「逃げる」という選択は大切だけれど、決して簡単ではない
2022/05/25
なんか定期的に投下してる内容ですが、今回もお目汚しスンマセン。
僕は子供の頃から、嫌なことがあると結構すぐにそこから逃げちゃうタイプでした。
もちろん、歯を食いしばって頑張ったこともいくつもありますよ!?
だけど、どうしてもやりたくないことを強制されるのは小さなクツを履くぐらいイヤで。
たとえば小学生の頃に所属していた少年野球チームは1年ちょっとで辞めましたし。
大学受験も途中でイヤになって一回辞めましたし。
仕事もどうしても気に食わない取引先の人がいて、ある区切りのところで辞めちゃいましたし。
傍から見れば「えー、ダメダメじゃん!」って思うかもしれないけれど・・・僕にとっては間違った選択だったとも言えないんですよね。
逃げるは恥だけど役に立つわけよ。
というのも・・・
「逃げる」や「諦める」と言う選択肢が取れるかどうかでストレスの抱え方は大分変わってくると思う
必ず期待に応えなきゃ…とか考えて追い込み出す前にまず自身を大切にするべきなんだと、一通りの言い訳で無理矢理自分を納得させておこう
— ごま (@gomasamune) February 27, 2022
↑そう、こういうことなの。
自分が生きるうえで何が大切か?って考えたときに、やっぱり一番大切なのは「自分」なんですよ。
なんでかっていうと、自分を大切にできない人は他人も大切にできないからなのね。
もっと具体的に説明するなら・・・病気で死にかけの人から「あなたのことをずっと守るから」とか言われても「いや、無理じゃん」ってなるでしょ?現実問題として。「あなたの方が先に死ぬじゃん」って。
なので鬼滅の刃で天元パイセンが言ってた
俺は派手にハッキリと命の順序を決めている
まずお前ら三人
次に堅気の人間たちそして俺だ
っていうのもあの世界(鬼がいる世界)ではなかなか矛盾していて・・・「お前の命がなかったらその三人守れへんやんけーーー!!」とツッコミたいところなのであります。
※まぁ、これは「お前らのためならおれの命なんて惜しくねえ」っていう意味なんですけどね。あと天元パイセンめちゃくちゃカッコいいよね、、、
閑話休題。
つまるところ、自分が派手にストレスを抱えているような状態で、本当に他者の期待に応えられるのか??っていうところがキモだと思ってまして。
僕が思うに、仕事でもなんでも「ノリノリである」という状態がやっぱりベストなんじゃないかと。
嫌々やるぐらいなら、ある程度の区切りで逃げちゃってもいいんじゃないのかなと。
ただ・・・世の中にはそれが「できない」という人もいるんですよ!!
前振り長くなったけど、今日はそういう話!!
安易に「逃げればいいじゃん」と言わないで
僕の周りには結構そういうタイプの人がいまして。
もうすごいストレスを抱えつつ、職場でもうまいように搾取されてたりすんのに、そこから脱せなかったりするんですよ。
ブラック企業に延々勤めあげちゃう人とかがそうなんですよね。
僕らから見ると「え、なんでそんな職場続けてんの?」とか「正当な報酬や休みを会社に請求しなよ」って感じなんですけど、「そうは言うけど、できないのよ、、、」って。
まぁ、それこそ「言うは易し、行うは難し」だというのはわかります。
「逃げちゃえ」っていうのは簡単だけど、いざ自分の立場になるとね・・・なかなかできないものなんです。
でも僕は「できちゃう」側の人間だったので、やっぱり「逃げればいいじゃん」って言っちゃってたんですよね・・・。
逃げるのも才能やで
そんなある日、逃げられない辛い環境にある友人から「あんたはそう言うけど、逃げるっていうのも才能だからね」と言われてしまったのです。
ガツーン。
そうかぁ・・・!
その辺の話は↓こちらの記事でも書きました。
そう、結局はね「できる」サイドの人間はできる前提でしか理解しようとしませんのでね。
ドラマも好調な「ミステリと言う勿れ」でも
自分に苦手なものがあると認識している教師は、生徒にも苦手なものがあると理解できる。
自分ができることは人もできると信じている教師は多くを取りこぼすことになる。
というセリフがあってハッとさせられました。
僕なんかは息子にも些細な事で「どうしてそれができないんだ!?」と問い詰めてしまうことがあるんですが、息子から返ってくる答えは「ぼくにもできない理由がわからない」というものだったりして。
なるほど、この子が「できない」という理由は「できないから」なのかもしれないと考えた次第であります。
もしも宙に浮くことができる新人類が爆誕したとして、その人たちに「どうして君は浮けないの?」って言われても、「わからん」と答える以外の選択肢があるだろうか!?(いや、ない)
できる側の「できる」がまたプレッシャーになることも
で、さらに言うと、逃げる事ができる僕らから「逃げればいい」って言われることも、また彼らのストレスになってしまうことがあるわけですよ。
僕は心理カウンセラーでもなんでもないので正解はわかりませんが・・・正論で「こうすべき」みたいなのを言うのは得策じゃない気がします。
そこは「やっぱり逃げることって難しいの?」っていうような寄り添い方がいいんですかね?
とにかく、なんでもかんでも誰にでも「できないって言うのは甘えだ!!」みたいなのばかり押し付けるのが正しいわけではないんだろうなと。
※もちろん人には役割の違いというのもあるので、無理矢理にでもリーダーシップを取らなければならない立場の人というのもまた必要なのだけれども。
おわりに
なのでまぁ、そういう人がいるというのもわかってあげて欲しいなーというお話でした。
「わかってあげる」とかいうと上から目線になっちゃいますかね・・・どっちかっていうと「理解したいよな?」みたいなニュアンスです。
ただね、逃げることができないっていうのを「根が真面目だ」とか「責任感がある」っていうことに無闇に変換するのもウンコだと思ってて。
それとこれとはまた別であるということも強調しておきたいです。
本当に真面目だったり責任感があるなら、ストレス溜めすぎて途中で飛ぶようなことってしないはずですからね、、、
(いままで何人「連絡がつかなくなったままフェードアウト」という同僚をみてきたことか、、、)
僕は真面目で責任感があるから、自分が逃げられるタイミングでスッと辞めるのよ!
あ、こりゃたしかに才能だな!!
2022/05/25