カタクリへの勝機が見えた?プリンちゃんお幸せに!ワンピース88巻感想
2023/08/08
数か月に一度のお楽しみ!
今月はワンピ新刊(88巻)の発売がある月でした。
前回が11月だったので・・・なんと4ヵ月も開いたんですね・・・。
そりゃ長かったわけだ!!
・・・毎日が過ぎるのはすごく早いのに、次のワンピが出るのは遅いっていうのは何なんでしょうね!?なんか矛盾してますよね。
まぁ、そんなことはどうだっていいんです。
今回のお話は、主にルフィとカタクリとの戦いと、サンジとプリンちゃんによるケーキ作り・・・という二本軸で展開されていました。
結論からいうと、まだホールケーキアイランドからの脱出もままならず、ビッグマムの暴走も止まらず・・・前巻に引き続き牛歩的な1巻・・・といった感じです。
あまり目ぼしい進展もなかったので・・・4ヵ月待ってこれというのはすごく消化不良でした。。。
ただまぁ、あまりに強大な敵であるビッグマム編なのを考えても、そう簡単に終わらせるわけにもいかないでしょうし・・・こういう巻が挟まれるのも仕方ないのかなと思っています。
といったわけで、今回も以下若干のネタバレを含むダラダラとした感想を自己満で書かせて頂きました。
ワンピース88巻の感想
88巻を読んで感じたことなどをダラダラと綴ります。順不同です。
カタクリへの勝機が見えてきた
今巻でもルフィとカタクリの決着はつかず、次巻への持ち越しとなりました。
ただ、ルフィが戦いのさなかで勝機を見出したのが進展でしたね。
カタクリへの攻撃は「効かない」のではなく、鍛え抜かれた見聞色の覇気による「先読みでかわされている」ものだったことと、見聞色は冷静でないと使えないということ。
ルフィはさすが喧嘩番長というか・・・戦いの中でこうやって頭を使っていけるタイプだったんですね~。
今後の展開に置いて、カタクリの冷静さを欠けさせる何かがあれば・・・ルフィの攻撃もたちまち当たるようになるんでしょう。
そうなればあとはいつも通り。ルフィのワンパンで敵が戦意喪失パターンかと思われますw
問題はその「冷静さを欠く」という状況をどう作り上げるか・・・ですね。
ルフィはあまり卑怯な手を使うとも思えないですし・・・。
例のおやつタイムがうまく絡んでくるのかなぁ。
ビッグマムもシムシムホイップでいちころ?
もう一つの柱だったのはサンジくんとプリンちゃん、そしてシフォンによるウェディングケーキ作りでした。
こっちはもうほぼ完成していて、あとはビッグマム本人に食べさせるだけ・・・という状態まで来ていますね。
気になるのはぶっ倒れるほど美味しい甘味の「シムシムホイップ」。
どんなもんか食べてみたいところです。
特に甘党とも思えないベッジでさえ「死ぬほど美味い」と言っていたし、何やら幸福感で催眠状態に近くなってしまうとなると・・・超絶甘党のビッグマムの口に入った時にどうなるのか・・・期待しない方が無理ってなもんですねw
ただ・・・途中でペロスペローが言っていた通り、ベッジの船が運んできてしまったせいで、もうそんなケーキは安心して食べられない状態なんですよ。
なのでいくらビッグマムが理性を失っていたとしても・・・そのケーキに手を出すかは難しいところ。
まぁ、あとはたとえ食べたとしても、そしてそれが超絶美味しかったとしても・・・ビッグマムほどの海賊がそれで倒れるとか、屈服するというような流れにはならないような気もします。
そもそも・・・ここまで両者が激しくぶつかったあとで「ケーキが美味しかったから水に流そう」って流れには絶対にならないし・・・。
サンジは無理矢理にでもビッグマムの口にケーキを突っ込むとは思うけど、これがどういうアイテムとして活躍をするのかはわかりませんね!非常に楽しみ。
プリンちゃんに幸せな未来が欲しい
88巻ではサンジの発言や行動一つひとつに反応してしまうプリンちゃんが描かれていました。
もう、しつこいくらいにw
まぁ、普通に考えたらサンジの言ってることややってることってむちゃくちゃカッコいいんですよ。
紳士的だし。女好きだし。
むしろ、今までそれとしっかり向き合った人物がいなかったのが不思議なぐらい。
ビビちゃんあたりは堕とされてもよかっただろうに。
プリンちゃんがこのまま麦わらの一味に入るということはないと思うので・・・ビッグマム編が終わったとしても(崩壊していなければ)ホールケーキアイランドに留まる可能性が高いわけですよ。
そうなった時に彼女が幸せになれるのかどうか・・・。
恋する乙女には幸せになって欲しいですからね~。
ジンベエは操舵手だった
今回、ナミの発言によりジンベエの麦わらの一味での役割が「操舵手」に決まりました!
