行き届いているとびっくりするほど美味しいんです。
ビールが苦手と言っていた子が飲めるようになっちゃったほど。

なので、ファミレスとかでたまにクッソ臭いビールとかが出てくると超ガッカリしますw
最近は減ってきましたが・・。

もしビールが好き、興味があるという人なら、
ピルスナーが美味しいお店を見つけることから始めると、もっと楽しめるようになるかもしれません。

   

 -

      2016/07/29

スポンサーリンク