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【画像生成AI】そもそも上手な絵が描けたからってなんやねん

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      2023/10/31

画像生成AIが楽しすぎるんですけれども・・・絵師さんやカメラマンさんから問題視されています。

AIイラストの学習データは果たして著作権を侵害しているのか考えてみた

おそらくは脅威に感じているという部分が大きいのではないかと思うのですが、僕はこれねー・・・あんまり関係ないんじゃないか!?って意見です。

どれだけ画像生成AIが進化したとて、絵師さんやカメラマンさんの仕事が奪われることにはならないんじゃないかなって。

まぁ、そう結論付けるだけのデータはないんですけど。
データはないけど根拠はある!という感じでしてw

それが表題の「そもそも上手い絵が描けたからってなんやねん」なのです。

クライアントは上手な絵にお金を払うのか問題

「著作権云々」の話は前回(↑)書いたから置いといて・・・今回は絵師さんなど「絵をお仕事にされている方が稼げなくなるのかどうか?」ってところだけ着目して考えました。

そもそも「稼ぐ」、「稼げない」みたいな話だと、そこには必ず「クライアント」・・・つまりお金を支払う人というのが存在するわけですよ。
顔が見える相手がクライアントなら尚更わかることだとは思うんですが、クライアントは決して「上手な絵だからお金を払って買っている」ということではないよなぁーと。

ハンコ絵に価値はあるか?

たとえばなんですけど・・・たけしさんとかジミーちゃんとかの絵ってご存知でしょうか。
著名アーティストならバスキアとかもそうだと思うんですけど・・・ぶっちゃけ「こどもの落書きかよ!!」って思うじゃないですかw

評論家さんたちが「一筆ずつ、しっかり練られている」とか言ってるかもしれませんけど、「わかったわかったw」みたいなとこ、あるでしょ?

・・・え?僕がイジワルなだけ!?

でまぁ、その実際の工程がどうであるとか、絵が上手か否かという部分はさておき、やっぱりそれらのアートに「魅力」があるのは確かなんですよ。
なのでまず「上手か否か」と「魅力のあるなし」は別物ってことなのよね。

で!そのうえで!

たけしさんもジミーちゃんもバスキア氏も・・・ネームバリューがありますよね。
もしも、近所の知らないオジサンが、あれよりも上手な絵を持って来たって・・・誰も買わないでしょ。

つまり「何を描いたのか」よりも「誰が描いたのか」というのが評価軸になるわけですよ。
知らないオジサンが描いた上手な絵よりも、ビートたけしが描いた下手な絵の方が資産価値があるっていうのは・・・誰でもわかりますよね、、、

じゃあAIが描いた、Pixiv等に溢れてそうなハンコ絵・・・誰がお金を払ってまで買いたいと思うの???

贋作は本物を超えられないのだよ

これはねイラストだけじゃなくて・・・写真とかでもそうで。
いかに精巧にコピーした写真があったとしても、やっぱり本物の写真家が撮影したものっていうのは「ゴクリ。。。」って感じがあるでしょう?

もちろんその辺の区別が付かない人の方が大多数だとは思いますが、それまでしっかり写真家さんを評価していたクライアントであれば、その違いがわかると思うんです。

やっぱりこと「魅力」において、ニセモノは本物を超えられないですし。
そもそも自社の媒体等にニセモノなんて使いたくないでしょ。それまで本物を使ってきた人達なら尚更。

あるとすればコストカットが必要になってしまって「もう絵師や写真家は使えん・・・せや、無料でAIに画像生成してもらお」って状況が思い浮かぶかもしれませんが、、、なさそうな気がするんだよなぁ。
だって、そんなことしだしたら完全にそのクライアントも「落ち目」ってことじゃん。

そんな状況だったら、もはや画像生成AIがあるか否かに関係なく、契約が打ち切られることになるんじゃないですかねえ。

はっきりとした根拠があるわけじゃないですが、やっぱりそういうのって「絵師に発注する人は、もともと絵師に発注する人だった」というだけの話だと思うんです。
もともと絵師に発注しない人は、AIがなかったとしても発注してなかったのだ。

アウトプットに価値を持たせられるのは人間

結局のところ、何枚美しいAIイラストを生成したところで・・・そのアウトプット自体は何の価値も持たないんですよ。
それを元にどう売り込んでいくのか?どんな差別化ポイントがあるのか?というのが大切で、その価値を生み出せるのは人間ってことなのかなと。

AI界隈では「マスピ顔」とか言われるハンコ顔がめっちゃ流行ってますけど、同時に飽きられてもいて。

これってAI云々関係なしに、もともと「どこにでもありそうな絵」を描いていた人はいずれそうなっていく可能性があるってことを意味しているのかもなぁ~なんて思いました。

逆に!
Boothとか見てても個性が光りまくってる絵師さんとかは、もうその人にしか生み出せない価値というのを持っているわけで。
これはAIイラストが一般化しても陳腐化されないんじゃないかなぁ・・・と。

そういう意味でもAIっていうのはやっぱり「ツール」に過ぎないんじゃないですかね。
液タブとかと同じレベルにある道具というか。

世の奥さまがたには旦那さんがアイドルにハマることを許してあげて欲しい

↑アイドルと曲の関係性に似てるかもなぁ・・・。

おわりに

ワンピの尾田っちとかさぁ、手塚治虫先生なんかもよく「絵が下手」とか言われるんですよ。
「あれぐらいの絵ならおれでも描ける」とか。

たださぁ・・・その絵を見た時に「あ、尾田だ」とか「手塚だ」ってのがわかるってのはめちゃくちゃすごいことなんですよね。
じゃあPixiv等に投稿している絵師さんたちは強烈な個性を出せてんすか?と。

(冒頭で書いたとおり、それと著作権云々は別問題ですけども)

誰が見ても「あ、これはあの人の絵だ」って状態に持って行けていれば、AIに真似されようがなんだろうが売り上げには影響しないような気がするんですが・・・どうでしょうか。

後日追記

よくよく調べたら、AI絵師関連の話はそう単純なものでもないみたいですね・・・。
要は「話が通じない」って人がPixivなんかを荒らしてる感覚に近いみたいな、そういう問題もあるそうで。

これも「AIが悪い」とかそういう話ではないんだろうけど・・・難しいやね。

   

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      2023/10/31

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