あなたは「いい人」か、それとも「だらしのない愛想のある人」か

今年の初めぐらいのことなのですが、結構ひどい飲食店に行ったんですよ。

メニュー表にある「盛り合わせ」をオーダーしたら、しれっと一品足りなかったり。
（しかも「おすすめ！」ってなってるヤツｗ）

普通のハイボールをオーダーしたのに「普通のヤツなかったから」とかいって勝手にプレミアムなのを持ってきたり。
（しかもオマケとかじゃなくてそのままプレミアムの価格で請求されたという）

挙句の果てには「クレカ決済はお代に10%上乗せします」とか言われたという。
・・・10%て！！！！

まぁ、そんな感じのお店だったんです。（他にももっとあったんだけど、、、）

で、それを友人に話すときに「でもね～、店主の方はいい人だったのよ」と、なぜか謎のフォローをしたんですねｗ
そしたら友人の返答が

いい人でもなんでもなくだらしのない愛想のある人じゃない？ｗ

って。

もうガツーンと来ましたね。
たしかにその通りだわ・・・。

僕らはなんとなくこの辺を曖昧にしてしまっているかもしれない。
そんなことを考えたというお話です。

その店主が「いい人」ではない理由

僕がその店主を「いい人」と判断したのは、要するに「ニコニコしていた」みたいなところに過ぎなかったんですね。

最初の盛り合わせの話の時も
「ごめんね～、今日ミスジが入ってこなかったのよ。他のヤツで嵩増ししておいたからね」って笑顔で言われたし。

ハイボールの時も「ごめんね～！今日は普通のウィスキーを切らしてて・・・」って。

なんか愛嬌のある感じで言われたから「それなら仕方ないのかなぁ」みたいに思っちゃったんですけども。
・・・アカンわな！！

ぜんぜん「いい人」ではないわ。

しれっと誤魔化して「ごめんね～」じゃないんですよ！

盛り合わせに乗せるべき商品が足りなかったのも、普通のウィスキーを切らしてたのも・・・百歩譲って許すとしましょう。

・・・や、本当はダメよ？
普通のウィスキーは店の前にあるスーパーで買えるよね？って思うし・・・。
ないならないでメニューブックに「SOLD」って書いたマスキングテープでもいいから貼っておけばいいんです。

わかります・・・面倒なんでしょ？

だったらせめて！！
オーダーした時に「すまん！今日はそれ切れてますねん」って言わないと。

しれっと誤魔化して「ごめんね～」じゃないんですよ！ｗ

本当に「いい人」なんだったら、商品を持ってくる前に「ごめんね」って言えるはずなんです。

余談ですがクレカ使用時の上乗せは規約違反です

ちなみにこれは「ごめんね～」ではなかったですが、クレカ利用時に10%上乗せされた件について。

これ・・・たしか加盟店にとっては規約違反となるはずなんですよね。
僕がクレカ会社にチクったらその店ではカード使えなくなっちゃうのかな。（カード会社的にも旨味がないだろうから「注意」とかで終わるだろうけど）

というかね・・・クレカの加盟店側の手数料なんて、今日び3～5%ぐらいのもんですよ。
それを10%も請求するなんて・・・なんていうか、もう、ちょっと「悪い」に足を踏み入れてますよねｗ

いやまぁ、これは強制ではなくて「嫌なら現金でどうぞ」って言われてたわけなのでクレカを使わなければ済む話ではあったのですが。

ニコニコしてなくても「いい人」と思えるのか否か

僕はその人がニコニコしていて愛想が良かったから、安易に「本当はいい人」みたいな判断を下してしまいましたが・・・それが間違いだったのです。

要は「ニコニコしてなくても同じように感じたのか？」というところが大切なんですよ。

だって・・・「あの人は不愛想だけどいい人だと思う」みたいなのもあるもんね。

もしニコニコしてなくて同じ対応だったら・・・うわ、もっとすごいイヤな気持ちになってたと思うわ。。。

己は「いい人」になれているのか？

で、ですよ！
途端に「自分は果たして『いい人』になれているのか、それとも『だらしのない愛想のある人』になっていやしまいか？」というところが気になってしまいました。

そもそも「いい人」の定義ってなんなんだろう？

なんとなく、「将来にわたって相手が得になれるような行動を取れる人」みたいな感じかなと思うのですが、どうでしょうか。

例えば友人が悪事に手を染めようとしていたとき。
ヘラヘラして見過ごせばその場は丸く収まるかもしれないけれど、その友人にとっては良くない将来が待っていそうですよね。

これをしてしまうのはやっぱり「だらしのない愛想のある人」なのかもしれない。

「いい人」だったら親身になって・・・一応しっかり止めるんじゃないかと思います。

・・・僕はどっちだろう。
本当に親しい友人なら止めるけれど、比較的どうでもいいぐらいの知人ならヘラヘラしてやり過ごしてしまうかもしれません。

「いい人」であることだけが正しいわけじゃないけれど

まぁ・・・「いい人」にならなければならないとか、「いい人」であることだけが正しいわけではないです。
そこはもう自分がどう生きたいか・・・ってところと直結する話だと思うので、自分で決めなければならないことでしょう。

でも少なくとも僕はこの話をしていて「だらしのない愛想のある人」になりたいとは思いませんでした。

やっぱ「いい人」になりたいなぁ。

おわりに

まっ・・・そんな話です。

ちなみにそこの店主さん、帰り際には「サービス」とか言って、個包装の「ピノ」をくれたんですよｗ

森永乳業 ピノチョコアソート 10ml×24粒×6個

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森永乳業

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うん、いいけど・・・。
それはサービスとしていいと思うんだけど、なーーーーんかやっぱり「ごまかし」のように感じちゃいますよね。

もしかしたら「いい人」と「だらしのない愛想ある人」の境目って、何かあった時に「誤魔化すか否か」というところで判別できるのかもしれないなぁ！
※正直者だから「いい人」か？と言われると、また難しいところではあるけども。