「明日の朝まで起きていよう」と言われた時の子供の反応に親が考えさせられたこと！

我が家では妻が夜に働きに出てくれている関係上、週に5日は僕が子供の寝かしつけをしています。
もう2歳の頃からずっとなので僕も息子も慣れたもんなのですが、たまに息子がYoutubeを見ていたりして寝ようとしない時があるのです。

そこで先日ふと「面倒臭いな・・・」と感じてしまいまして、息子に

「今日、もう寝ないってどう？明日の朝まで起きてようよ。」

と冗談のつもりで言ってみることにしました。
僕としては当然、それでちょっと焦って「ね、ねるよ！！」となることを期待していたのですが・・・それを聞いた息子の返答は

「ついに！？」

だったのです！！！（笑）

子供に倣ってワクワクしようじゃない！

「ついにこの日が来たかー」と繰り返す息子。
おそらく彼の中では「憧れていた、明日の朝まで起きていられる日が来た！」という感じだったんでしょうね。

そう、僕ら大人にしてみたら「徹夜」なんて何度も体験してきていることだし、ハッキリ言って面白くもなんともなければ、ただ体がツライだけなので、「できるだけやりたくないこと」に分類されるわけですよ。

なんだったら僕、小学生の頃に夏休みの宿題が終わらなくて徹夜して、始業式の校長先生のお話の最中にぶっ倒れた経験がありますからね。
あんな経験、二度と御免なわけでございます。

大人の尺で測ってはいけない

でも息子にしてみたらそんな経験はまだ一度もしたことがないため、「未知」なんですよ。

いったい夜中ってどうなってるんだろう？
みんなが寝た後ってどんな感じなんだろう？？

というのがわからないわけです。

もちろん大人から「こういうものだ」という説明は受けると思います。
それでも、言葉で説明されただけでは抑えられないほどの好奇心が心を埋め尽くしているわけなんですね。

大人は自分が体験しているからそれを「つまらないものだ」と言うでしょう。
でもそれは大人の尺で測っているだけで、子供にしてみたらそれが「本当につまらないのか？実はおもしろいんじゃないか？？」というものだったりするのです。

僕らはつまらない人間になっていないか？

さて、大人の僕らは「つまらない人間」になっていないでしょうか。
あなたは子供の時のように、未だに好奇心をもってワクワクし続けられているでしょうか。

いろいろな節目において、自分の経験をもとに「これはつまらなさそう」といって選択をしてしまうことがあると思います。
でも実はチャレンジすることで見えてくる新しいものというのが、大人になってもあると思うのです。

現に先日、70代後半にさしかかろうという義母（妻の母）が、たまたま購入した「フィナンシェ」を食べて「フィナンシェが美味しいということをはじめて知った」と言っていました。
それまでは「フィナンシェは美味しくない」という思い込みで、決して手を付けようとしなかったのだとか。

そう思ったら、僕らはいつからでも、いつまでもワクワクすることができるのではないか！？なんて人生に希望を持てそうな気がするのです。

おわり。