麦わらの一味って、なんか小さい会社みたいなんですよね。
大きい会社なら「操舵チーム」みたいな感じで替えがきくんだけど、彼らの場合はそれができない少数精鋭っていう。
だからこそ一人一人に求められる能力が必然的に高くなっちゃうわけで・・・フランキーが来る前のウソップみたいな「何でも屋」が存在しないと成り立たないっていう状況は仕方なかったんだろうなと。
海を知り尽くしたジンベエが操舵手になることで、今後はナミの負担が軽くなるのかな。
タマゴとぺコムズが一番マムファミリーっぽい
実は今回の88巻で、ビッグマム編を読んでいて僕が感じていた違和感?みたいなのに気づかされました。
それは登場人物(特にビッグマムサイドの)に魅力がない・・・ということです。
カタクリもダイフクもペロキャンも強いんだけど・・・なんかグッと来ないんですよ。
で、なぜかと思ったら、ビッグマムの子供だからかもしれないけれど、「人間味がない」ということなのかなと。
逆にタマゴ男爵(・・・今は名前違うんだっけ・・・?)とぺコムズは今巻でもすごく人間味あふれるキャラに描かれていた気がします。
人間味・・・というか、ワンピの世界の海賊たちに蔓延する「任侠っぽさ」ですかね~。
まぁ、あれか。
組織の幹部と末端では役割も振る舞いも全然違う・・・みたいな感じなのかな。
パウンドが哀れすぎる
今巻でなんだか可哀想だったのは、ローラとシフォンの父であるパウンド。
実の娘であるシフォンにすら「誰・・・?」と気づいてもらえないという。
生まれてすぐに引き離されちゃったから仕方ないんでしょうけどね。
ていうか、ビッグマムはなぜこの男との間に子供が欲しかったのか・・・すっごい謎。
それでも生まれた時と変わらない顔のシフォンを見て、自分の娘だと確信し、文字通り命を賭して助けたのは熱かったです。
まぁワンピなので・・・たぶん生きてると信じたいですが。
・・・でもなぁ・・・最近結構普通に死ぬんだよなぁ。
死ぬとか殺せとかが多かったなぁ
それと関連して・・・今回の巻ではなんとなく「死ぬ」とか「殺す」とか言った表現が多かったんじゃないかと思いました。
たしか尾田っちって、そういうの書いておばあちゃんに何やら言われて、それ以降は気を付けてたんじゃなかったっけ・・・?w
そうは言っても海賊同士の抗争なわけだし・・・そりゃそういう発言が出るのは全然仕方ないと思うんですけどね。
漫画家さんっていろいろ大変ですよね。
完璧な人間はつまらない?
あともう一つ、ちょっとしたイチャモンみたいになっちゃいますが・・・
SBSで尾田っちが「完璧な人間ってつまらない」みたいなことを書いていたんですよ。
これ、カタクリにも愛すべき欠点があったことの対比として書いた何気ない一文だと思うんですが・・・なんか尾田っちが否定的な表現をするのって珍しいなと思いました。
完璧な人間っているのかはわかりませんが、いたとしても並大抵の努力でそうなっているわけじゃないだろうし・・・つまらないと一刀両断してしまうのはなんか気になりましたね。
それにしても確かにカタクリの「穴までうましドーナツ」には笑わせられましたw
本当にドーナツが好きなんだなぁ・・・直後の技もモチからドーナツになっちゃってたし・・・。
一気に「絶望的な強敵」から「愛すべき敵キャラ」になれたんじゃないでしょうか。
ビッグマム編は「持ち越し」なのかなぁ?
さて、88巻を読み終えた全体的な感想ですが・・・これ、ビッグマム編って本当に今回の流れだけで完結するんですかね?
なんか同じぐらいの強敵感があったドフラミンゴ編に比べて、まだまだ収束しないような感じがありますし・・・一旦持ち越しなのかな?なんて気もしました。
ゾロたちも合流していないわけだし・・・。
いつものルフィ×ボス級、他クルー×幹部という構図にもならないし。
そもそもカタクリとの戦いには勝利するであろうルフィが、あそこまで満身創痍の状態でビッグマムと戦えるんだろうか・・・。
やっぱりサンジくんのケーキのおかげで一時休戦になるのかなぁ。
でもでもこの戦いを一回休んじゃって、当人たちも尾田っちも読者も”一度失った熱”をまた取り戻せるんですかね?
そういうことを考えちゃうと、いろんな意味でこの先の展開が気になる巻だったとも言えますね。
おわりに
というわけで、ワンピ88巻の感想でした。
誰が読んでくれているかはわかりませんが、いつもながらダラダラしていて申し訳ありません。
それにしても次はまた3ヵ月先の6月ですかね~?
子供の頃はジャンプコミックスって2ヵ月に1回出てた気がするんですけどね。
待ち遠しいなぁ・・・。
2023/08/08