これが四皇の実力・・・!今までにないほどの絶望を感じるワンピース87巻感想
2023/08/08
数か月に一度のお楽しみ!
今月はワンピ新刊(87巻)の発売がある月でした。
いつもながら前回読了時には「ううう、また3ヵ月も待つのか・・・」と思っていましたが、気づいたらもう11月になってました。
年のせいか最近は1日1日がとても短いです。悲しいなぁ。
でもまぁ、すぐにワンピの続きが読めるということは嬉しいですけどね!
・・・といいつつ、次の2月?がもう待ちきれないですが。。。
さて、87巻のお話は暗殺に失敗したビッグマムからの逃亡劇でした。
結果的に87巻だけでは逃亡できず、四皇であるビッグマム海賊団の強大さを再認識することになりました。
これ、過去最大級の敵ですよね。
なんかクロコダイルやエネルに感じたのとはまた違った絶望感があります。
そんな絶望の中にもちょっとした希望みたいなのがあったりして、ビッグマム編・・・やっぱり面白いです。
ただちょっと今巻は進みが遅かったかな・・・。できればするっと脱出して欲しかったですね~。
といったわけで、以下若干のネタバレを含むダラダラとした感想です。
ワンピース87巻の感想
87巻を読んで感じたことなどをダラダラと綴ります。順不同です。
四皇の本気
87巻で一番印象に残っているのは「ビッグマム海賊団、やっぱりやべえ・・・」ってことですね。
強さが圧倒的過ぎます・・・。
四皇ってくくりにされてるからには、シャンクスたちもこれに匹敵するってこと・・・?
何の迷いもなく山賊を銃で撃ち殺してたあの頃が懐かしいですよ。
麦わら、ファイアタンク、ジェルマ(あとタイヨウ)の連合軍で立ち向かっても到底勝てる気がしません。
ビッグマムが「カイドウ・・・!?あれはお前らにゃ倒せねェし・・・」と言っているあたりからして、カイドウもそれなりの実力ってことですもんね。
もう2年の修行がどうこう、仲間がどうこう以前にケタが違いすぎますよこれ。
今後の展開としてはどうなるんでしょうね。
もう5~6年修行をするのか、それとも白髭ぐらいの大海賊団を作るのか・・・。
キャベツたちが束になったぐらいで四皇に勝てるとは思えませんし。
うーん、楽しみ。
ジェルマの恩返し
今巻にてついにサンジの父であるジャッジの心にも少しだけ人間の心が見えました。
本人たちは「出来損ないに借りは作らない」という理由で、助けられた恩を返す・・・つまりケジメをつけただけということみたいですが、その出来損ないに「もう近づかない」という約束を交わしたあたり、しっかりとサンジを一人の人間として、または自分の子供として認めたということなのかなと。
そして自分たちがハメられたと知った時も笑っていた他の兄弟たちも、やや感情が芽生えているかのような描写が見受けられました。
最初にやられたレイジュに「弱い奴が悪い」と言い放ったイチジは一見冷たくも見えますが、任務遂行のためには自分たちがやるべきことをやる・・・つまり結果的にサンジたちを助けるために最善の行動をとっているというようにも考えられます。
(感情じゃなくて、任務を全うするという行為に素直だっただけかもですが)
そんなジェルマもホールケーキ城の崩壊に乗じて逃げ出したようですが、すでにビッグマムの追手が来ているようなんですよね。
そもそもここで逃げられたとしても、ここまでの確執が出来てしまったビッグマム海賊団から完全に逃げることはできないはず・・・。
そうなるとビッグマム海賊団の崩壊が必須なわけで、それを麦わらの一味に託すしかない形になるのかな。
彼らの行く末もかなり気になります。
バイバイシーザー
散々クズ呼ばわりされていたシーザーも今巻で退場となりました。
しかも見事心臓を取り戻してドロンしたようですね。
憎めないキャラのように描かれていましたが、まぁクズに違いはないので・・・今後はもう絡んでこないで欲しいですねw
でもベガパンク関連でまた絶対出てくるよなぁ・・・。
ファーザーの男気
初登場時には「なんだこのイロモンキャラは!!!」と誰もが思った(はずの)ベッジでしたが、今巻ではかなり男気溢れる感じに描かれていて、むちゃくちゃカッコ良かったです。
特に自分の妻子だけでなく部下たちをしっかり守ろうとする姿勢はまさにギャングたちのファーザーといった感じ。
なんとなく麦わら一味とは慣れあってしまったのは、やっぱりルフィの魅力なんですかね。
最終局面ではローと同様にファーザーもまた連合軍として戦ってくれることが期待されます。
