僕が6年間継続したコストコ会員を退会しようと思ったワケ
2019/12/14
僕は2009年にコストコホールセールの会員となりました。
※事業の関係上、ビジネスメンバー会員です。
あの独特の雰囲気や商品ラインナップ、価格などが楽しくてついつい毎年継続してしまっています。
コストコって、正直言ってテレビとかで騒がれているほど「むちゃくちゃお得じゃん!」みたいなことはないんですよ。
※その辺りについては以前の記事に書いているので参考にしてみてください。
それでもコストコに通い続けてしまう理由は「なんとなく楽しい」という部分にあったんだと思います。
そんな僕が今回、「もう更新するの辞めようかな・・・」と思うようなことがありました。
半分ただの愚痴みたいな感じになってしまいますが、果たして本当にコストコは楽しいのか?継続する意味はあるのか?
そういったところを考えるヒントになれば幸いです。
※追記:2018年現在・・・いまだに会員継続中ですw
Contents
僕がコストコを退会してもいいかなと思った理由
以下、僕がコストコを退会しようかと思った経緯です。
端的に言うと、「なんとなく楽しい」というのが「楽しくなくなってしまった」ということになります。
ことの発端はメールマガジン
コストコでは定期的にメールマガジン(メール版のDM)が送られてくる「メール会員」があるのをご存知でしょうか。
メールマガジンで送られてくるのはイベント情報だったり、新商品のお知らせだったり、ビジネス会員向けの仕入れサポート情報など。
僕も便利なのでメール会員に登録し、毎週これが届くのを楽しみにしています。
そんなメールマガジンで、先日こんな案内が送られてきました。
「The Costco Connection Winter 2015発行のお知らせ」
The Costco Connectionというのは会員向けの会報誌のようなもので、普段は年に数回、レジでの会計時に渡して貰えるものでした。
それをわざわざメールマガジンで「会報誌を渡すから、買い物しにきてねー」って言ってくれたわけなんですよ。
このメールを見て、僕は単純に「よーし!特に欲しいものもないけど買い物に行こう!」となり、店舗へ赴くことになりました。
・・・コストコの見事な集客戦略にまんまとひっかかったのですw
貰えなかったThe Costco Connection
店舗に行ってみるも、案の定欲しいものはなく・・・でもせっかく来たんだからと、生活用品を少しだけカートに入れてレジへ向かいました。
無事にお会計を済ませ、「さてフードコートで何かおやつでも買って帰ろうかな・・・」と思っていた時、僕は気づいたのです。
・・・会報誌を貰えていなかった事に!!
ぶっちゃけ今回の目的って、会報誌を貰いにいくような物だったわけですよ。
これが貰えなかったのなら来た意味がありませんw
一応、僕の勘違いだったかもしれないと思い(日付とか)、メールを再確認するも間違いありませんでした。
そこで近くにいたスタッフさんに事情を説明すると、「再度レジの列に並ぶように」とのこと。
おそらくは会員カードをレジに通して、そのうえで会報誌を渡さないとならないとか・・・そういう理由があったんでしょう。
僕は仕方なくもう一度列に並ぶことに。
・・・と、そこまでは良かったんです。
問題は僕の順番が来た時に起こりました。
なんか悪いことをした気分に・・・
レジの担当の方に例の会報誌を貰い忘れた旨を伝えたところ、その方はなぜか僕の後ろに並んでいた人たちを他の列に移動させました。
そしてサービスカウンターの方(?)に向かって「コネクションのみ!!!」と大声で叫んだのです。
・・・これが、なんだかクッソ恥ずかしかったw
いやいや、僕、一応買い物もしてますからね!?
コネクションのみじゃなくて、さっき貰い忘れただけっていうか・・・あなたがくれなかったんだよね!?
