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「レスポールが欲しい病」再燃…安いギターブランドを調べてみた

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      2021/01/04

レスポールが欲しい!!

いやー・・・やってまいりました。
何年かに一度、急に再燃するというあの病気・・・G・A・Sアタック(※)が!!!

※Gear(Guitar) Acquisition Syndrome・・・つまり「ギター買わないと気が済まない症候群」のこと。

ほんと、なんなのこれ・・・。
ある日突然「レスポールが・・・それもHB(ハニーバースト)のヤツが欲しいんや、、、」と思ったが最後、もう寝ても覚めてもレスポールを探しまくっておりますです。

んでまぁ、買えないわけですよ。ギブソンなんて。
そこで・・・なんとか安いHBを納品することで心を落ち着けないものかと思い、5万円以下ぐらいで買えるレスポールを調べてみました。

ブランド一覧

以下、順不同(というかめちゃくちゃ)ですが、僕が調べたHBレスポール(スタンダード)の一覧です。

なるべく現行品、または入手が比較的簡単なものに絞ってあります。

PLAYTECH (プレイテック)

サウンドハウスのオリジナルブランド「プレイテック」のレスポールタイプ、LP400。
[参考]サウンドハウス

価格は・・・なんと脅威の定価14,800円+税(記事執筆時点)っていうね、、、

奥さん、レスポールは1万円強で買える時代になりました。。。

気になるスペック (LP400)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 なし
ネック素材
指板素材 ローズウッド
ジョイント ボルトオン
ボディ素材 ホワイトウッド
ピックアップ (たぶん)サウンドハウスオリジナル

ボディが建築のDIYなんかにも使われるホワイトウッド(軽くてサクサク切れるw)ということで若干の不安はありますが、なんだかんだ値段の割に評判良いんすよねプレテクレスポ。

レスポールなのにボルトオンってところも何気に気になるし・・・(ジャパンヴィンテージとかビザールとかでこういうのよくあった気がする)
ちょっと欲しいなぁ。

PhotoGenic(フォトジェニック)

近年の激安ギターの代名詞、PhotoGenic。
キョーリツ・コーポレーションが生み出した廉価ブランド・・・との情報を得ましたが、記事執筆時点では公式サイトからも「なかったもの」にされてるっぽいです。

ブランドが終了したのかな?

初期の頃は「Photogenic by Maison」となっていたこともあるそうで、Maisonといえばサクラ楽器が展開する廉価ブランドで別名SELDER・・・みたいな泥沼にハマっていけそうなアイテムですね。
・・・まぁOEMっつーか、中華あたりの安いギターのロゴだけ変えて、、、みたいなアイテムだと思います。

価格は2万円前後ってとこ。
※記事執筆時点でAmazonで販売されていたLP-260というモデルは23,500円でした。

気になるスペック (LP-260)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 なし
ネック素材 ナトー
指板素材 ローズウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材
ピックアップ フォトジェニックオリジナル

ヤフオク!とかで「安っ!」ってレスポール見つけるとだいたいフォトジェニックかMaisonなんすよね。
きっと最初の一本としてお試しで買った人が手放してるんだろうなと予想!

※手放すってことはそれなりにアレなのかな!

K-GARAGE (ケーガレージ)

キクタニミュージックのオリジナルブランド、K-GARAGE。
一時期フォトジェニックなんかと一緒に廉価アイテムとして扱われてたイメージがあります。「ケガレ」とか言われてたような。

記事執筆時点では「生産完了品」となっていましたが、公式サイトにてレスポールモデルKLP-320の詳細が見られました。
実売価格が24,000円くらい・・・ってところだと思います。

気になるスペック (KLP-320)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 Lost Pearl
ネック素材 メイプル
指板素材 ローズウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材 バスウッド
ピックアップ (たぶん)キクタニオリジナル

くぅ~・・・!
ヘッドの金文字で「Les Paul」と書いてあるところが「Lost Pearl(失った真珠)」なの、たまんねえ~・・・!

Maison (メイソン)

サクラ楽器(楽天ショップが公式サイト)のオリジナル?ブランド、Maison。
気になってサクラ楽器の会社概要を見ると・・・アッー!