そしてファーザーの妻であるシフォンもなかなかの男気でしたね。
まさしくあれこそ極道の妻・・・といった感じでカッコ良かったな~。
プリンちゃんの改心
案の定というか、なんというか、プリンちゃんが改心してくれて本当に良かったですw
ただ、サンジにベタ惚れという設定はハンコックとかぶっちゃって少しキャラが弱い印象も。
それでも彼女には不幸になって欲しくないですよね~。
気になるのは彼女の今後ですね。
ビッグマム海賊団が崩壊すれば、麦わら一味と行動を共にして共闘していってくれる可能性もありますが、そうでなければ想いを寄せる相手とは敵という立ち位置になるわけで・・・。
その状態でビッグマムの元を離れるとも思えないし・・・うーん、可哀そうな展開にならないことを祈ります。
ビッグマムやカタクリなどの幹部が敗れて、次期ビッグマム海賊団の船長となり、麦わらの傘下になる・・・みたいなのが胸熱展開。
サンジの信頼と一味の脆さ
僕が今巻を読んで「いいなぁこういうの・・・」と思った描写の一つに、サンジが一味に信頼を寄せているシーンがあります。
プリンちゃん、シフォンと共にケーキを作りに飛び立ったサンジが、カタクリたちに襲撃されているチョッパーたちを目撃するシーンです。
ここでサンジが「あいつらの心配はいらねェ!」と、自分の任務を全うしようとするわけですね。
これは仲間を信頼していなかったら出てこない発言だったよなぁ、と。
ただ!
結局チョッパーもブルックもやられちゃうわけですよ。
Mr.3にやられたときのような、「もうすぐで死ぬ」っていう状況に置かれるわけです。
さらに言えば、その前段階で、ホールケーキ城からの脱出の際も無謀に飛び出したサンジとルフィですが・・・結局はうまく行きませんでした。
どっちもほぼ”運”によって危機を切り抜けている状態っていう。
もちろんローグタウンから続く「ルフィが運すらも味方につけている」という描写なのかもしれませんが・・・あまりにも一味が脆いなと感じずにはいられませんでしたね・・・。
せっかく2年の修行をしてきても、せっかく仲間を信頼していても、ちょっとしたほころびから全滅がありうるんだなと思わせられました。
・・・主人公だからね。全滅はしないんだけども。
ルフィが勝てる気がしない・・・
そしてそして、船長でありながらも常に体を張り続けるルフィが、今巻の最後でも単身鏡の世界に乗り込んで、カタクリとの決着を付けようとするのですが・・・これ全く勝てる気がしないですw
なんなの、シャーロット一家マジで強すぎなんだけど・・・。
ビッグマムの子供ってだけでそんなに強く生まれるモンなの・・・?
もう数秒先の未来が見えるのどうの言うレベルじゃなく強くて・・・これで勝っちゃったらどうしてもウソ臭くなっちゃいそう・・・。
どう勝たせていくのか(逃がすのか)、見ものですね~。
おわりに
というわけで、ワンピ87巻の感想でした。
またしてもダラダラ書かせて頂きました。
ワンピースは毎回新刊を読むと「前の巻どんなだったっけ・・・」ってなりますねw
それだけ話がまとまってない複雑で濃密ってことなんだと思います。
それが400円そこそこで楽しめるんだから本当にありがたいです。
ほんと、ジャンプって小学生の時に読んでた雑誌なんですけど、漫画自体は大人の趣味になり得ますよね。
つーかワンピは確実に大人向け漫画だよなぁ・・・小学生が本当に楽しみに見てるのかなぁ・・・?
などなど考えながら、次巻を首を長くして待ってます。(たぶん、2月)
2023/08/08
Comment
カイドウはそれなりどころか作中でタイマン勝負なら最強と明言されてます
2016年に発行されたワンピース新聞の作者インタビューでも
「カイドウが強過ぎてルフィが勝つ方法が思い浮かばないんですよ。
ただ単に強い攻撃をしたから勝ちましたじゃ読者が納得しないでしょうし…」
と尾田先生が言うほどカイドウの強さはずば抜けてるようです
おそらく個人の実力ならマムよりもカイドウが上だと思われます
ジンガさん
コメントありがとうございます!
>カイドウが強過ぎてルフィが勝つ方法が思い浮かばないんですよ。
これ、すごいですね~。
作者がわからないんじゃ読者もわからないわけだ・・・w
その昔、ドラえもんであった「オシシ仮面」の話を思い出しました。
>おそらく個人の実力ならマムよりもカイドウが上だと思われます
空島から落ちても死なないですもんね・・・。
リンリンはホールケーキ城から落ちそうになっただけでベッジが喜んでたぐらいだし。
うーん・・・本当にどうするんだろう四皇は。。。