今は冷静に考えられるから「いや、買い物もしましたけどwww」って言えば良かったって思いますが、その時は一瞬のことで呆気に取られてしまい、立ちすくんだまま何も言えませんでした。
他のお客さんにしてみたら「おいおい・・・あの会報誌貰うためだけに並んだヤツがいるぜ・・・。そのために俺ら違う列に並び直させられたのかよ・・・」って思われたに違いありません。
うん、間違ってないんだけど、なんか悔しい。
僕が悪かったのかこれ・・・。
要らなかったThe Costco Connection
そんな想いをしてまで貰った会報誌がこちら。(どーん)
家に帰ってからゆっくりと内容を見てみたんですが・・・よくよく読んで見たら僕にとっては全然必要のないものでした。
もしかしたら悔しい想いをしたから余計にそう思ったのかもしれませんが、「クッソ・・・こんなものを貰うためにおれは・・・おれは・・・!」って気持ちになったものです。
こういうのって、あればあったで見ちゃうし、貰えるならそれはそれで嬉しいんですが、なければないでも困らないんですよね。本来ならば。
それを見事にメルマガで釣られてしまい、嫌な思いをして帰ってきた・・・というのはなんだか寂しくなってしまいました。
で、この寂しさが「コストコ退会」への考えを生むキッカケとなったのです。
「なんとなく楽しい」が崩れてしまった
会報誌が貰えなかったことや、恥ずかしかったことは単なるトリガーでしかありません。
僕はこれをきっかけに、コストコについてなんだか冷静に考えるようになってしまったんだと思います。
「そういえば、コストコのスタッフさんっていつも優しくないよな」
とか
「レジもなんだか効率悪いよな。すげー並んでるし」
とか。
コストコの良さって僕の中では「ほどよいリアルなアメリカ感」だったんですよ。
だから、たとえスタッフさんの対応が悪かったとしても、レジが効率的じゃなかったとしても、「うおぉー・・・なんかアメリカっぽいww」とか言って喜んでたんです。
でも一つ決定的に嫌なことがあったおかげで、こういった「なんとなく楽しい」と思っていたようなことが「これって実は苦痛なんじゃないだろうか」と思うようになってしまったんですね。
そう思うと今度は「あんなことを楽しいと感じていた自分」をとてもバカバカしく感じるようになってしまったわけです。
「積み重ねた信頼はたった一つの不信感で崩れてしまう」というような言葉があります。
どれだけ信頼していた相手だったとしても、一つ怪しい点が見えるだけで不審に思えてしまうということ。
今回の件はそれに似ているのかなと思いました。
アイドルを追っかけていた人が急に冷める瞬間、みたいな感じかもしれませんね。
これが「僕が6年間継続したコストコ会員を退会しようと思ったワケ」です。
コストコの魅力的な部分が、コストコのネックとなっている可能性
長々と愚痴のようになってしまいましたが、本題はここからw
やっぱりコストコの魅力はそういった「素っ気なさ」とかに現れていると思うんですよ。
もしコストコの接客がすごくすごく”日本的”だったなら、やっぱりもっと魅力はなかったと思いますし。
コストコはあれだからコストコなんだ!と今でも感じているわけです。
だって「倉庫」ですからね、あれ。
倉庫に接客のクオリティを求めるなんておかしな話ですから。
イメージとしては「倉庫に置いてある大量の食品を、そこそこ安い値段でさばいてくれる」という感じで、 そこに僕らは群がっているわけです。
それを理解しなければいけない。
ただね・・・。
問題なのは、「素っ気なく対応するスタッフがアメリカ人ではなく、アメリカかぶれの日本人」ってことw
※店舗によってはそうでない場合もありますが。
アメリカ人がアメリカライクに対応してくれるのはなんとなく嬉しいけれど、それが日本人とか中国人などアジア人になるだけで急に不快感を感じる・・・という経験があるのは僕だけではないと思います。
これはもう日本に生まれ育った人間の病気みたいなものでしょう。
たとえばハワイでコンビニの店員さんに小銭を投げ返されても「うはwwアメリカっぺーw」ってなるけど、日本のコンビニで同じことをされたら「なんか感じ悪っ・・・」ってなりますよね。
コストコって、アメリカからそのまま持ってきたようなサービスなのが魅力でありながらも、逆にジャパナイズされてなさすぎる部分がネックでもある・・・みたいな感じなのかもしれません。
※実際にはそんなことないんだろうけど。
おわりに
とりあえず来年の4月までは会員の期間が続くので、
そこまでは何度となく通う事になると思います。
その間にまた「うおおー!更新してえ!」ってなる事を期待したいところw
もし「コストコってどうなのかな・・・」と思っている方がいたら、「なぜ続けているんだろう?」ということを冷静に考えてみたらいいかもしれません。
補足
THE COSTCO CONNECTIONは公式サイトから見られるっぽい?ですね。
公式サイト上に「THE COSTCO CONNECTION ONLINE」っていうリンクがありました。
ただ、僕の環境からは見られなかったので、なんとも言えないところですが・・・。
というか、もしオンラインで見られるなら別に店舗行く必要なかったよなぁ。