「株式会社キョーリツコーポレーション」の文字が。

なるほど・・・これでPhotogenic by Maisonの謎も解けたようなものですなw
もしかしたらPhotogenicブランドのうち、フェンダー様ギターにはSELDERを、ギブソン系にはMaisonを・・・っていう住み分けをしたのかも?

レスポールモデルは記事執筆時点だとLP-28(スタンダード)とLP-38(カスタム)があるみたいです。
きっと28の方は定価28,000円想定なんでしょうね~。(楽天での実売は18,640円税込でした)

気になるスペック (LP-28)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 なし
ネック素材 ナトー
指板素材
ジョイント セットネック
ボディ素材
ピックアップ (たぶん)Maisonオリジナル

ちなみにSELDERのストラトモデルは楽天で1番売れているギターらしいんですが、それもそのはず。
入門機のST-16は送料込みで11,100円税込で20色近い展開がありますからね。

・・・プレイテックのST250の方が全然安いしカラー展開もめちゃくちゃにあるけどもw

Maestro by GIBSON (マエストロ・バイ・ギブソン)

イシバシ楽器がギブソンUSAと提携して生み出した脅威の廉価レスポール、Maestro by Gibson。
※イシバシ楽器は輸入代理店なだけ、という説も。

公式サイトの文言を見るに

ギブソンとイシバシ楽器がタッグを組み、本家ギブソンから継承したヘッド・デザインで この価格のレス・ポールが実現。

とか

ハムバッカー・ピックアップを搭載し、コントロールの仕組みはギブソン・レス・ポールと同じ!

とか書いてあるので、ギブソン的にはとりあえず名前とヘッド形状の使用許可だけ貸した・・・って感じですかね。
※Epiphoneへのあてつけですな。

でも調べてみたら「ギブソン直系」「本物のレスポールと同じ形状(サイズ)」とのことで、これは格安ながら正規に「レスポール」と呼べる代物なのかも。

気になるスペック
ヘッド形状 ギブソン
ヘッドの文字 なし
ネック素材 メイプル
指板素材
ジョイント ボルトオン
ボディ素材 メイプルトップ、ポプラバック
ピックアップ

って、ボルトオンやないかーーーーい!!
ポジションインレイもドットだし・・・どこが本物レスポールやねん、と。
※スタジオはドットインレイだったけれども

残念ながらMaestro by Gibsonの新規取り扱いは記事執筆時点では終了しており、中古市場で探すしかなさそうです。
元値が元値だけに、1万円前後で取り引きされてる模様。やすっ・・・。

※後日追記:Maestroはエフェクターなどでご存知の方も多い、あのマエストロだそうです。
元々はサドルのないSingle Cutaway Carvetopというモデルで展開されていたものに、ブリッジやピックガードを追加してよりレスポールスタンダードらしく仕上げてイシバシ楽器さんが輸入した・・・って感じですかね~。

Epiphone (エピフォン)

本家ギブソン直系の安価なレスポールと言えば、誰もが知ってるEpiphone!

Maestro by Gibsonが登場するまでは「Gibson以外でレスポールモデルを名乗れるのはエピフォンだけ」でした。
そのため、当時の”ギブソン買えないけど本物欲しいキッズ”たちはこぞってエピフォンを買っていた印象があります。

僕がまさにそうだったんですけれどもw

年代によって日本製だったり韓国製だったり中国製だったりするので「エピフォンだからどう」と一口にくくることはできず、さらにいうとその中でもグレードが分かれていたりして、価格や材質なんかも「これ!」とは決め打ちできない感じ。

とりあえず記事執筆時点で新品販売されていたHeritageシリーズ(定価68,000円、実売5万円程度)のスペックは以下のとおり。

気になるスペック (Heritage)
ヘッド形状 チンコヘッド
ヘッドの文字 Les Paul
ネック素材 マホガニー
指板素材 ローレル
ジョイント セットネック
ボディ素材 メイプルトップ、マホガニーバック
ピックアップ アルニコPro

なんといってもEpiphoneのレスポールはですね、チンコヘッドの呪縛から逃れられないという難点があるのであります。
Maestroと違って、そこそこ出来が良かったEpiphoneはギブソンヘッドの許可を貰えなかったんでしょうね・・・。

