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臓器移植にかかる費用寄付の是非について

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幾度となく「〇〇ちゃんの命を救うために臓器移植費用の寄付を」という呼びかけを目にすることがあると思います。

なんとなくテレビやらメディアの印象で「臓器移植はとても高額」という感覚がありますよね。
実際に数億円規模の費用がかかるとのことで・・・寄付にでも頼らない限りは一般人には無理な選択肢なんだろうなと。

で、僕はやっぱり「それで助かる命があるなら」と寄付したいと思うのですが・・・そこにもやっぱり是非があるようです。

今日はちょっとそこらへんのお話をするザマス。

臓器移植寄付に否定的な意見

僕が確認した限りでの否定的な意見には以下のようなものがありました。

  • 寄付のまえに自分の全財産を差し出せ
  • 臓器移植は助かる命が増えるわけではない

どちらの意見もYouTubeでひろゆきさんが語っていたもの(切り抜き)を見ての抜粋なのですがw

まず前者は、たしか世田谷かどこかに一軒家を持っているという人が、4~5億の移植費用の寄付を募っており・・・「待て待て・・・」というものでした。
まぁ、たしかに世田谷に家があるなら、それを手放せば移植費用分ぐらいのお金になりそうな気はしますよね。(実際にどうかはわからんけど)

後者がなかなか難しい問題で・・・。
現役の医師の方の意見も見たのですが、たしかに「助かる命が増えるわけじゃない」らしいのです。

枠を買うのに多額のお金が必要なんだって

たとえば心臓移植の場合・・・日本では基本的に「すぐに手術をしなければならない」というような状態になって初めてアメリカでの移植リストに追加してもらうことになるそうで。

でも当然、アメリカにはより多くの「移植待ち」の患者さんがいるわけですよ。
そしてこれまた当然、移植にはドナーが必要なわけですから・・・限られた”使える臓器”というパイを多くの患者で取り合う形になってしまう、と。

前述のとおり、日本の移植希望患者さんは自分の順番を待っている余裕がないため・・・その順番を繰り上げてもらう必要があるわけですね。
その際、「優先枠を買う」のに必要なのが数億円というお金なのだとか。
(日本人はお金を持ってるからふっかけられてる、なんて話もありましたが、、、)

まぁ、お金の話はさておき・・・そういう状態なので、僕らが寄付した誰それちゃんが移植手術で助かるという背景には、順番が後回しになってしまった患者さんがいるということなのだそうです。

これが「助かる命が増えるわけじゃない」ということなんですよね。

それでも僕は寄付したったらええやんと思う

それでもね・・・やっぱり自分に寄付できる余裕があるのなら、その呼び掛けには応えてあげたいと思うのは自然なことかなと。
※経済的に難しい時に無理をする必要はないけれど。

だってね、「世田谷の一軒家売ればいいじゃん」っていうのも、まぁもちろんそりゃそうなんだけど・・・なんていうか「それとこれとは別」って感じじゃないですか。

例えば「寄付して頂いたお金でマスタング買いました~」ってなったら「話が違うやんけ!!」って思いますけどもw
「自分のとこの子供の命を救うか、今の生活を捨てるかどっちか選べ」みたいなのは・・・やっぱりなんだかおかしいかなと。

・・・ちょっとこれは僕の主観なので、うまく説明できませんが。。。

「助かる命が増えるわけじゃない」っていうのも・・・おっしゃるとおり。
これはもう人道的にすごく難しい話だとは思うんです。

でもね・・・やっぱり身近な人から助けたいって思うのはあたりまえの感情なんじゃないかな?って。(こっちも主観だけどw)

究極の選択だよな

んーと・・・本当に変なたとえ話になりますけども。

もし「あなたの息子か遠い国の全然知らない人、どちらか1人しか助かりません。どっち生かします?」って言われたら、やっぱ僕だったら「自分の子ォ!!!」って選択しちゃうと思うんですよ。

これは地球上の人間同士と考えるから難しいかもしれませんけど、じゃあもし「おたくの飼い犬を生かす代わりに、遥か遠くの星に住む名も知らない宇宙人が1人死にます」って言われたら??

犬畜生と人間(宇宙人)っていうレベルで比べても、やっぱり「うちの犬を生かしてください」って思いません・・・?
(その宇宙人にも家族や友人、いるんやで?)

なんかそれに似ているというか・・・。
同じ日本で暮らす仲間が臓器移植の費用に困っていると訴えてきたら「どうにか優先的に生かしてやってくれぃ!!」って思ってしまうかなぁ。。。

おわりに

まぁ、、、あちらを立てればこちらが立たずと申しましょうか。
自分が世界をフラットな目線で観る事ができて「世田谷の金持ちを助けるぐらいならアメリカで待機している子が助かる方が良い」と思えるのなら特に寄付しなくてもいいのかなぁ・・・というような話だとは思ってます。

本当はもっと日本でも臓器移植への理解が深まって、技術の向上やドナー数が増えてくれたらいいんでしょうけどね。

最後に・・・もし、自分ちのお子、または奥様、旦那様が数億円規模の手術が必要となってしまった時、どうします??
僕だったら・・・クラファンでも何でも頼って助けたいかなぁ、、、(たとえ資産を手放すことになったとしても)

   

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