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iPhone7はみんなが求めるAppleとティムが「すんごいよ(笑)」って思う点がズレているのかも。

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      2019/12/14

appleevent201609

9月7日の深夜(日本では8日)に、恒例のAppleのイベントがありました。

僕も調子こいて見始めたんですが、ティムが話すのは英語だわ、眠気がハンパないわで、結局宮本さんが出てきた直後ぐらいに落ちてしまいました。

さて、事前情報からティムが「今度のはすげーことになっから!」って言っていたのに対し、
世間的な盛り上がりがめちゃくちゃ低かったiPhone 7 / 7 Plus。

発表になって、僕的には「結局なんだかんだで欲しいやん!!」って思いました。

どうなんだろう?世間的にはやっぱり冷ややかなのかな?

もしそうなんだとしたら、「みんながAppleに求めていること」と「ティムが叶えたすげーこと」がやっぱりズレてたのかもしれない。
iPhone 7 / 7 Plusですげーことになった点を、そのあたりのことに交えてまとめてみました。

iPhone 7 / 7 Plusで変わった点

今回の発表を受けてスペック的に変わったのは、イヤホンジャックの廃止とホームボタンが感圧式になったこと。
そしてリークされたベンチマーク結果から、メモリが3GBに増えていることです。

イヤホンジャックの廃止とホームボタンの感圧式化は、iPhone自体をついに耐水・防塵仕様にするためにこうせざるを得なかったんだとか。

そして日本向けのモデルにはApple PayでモバイルSuicaが使えるという素晴らしい仕様も。

さらにはめちゃくちゃ美しいピアノブラックがカラーリング展開されるなど。

なんだろう。僕なんかはこれだけ見ても「すげえ!いけるやん!」って思っちゃうんだけど、
いったい何がみんなをそこまで不満にさせるんだろう・・・。

縁の下の力持ち的なアップデート

その答えは、「iPhone 6のマイナーアップデートじゃん」って思わせてしまったことじゃないかと考えられます。

おそらくAppleのファンではない一般のiPhoneユーザーからしたら、iPhoneが世の中にでてきた時のあの衝撃が未だに心に根付いているんじゃないかと思うんです。

つまり「Appleなら僕らが考えもしないようなすごいこと、やってくれるよね!?」みたいな。

だってみんながガラケーを使ってた当時。
「iPhoneに機種変更すると、ガラケーに比べてこんなことができなくなる」
みたいなリストを作ってたあのころ。
指で画面をヌルヌル動かせるiPhoneを見て、反対派だった人も含めてみんなが欲しくなっちゃったわけですよ。

「なんだこの未来的なデバイスは!!!」
って思ったはずです。

それが今やAndroidでもすごい高性能な機種が増えたおかげか、スマホ自体が画期的なアイテムじゃなくなっちゃたわけです。
「もうスマホでやれることはやりつくしたよね」って感じ。

そこへ来てのティムの「すごいよ(笑)」って発言を聞いたら、そりゃ「まだこれ以上できること、なんかあるんすか!アップルさん!!!」って期待が高まるのも仕方ないんじゃないかと。

そしてふたを開けてみたら
「じゃーん!!耐水・防塵、メモリも増えたよー!」
ってのじゃあ、「えっ」「えっ」ってなるわけですよ。

ギタリストとベーシスト的な。

男の子の7割ぐらいは大人になる過程で一度は「バンドをやりたい」って思いますよね。
なぜならモテると勘違いしているからなんですが・・・。

その時に、「ギター」か「ベース」かって選択肢が出てくるんですよ。
で、だいたいの男子はギターに流れます。

これがなぜかっていうと、バンドにおいてのギタリストって派手だからなんですね。
曲においても高音域なので目立ちますし。ギターソロとかあるし。
※RHCPのフリーみたいなベーシストもいるけどね!

で、初めてiPhoneが世の中に出回ったときの衝撃って、ギタリスト的な感じだと思うんですよ。
それに比べて今回のアイテムはベーシスト的な堅実さがあるというか。

ギターしか見えていないギタリストはベースの存在感に気づかないんですが、
アンサンブルが見えてきたギタリストはベースのすごさの虜になってしまいます。(主観です)

もしかしたらティムは、そっちなのかもしれないなと。

お客さんは素人

でも、こういう時に考えないといけないのは、「お客さんは素人」ということなんです。

野球で言えば、チームが勝つためにコツコツと安打を稼ぐいぶし銀のような人はすごいんだけれど、
素人であるお客さんはパカパカホームランを打ってくれる選手が観たいわけです。

そしてお客さん全体のうち8割ぐらいは素人なんですよね。

そう思ったら、多数決じゃないけれど、8割の素人を喜ばせるようなことをしないと、そりゃ盛り上がらないよな、と。
全打席バントで勝っても「なんかつまんなかったね」ってなるわけなんです。

スティーブ・ジョブズという人は、そういったところへのアピールが上手だったんじゃないかなと思いました。

何はともあれ、玄人向けのマイナーアップデート的な新作だったと感じています。

Suica対応はすごい

さて、僕は今回の新作でのモバイルSuica対応はすごいなと思っています。

どうもこのところ、いろんな製品の発表で日本がのけ者にされている感がハンパなかった(Newsアプリの対応遅れなど)ので、まさかの「日本限定モデル」的な立ち位置のSuica対応は嬉しかったです。

モバイルSuica自体は、もう10年近く使っていませんが、当時とても便利だったのを覚えています。
電車の中でケータイで一生懸命ネット接続してチャージしてました。

いま僕は電車に乗って通勤するという状況にないので必要ありませんが、
他にもFelicaに対応しているなど、本当にiPhoneひとつ持って出かければ事足りるようになったわけです。

日本びいきはなんだったのか

Suicaだけでなく、任天堂の方が登壇し、マリオのアプリがでそうな話をされていました。
ええー、ここへきてマリオかよ!すごいな!とみんながみんな思ったことでしょう。

特に例の「アベマリオ」があってすぐのことだし、既視感ハンパなかったんじゃないでしょうか。

もしかしたら中国人の日本での爆買いが終わったように、iPhoneに対しても伸び悩むことが懸念されて「中国じゃなくて日本じゃね!?」ってなったのかもしれないですね。

望むところだよ!浪費してやんよ!

おわりに

というわけで、勝手に主観でiPhone 7について書かせていただきました。

まー、なんだろう。
とにかく、「盛り上がりに欠ける」とか「売り上げが下がってる」とか言われるiPhoneですが、
まだまだ僕には「iPhoneマジック」が適用される感じです。

スペックがどうとか、機能がどうとかじゃなくて「単純に欲しいかどうか」なんですよね、結局は買い物って。
そういう意味ではまだiPhoneは「単純に欲しい」と思えるアイテムだったということでした。

追記

ティムが「すんごいよ(笑)」って言ってたのってiPhoneじゃなくてiOSだったかな・・・?
ちょっと記憶が混ざっててわかんなくなってます。

 

   

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      2019/12/14

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