他所のコピーモデルは余裕であの形状を使ってるので、これは「直系ゆえの問題点」といった感じでしょうか。

それにより、Epiphoneギターを手に入れたなんちゃってギタリストたちは日々「どうにかギブソンヘッド化できないものか」ということを考え出し、「せや!リペアマンにオーダーしてギブヘッドにしてもらお!」みたいな、本家ギブソンの中古品にでも手を出した方が安かったんじゃないかという沼へ陥るのであります。。。
(どうせPUも交換する運命にあるしね、、、)

Blitz by AriaPro II (ブリッツ・バイ・アリアプロツー)

Photo by Aria

国産メーカー「アリア」の廉価帯ギターにつけられたブランド名が「Britz by AriaPro II」です。
以前は「LEGEND」というブランドでもレスポールが展開されていましたが、今ではフェンダー系がLEGEND、ギブソン系がBritzと分けられた模様。

記事執筆時点ではBLP-450というモデルが市販されていました。
定価はおそらく45,000円想定だと思いますが、実売価格は2万円強といったところ。

気になるスペック (BLP-450)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 Leopard
ネック素材 ナトー
指板素材 テックウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材 メイプルラミネーション、ナトーバック
ピックアップ (たぶん)ブリッツオリジナル

レオパード・・・!

サウンドハウスでのレビューを見ると重量3.2kg程度とレスポールにしては軽めだそう。(ナトー、やるな・・・)
・・・なかなか良さげかも。

Bacchus (バッカス)

Photo by Bacchus

株式会社ディバイザーのブランド「Bacchus」。
バッカスにはハンドメイドの国産高品位ギターも用意されていますが、僕が注目しているのは廉価帯(海外生産)のモデル「Bacchus Universe」です。

記事執筆時点ではフレイムトップのBLP-FMH-Rというモデルが定価55,000円で展開されていました。
同価格帯のバールポプラトップのものが3万円台で販売されているので、実売価格はそれぐらいでしょうか。

気になるスペック (BLP-FMH-R)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 Live Road
ネック素材 マホガニー
指板素材 ローズウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材 マホガニー
ピックアップ バッカスオリジナル

オールマホというところが一つの特筆ポイントですかね~?

個人的にはペグがクローム製というところがちょこっと悩んじゃうポイントですが、逆に嬉しい人もいるのでは。

BURNY (バーニー)

フェルナンデスのギブソン系アイテムにつけられたブランド「Burny」。
レスポールはRLGシリーズとして設定されていて、記事執筆時点で公式サイトで確認できるのは定価6万円のRLG-60です。

RLG-55ってのも載ってたけど、これは5万5千円だったのかな?

個人的には2008年前後に売られていたバーニーのキルトフレイム・レモンドロップが忘れられないのよね、、、
あれ、今探しても全然出てこないってことは、所有した人が手放したくない一品ってことなのかしら・・・。

⇒後日追記:過去のメモを見返したら、僕が欲しかったのはバーニーじゃなくてエドワーズのヤツでしたわ、、、記憶って曖昧なもんやね。

気になるスペック (RLG-60)
ヘッド形状 ギブソン
ヘッドの文字 Super Grade
ネック素材 マホガニー
指板素材 ローレル
ジョイント セットネック
ボディ素材 メープルトップ、マホガニーバック
ピックアップ フェルナンデスオリジナル

Les Paulに似せたヘッドの金文字、Luper Pradeって書いてあるのかと思って調べてみたところ・・・そんな言葉は存在せずw
どうやら「Super Grade」を「LP」風に書いたってことみたい。

本当に各社いろいろ考えるなぁw

BUSKER’S (バスカーズ)

Photo by 島村楽器

島村楽器のエントリークラス・オリジナルブランド「BUSKER’S」。
しまむーにはCoolZやHistoryと言ったオリジナルブランドもありますが、その弟分(で中国製)ってとこ。

記事執筆時点ではBLS300というレスポールモデルがありました。
実売価格は25,800円(税込)だそうです。

気になるスペック (BLS300)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 なし
ネック素材 バスウッド
指板素材 エンジニアリングウッド
ジョイント ボルトオン
ボディ素材 バスウッドトップ、ボローニャバック
ピックアップ (たぶん)島村オリジナル

指板がエンジニアリングウッドってところが気になりますね~。

おそらくは軽量化を図ってバスウッドを採用しているっぽいですが、それがどこまでサウンドに影響するのか!?(みたいなのはプロが考えればいい話!)

