僕が観たシルク・ドゥ・ソレイユのショー一覧
2020/06/03
初めてシルク・ドゥ・ソレイユに出会ってから早10年。
このブログにもちょいちょいシルクのことを書いてきましたが
「で、オマエどんなシルク見てきたのよ?」
って思っている方のために!(いないと思うけども!!!!)
僕が観てきたシルク・ドゥ・ソレイユのショーについてまとめさせていただきました。
共感やら何やらして頂けると嬉しいです。
O (オー)
僕が初めてシルク・ドゥ・ソレイユと出会ったのは、ラスベガスはベラージオホテルでの常設公演「O(オー)」でした。
これはもうすごすぎましたね。
サーカスの概念を超えていたというか・・・。
開始数分で目から涙がボロボロと落ちて止まらなくなってしまって・・・自分でも「えっ、なんで??なんで泣いてんだ??」って思ったほど。
それぐらい感動したショーは後にも先にもこれだけでした。
こうした常設公演は日本には絶対に来てくれないヤツですので、会場近くに行く機会がある人はちょっと無理してでも見ておくべきだと思います。
KA (カー)
同じくラスベガスの常設公演から「KA(カー)」。
Oが持つ神秘さとはまた世界観が違っていて、力強いパフォーマンスと舞台上のギミック・演出にこれまためちゃくちゃ感動した作品です。
ちょうどこれを観た頃に自分も音楽のライブイベントとかを企画しており、安易に演出をパクろうとした覚えがありますw
・・・できるわけないんだけど!
これもラスベガスのMGMグランドホテルでの常設公演なので、せっかくなら観ておきたいショーの一つですね。
ZED (ゼッド)
その昔・・・日本にもシルク・ドゥ・ソレイユの常設公演がありました。
ご存知でしょうか・・・舞浜のディズニーリゾートに造られた「ZED」を。
僕はこれ、2度ほど観に行きました。
やっぱりすごかったんですよ。
正直、演出も演目もラスベガスの常設公演に比べるとかなり地味ではあったんですが、移動公演とはまた違ったどっしりした感じがあったというか。
開演前にふんぞりかえって「ケッ!」みたいになってた隣の席のおじさんが、終演間際に観たら身を乗り出して舞台に釘付けになっていたほどにはすごかった。
ただまぁ・・・立地が悪かったのかなぁって思います。
本当に、日本はこれを失ってしまったことをもっと恥じるべきですよ!
https://www.youtube.com/watch?v=3zuBpFgxDCI
ちなみに・・・シルクの公式Youtubeチャンネルで、どんなショーだったのか?は確認することができます。
ただ、本物はこれの比じゃないですからね~・・・(それゆえにシルクは全てのショーをウェブで公開しても、プラスにこそなれどマイナスにはならないんじゃないかと思う。。。すげえ)
DRALION (ドラリオン)
僕が初めて日本で観た移動公演がドラリオンでした。
2007年・・・Oの次に観たのかな。
Oの感動覚めやまぬうちの公演だったため、妻に「あの規模のを期待してたら絶対にガッカリするからね!」と念を押されて観に行ったのを覚えています。
・・・が!
そんな心配もなんのその。めちゃくちゃ面白かった・・・っていう。
ただやっぱり移動公演は全てにおいてこじんまりしている感はありますね。妻が言っていたとおり。
といってもそれによって演目がつまらなくなるわけじゃなくて、これはこれですごい面白い「別のシルク・ドゥ・ソレイユ作品」って感じ。
むしろこっちがオリジンなんですよね。
ドラリオンも2015年に終演となってしまったので、今はもう映像でしか観ることができないようです。
↑これがオフィシャルトレーラー。
こういうヤツを「移動公演」・・・つまりサーカス小屋でやっちゃうんだからすごいんだよなぁ、、、
Corteo (コルテオ)
2009年に日本に来た移動公演。
僕としては2008年にKAやZEDを見に行った後に観た演目でした。
この頃の僕は友人知人にシルク・ドゥ・ソレイユを薦める啓蒙活動(布教)をしておりまして!
運よく、当時こうしたエンターテインメント面で一番信頼を置いていた人物にシルク(ZED)を観に行ってもらう・・・というのに成功したんです。
そんな彼が僕のオススメもなく、勝手にコルテオを観て「感動した」ってなってたのが本当に嬉しかったw
作品自体は「死」をテーマにしており、普通に考えたら重い感じになりそうなところをシルク・ドゥ・ソレイユらしく明るく楽しい感じに演出されていたのが印象的でした。
(あとはパラッパラッパラッパラーっていうCMでも使われていた音楽が)
コルテオも2015年で終わってしまっているため、今は映像で観るしかできません。
KOOZA (クーザ)
2011年に日本に上陸したクーザ。
東日本大震災と見事にかぶった時期だったんですが、僕らも東京公演が終わるギリギリのところでなんとか観に行けた演目です。
これはめちゃくちゃカッコ良かった覚えがありますね~。
僕が観た移動公演の中では2番目に好きなヤツです。
まずクラウン(?)のクーザがすごく中世的でスタイリッシュでカッコ良かったのと・・・あとは演目が「これ、本当に移動公演???」ってなるぐらいド派手だったこと。
特に大車輪「Wheel of Death」はヤバかった・・・。
この動画の25分ぐらいのところから始まるヤツ。
これが、小さいサーカス小屋で観られるんだぜ・・・?
