恩返しは「したい」と思うだけでもう完了しているのかも。

先日ラジオで「トイレの神様」を聴いていまして。

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歌詞によると、小さい頃におばあちゃんと親子のように暮らしてきた歌い手さん。

大人になるにつれておばあちゃんから離れてしまい、最期のお別れをしたあとで

恩返しもしてないのに

と思い返す、そんなシーンがあるのですよ。

わかるなぁ・・・。
僕もなんだかんだ父親には何の感謝も伝えられないまま死に別れてしまったし。
母親にも特に面と向かって「育ててくれてありがとう」と伝えたことすらないし。

おそらくは「恩返し、できないままだったなぁ」と悔やんだまま僕も死にゆくのだと思います。

・・・ただ！！

なんていうか、恩返しなんて必要ないんですよ。うん。
自分が親になってみて、そういう風に思うようになりました。

恩返しなんてしなくてええねん

僕はですね、自分の子供にはどうせなら人生を楽しんでほしいと思ってます。

せっかく日本なんていう平和で自由な国に生まれてきたわけだしね。
生まれてきたからには楽しまないと損でしょ！って。

んで、親としてはその責任というか、ある程度のサポートはしてやるべきだろうなと思ってるわけですよ。

もちろん我が家の経済事情ではフルサポートは無理だとは思いますが・・・それでもやれるだけ協力してあげたいなと。

でも、これって僕ら親が勝手に「そうしたい」と思っているだけであって、特に何か見返りを求めて・・・とかっていうわけじゃないんですよね。

そりゃ「今の生活があたりまえ」だなんて思って欲しくはないけれど・・・だからって「育ててくれた恩を返さなければ」なんて思って欲しくもないわけですｗ

恩返ししたい、という気持ちは嬉しい

でも、僕がそうであったように、自分が大人になって親になって・・・初めて「親の愛」みたいなのを知った時に、

「おとん、おかんに何か恩返ししたいなぁ」

なんて息子が思ってくれたのであれば！
それはそれで嬉しいですし、なんかその気持ちがもうすでに恩返しなんちゃうか？？と。

親たるもの、その瞬間に報われるようなものなのではあるまいか！？

「恩返ししたい」なんて言葉にしなくても、その気持ちは普段の言動からも伝わると思いますしね。

なので・・・恩返しなんて「したい」という気持ちだけで十分なんですよ。たぶんきっと。

おわりに

もちろん自分がスッキリするためにする恩返しってのもあると思うんです。

「恩返ししたいなぁ・・・」という気持ちを抱えたまま恩人に会えなくなってしまったら、やっぱりモヤモヤするでしょうしね。

だからまぁ、恩返ししたいと思ったらするに越したことはないのでしょう。

でも、そうじゃなかったとしてもたぶん大丈夫なんやで、と。
そんな感じのお話でした。おしまい。

追記

ただまぁー、僕がそう思うってだけで・・・中には「あいつは恩を返さねえ・・・」つって怒ってる人もいるかもしれないのでね、そのへんはよく見極めるように！

それから僕は我が愛犬に対して「こんにゃろう・・・全く恩義を感じてないな！！」と憤る日々なのであります。