桃電か桃鉄か?という論争を観た30代中盤オッサンの見解
2019/12/14
Exciteのコネタ記事でこんな投稿を見つけました。
ゲーム「桃太郎電鉄」の略称は「桃電」? 「初めて聞いた」とツッコミ相次ぐ
1980年代前半に生まれてる人なら余裕で「桃鉄」ですよね?
違うのかな。
記事の元になったのはこちらの投稿。
職場のババアが桃太郎電鉄のことを「桃電」って略してたから「え、桃鉄ですよねw」とツッコんだら論争に発展して職場内調査を行った結果、桃電派の方が多くて「桃鉄なんて略してるからねくま君モテないんだよ」という結論で終了したんでお家帰ります
— ねくま (@nekuma221) 2016年3月15日
モテないの関係ねぇーwwww
桃電か桃鉄かの分かれ目は「桃伝」から入ったか否か
桃電と略してたらモテるのかどうかは別として、
桃鉄が初めて発売された1988年にも、僕の周りでは同様の論争がありました。
クラス内のスクールカースト高めの集団はこぞって「桃電」と言っていたのに対し、
もっと純粋にファミコンを愛していた少数の人たちが「桃鉄」と言っていました。
で、なんで「桃鉄」なのかというと、
その前年に発売されていた「桃太郎伝説」というめちゃくちゃ面白かったRPGが「桃伝」・・つまり「ももでん」と呼ばれていたから。
当時は小学生ながらに「ももでんって言ったらどっちかわかんなくなるじゃん!!」って言うのが桃鉄派の主張だったわけです。
というか、桃太郎伝説のキャラがすごろくやってるのが桃鉄ですからね。
親みたいな存在の桃伝を食っちゃいけないわけですよ、桃鉄が。
カセットには「桃鉄」って書いてあった
で、どうやらこの論争の一つの答えとしては、当時の公式である「ファミコンカセット」にデカデカと「桃鉄」って書いてある事から、「公式としては桃鉄」ってことでOKみたいですね。
実は僕も子供の頃、極初期は桃電って言ってたんですが、
ファミコン好きな友人に正されてからはずっと「桃鉄」派。
当時「桃電」って言っていた人も、次第に「桃鉄」になってたんじゃないかなぁ・・と思います。
桃太郎伝説から入っていない人は、「桃伝」が頭にないから「桃電」の方がしっくりきますよね、たぶん。
略称問題ってむずかしい
エキサイトの記事には「ファイナルファンタジー」についても言及されていましたが、
これもたしかに僕ら小学生の間で派閥がありましたね。
多くの人は「ファイファン」。
前後の言葉の頭を取る、というのがやりやすいのはわかります。
桃電もそうだし、キムタクとか、イエモンとかもそうだし。
極少数が「ファルファン」。
なんで「ル」を取ったのかは謎w
で、やっぱりファミコンをこよなく愛していたヤツらが「FF(エフエフ)」でした。
そしてこれが定着しましたね。
なぜかドラゴンクエストは「DQ(ディーキュー)」って書く人はいてもみんな「ドラクエ」って言ってたなぁ。
マキシマム・ザ・ホルモンも「マキホル」って言ってたらもぐり、みたいな話もありますね。
※ファンは「ホルモン」って言うとかだった気がする
おわりに
というわけで、公式ないし30代中盤以降の人からしたら「桃鉄」ですね。
どっちでもいいけどね。
ちなみに先日アメトーーク!の「桃太郎電鉄芸人」を観た時に思ったけれど、
さくまさんばかり注目されてて、ボンビーの元キャラ「えのん」が全然紹介されなかったのはなかなか悲しかったという人も30代中盤以降ですよね!
※えのんって社長さんなんだ・・知らなかった
あと、桃鉄の生みの親のさくまあきらさんは、昔ドラゴンボールの鳥山明先生との共著で「ヘタッピマンガ研究所」という漫画の描き方バイブルを書かれてました。
僕は小学生の頃の夢が漫画家だったので穴のあくほど読んだ覚えがあります。
2019/12/14