Koozaは記事執筆時点ではまだ演目が終了しておらず、もしかしたらアレグリアやサルティンバンコのように日本へ二度目の上陸がないとも言い切れないと思うので、その時にはまた是非観に行きたいところ!!!
(2021年はワシントンDCでやるみたい)
oVo (オーヴォ)
日本には2014年に来たOVO。
実はKoozaとOVOの間にはマイケル・ジャクソンの公演もあったんですが、期間が短かったことや、お金がなかったことが災いして行けず。
クーザ以来(実際は2011年末にZEDを観に行っているのでそれ以来)3年ぶりのシルクでした。
だいたいいつもなら2年間隔ぐらいだったので、「ちょっとあいたなぁ~」という印象で臨んだシルクは・・・なんともほのぼのした感じの演目でしたね~。
OVOという文字が虫の顔に見えるとおり、虫をテーマにしたショー。
・・・というぐらいしか記憶に残ってなかったり。。。
観る前はすごく楽しみにしていて、観た後にはすっごい幸福感というか脱力感に包まれる感じになるんですけどね~。
うーん・・・これを観てもあんまり思い出せない。
バグのおばちゃんだけはすっごい覚えてるんだけどw
ちなみにこの時の公演から東京公演がお台場開催に移ったのでした。
TOTEM (トーテム)
ここからはこのブログでも綴っております。
2016年はお台場にトーテムを観に行きました。
これは「移動公演の割に舞台装置が面白かった」と感じた覚えがありますね。
事前に「KAの演出家が作ったショー」というのを知っていましたが、知らなかったとしてもKAに通ずる部分を感じられたと思います。
そのへんの感想はこちら↓の記事に書いていると思うので、参考にしてみてくださいw
KURIOS (キュリオス)
そんでもって2018年のキュリオス。
これは・・・良かった。
シルク・ドゥ・ソレイユのファンだった人が作った作品ということもあって、全体を通して「ファンの気持ちわかってるな~!!」っていう印象がありましたね~。
この時の感想も↓こちらにて。
次の公演が楽しみなのじゃ・・・
さて・・・僕はいま、なかなか海外の公演を観に行くことができなくなってしまいまして、シルクに関しては日本での移動公演を2年毎に楽しみにしている状況です。
前回が2018年~2019年のキュリオスだったので、次は2020年だろうと思っていたのですが・・・一向にその情報が入ってこず、ちょっと「シューーーーン。。。」としています。
あれですかね、東京オリンピックがあったからそれどころじゃなかったのかしら。
新型コロナウィルスの騒ぎがある前からチケット発売とかの話もなかったですしねえ・・・。
TOTEMとKURIOSは息子の面倒を祖父母に見て貰ってる間に僕ら夫婦だけでこっそりデートしてきた・・・っていう感じだったんですが、そろそろ息子も観られるかなぁ??なんて楽しみにしてたり。
※ちなみにシルク側は子供を歓迎してくれてますが、すごい演目を見たときに大泣きしちゃうんじゃないかと心配w
余談ですが・・・
そうそう、本当に余談中の余談すぎてここで書くことではないんですが・・・2020年にも日本に上陸しているという「シルク・ドゥラ・シンフォニー」とか、2013年ぐらいにやってた「ルノア・ダーク・シルク」とかは”シルク”という名前を使っていますけど厳密にはシルク・ドゥ・ソレイユとは別物です。(だったと思います)
「元シルク・ドゥ・ソレイユの演者による公演」とかだったりするので、まぁ・・・偽物っていうわけじゃないんですけど、なんとなく「シルク」って名乗ってるせいか紛らわしさを感じる部分もありますよねw
ただ「シルク=Cirque」っていうのはそもそもサーカスを意味する言葉なので、別にその名称を使ってはいけないわけではなく。
日本のイベンターなんかも、あえて「シルク」と名乗らせることで「シルク・ドゥ・ソレイユみたいなの」っていう意識をさせてるのかなぁ・・・?なんて思ったり。
ハワイのCirque Hawaiiとか、グアムのサンドキャッスルでやってるサーカスショーも「元シルクの人が~」みたいなやつだったかと。
あとはあれだ、TDSでその昔やってたミスティック・リズムもそうだったかな?
こういうヤツも基本的には「すんごいサーカス」だと思いますので、シルクにハマった方は観てみるといいかもです。
2020/06/03