Tokai (東海楽器)

Photo by 東海楽器

国産レスポールの最高峰と言わしめた東海楽器のレスポールモデル「Love Rock」シリーズ。

・・・と、言っても、品質が高いのは「LS~」で始まるクオリティのシリーズで、そちらは10万円台からとなっています。
僕が気になっているのは「ALS~」で始まる廉価モデル。

記事執筆時点で公式サイトに掲載されていたのは中国産のALS68で、定価74,800円、実売価格6万円程度のものでした。

気になるスペック (ALS68)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 Love Rock
ネック素材 メイプル
指板素材 カーボナイズド・ジャトバウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材 メイプルトップ、マホガニーバック
ピックアップ (たぶん)トーカイオリジナル

販売店によってはボディがバスウッドとなっているところもあったのですが、公式サイトではメイプル+マホとなっていました。

ちょっと前にはもっと廉価なボルトオンのレスポールもあったようで・・・これは中古市場だと2~3万円程度で購入できる模様。
うむむ・・・気になるきになる・・・きになるおもちゃ。

GrassRoots (グラスルーツ)

Photo by ESP

ESPのエントリークラス、GrassRootsもレスポールモデルを出しています。

なんとなくグラスルーツって、もうちょっと変形ギターというか・・・ちょっと尖ったイメージがあったんですが、こういうトラディッショナルなヤツもやってるんですね。

記事執筆時点ではG-L-60Sというモデルが展開されており、定価6万円、実売5万円弱といったところでした。

気になるスペック (G-L-60S)
ヘッド形状 ギブソン風
ヘッドの文字 Limited
ネック素材 マホガニー
指板素材 ローズウッド
ジョイント セットネック
ボディ素材 メイプルトップ、マホガニーバック
ピックアップ (たぶん)ESPオリジナル

このモデルなんですけど、同じ型番のヤツでピックアップが「ダンカンデザイン」ってなってるヤツがあるんですよ。
もしかしたら全部がそれなのかもしれないけど、要はセイモア・ダンカンがGrassRoots用にプロデュースしたピックアップってことで・・・個人的にはかなり気になりまくりんぐであります。

中古品だと1万円そこそこで出てる場合もあるんだよなぁ、、、

ヤフオク!とかメルカリだと「ESPギター」として紹介されてたりして、詳細を開いてみたらGrassRootsだった・・・なんてことも多々あり腹が立っております。

その他

ほかにも生産終了モデルの中古品なんかを探したらまだまだありますね。

たとえば国産ギターのグレコとかフジゲン、ヤマハの過去モデルなんてのは超有名だし、エントリー機でもfresher、barclayあたりは価格の割に品質が良いって聞くし、、、
あとはTomsonでしょ、Brightonでしょ、Bill’ Brothersでしょ、Westminster(Greco)でしょ、Gallan(fresher)でしょ、Juno(fresher)でしょ・・・。

あ、忘れちゃいけないOrville by Gibsonもね・・・。
あれってグレコなんだったっけ??(ど忘れ)

くぅー・・・色々あって悩むぜぃ。。。

(もちろん・・・本当はGibsonモノホンが欲しいよ!)

追記

Jaguard、GIG、、、(めもめも)

おわりに

というわけで・・・急遽欲しくなってしまったレスポール・スタンダードのブランドまとめでした。

もうね、僕の個人的な判断なんですけど、「音が良い」のどうの、みたいなのは要らないんです。
そもそも音が良いかどうか?っていうのは主観ですし・・・。

ただ、商品として出来が悪いヤツ(たとえばポールピースに弦が乗ってないみたいなの)は嫌かなぁ・・・。
チューナー(ペグ)が効かないとかね。

ちなみにこの欲しいという熱を妻に伝えたところ、最初は「ダメ~~~~~~!!!!」という反応でしたが、しぶしぶ「2万円ぐらいなら買ってもええで」と許可を頂きまして、、、

「2万円以内、綺麗な木目、ハニーバースト、なるべくトーカイかグラスルーツ」みたいな条件で探しまくっておりますです。

追記

買うてもた。。。(2万はオーバーしてもーた)

身元不明のTokai Love Rockを購入(たぶんMade in KoreaのALS42)

   

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      2021/01/04

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