トラックボールは本当に2日で慣れるのか?ロジクールのM570tで人生初のトラックボール体験!
2020/02/06
人生初のトラックボールが我が家にやってきました!
思えば今から16年前・・・当時の職場での先輩が「みんな敬遠するけど、こっちの方がマウスよりも絶対に便利だから!!」と力説されていた時からずっと気になっていたアイテムです。
気になっていながらもマウス歴の方が圧倒的に長いため、なかなか乗り換えることができませんでした。
今回、ちょっとワケあって「試してみよう!」という想いが強くなり、安価に導入できるトラックボールを入手するに至りました。
もう何年も前に発売されたアイテムみたいですが、ロングセラーみたいですね。
今回入手したのはロジクールのM570tというトラックボールです。
これからトラックボールを試そうという方なら必ず候補にあがるアイテムだと思うので、以下に書くレビューがそういった方の参考になれば幸いです。
ロジクール M570tのレビュー
トラックボールは、マウスの代わりとして使えるパソコン用のポインティングデバイスです。
といっても双方の歴史を知ると、実はトラックボールの方がマウスより10年以上もパイセンなんだとか。
ッチィィーーーッス!!
マウスはデスクの上を転がすように使うのに対し、トラックボールは不気味に設置されているボールを手のひらないし指で転がすことで画面上のポインターを動かす・・・という仕様になっています。
そのため、「平らじゃない場所でも使える」「狭い場所でも使える」「手首が腱鞘炎にならない」などのメリットがあるのです。
なぜマウスから乗り換えたのか
僕はそれまでBUFFALOのBSMRW21という無線マウスを使っていました。
これがまた1,000円ぐらいで買えるくせに、なかなか優秀なヤツだったんですよ。
サイズについては賛否両論あると思いますが、僕にとってはすごく丁度良い感じに小さくて・・・卓上でも特に使い心地で困ることはありませんでした。
一日(本当に24時間フルに)デスクに向かっていたとしても腱鞘炎になんてならなかったし。
・・・24時間はさすがにウソだけど。
ただ!
購入してから約1年間使っていたのですが、1点だけ困ったことがあったんです。
それは「マウスの左クリックでブラウザの『戻る』が発動される」というものでした。
他の方のレビューを見てもそんな報告はあがっていないので、僕が使っていたアイテム固有の問題だったんだろうと思います。
そもそも1,000円ぐらいで買ったマウスなので、「使い捨て」ぐらいの感覚だったこともあり、作業効率を上げるためにも、よりよいマウスを導入しようと思いました。
で!
なぜかずっと気になっていたトラックボールを買ってしまったのです。
なんでしょうね・・・「どうせ替えるなら、新しいのにしたい」みたいな気持ちが働いてしまったんでしょう。
使ってる友人も「慣れればマウスよりも使いやすい」みたいなことを言ってたし、もしかしたら作業効率も上がるんじゃないかと期待していた部分もあると思います。
開封~起動レビュー
購入前は「レシーバーが付属しているのか否か」という部分がよくわからず、同時購入すべきか迷いましたが、結論として買わなくて正解でした。
※アマゾンで「一緒にレシーバーも買わんかい!」ってオススメされるんですよ・・・。
レシーバーはパッケージに普通に付属しているので、M570t単品だけオーダーすればそのまま使えます。
開封してから起動まではかなりすんなりでした。
まずトラックボールをひっくり返すと、電池の蓋からやじるし君が出ているので引っこ抜きます。
で、その近くにあるスイッチを「ON」にすればいいだけ。(僕のヤツは最初からONになってました)
蓋の中には単三電池がすでにセットされているので、向こう半年ぐらいはこれで持つらしいです。
この状態でレシーバーをパソコンのUSBポートに挿すと、勝手にインストールが始まります。(Windows 10の場合)
ものの数秒で「デバイスの準備ができました」と表示され、そのまま使えるようになります。
お疲れ様でした。
使い勝手について~本当に2日で慣れるのか
さて、肝心の使い勝手について。
多くの人が「慣れの問題です」「2日もあれば慣れます」と言っていましたが、実際のところが気になっていたんです。
結論から言うと、僕は初日から結構すんなり動かせました。
もちろんそれまで慣れ親しんできたマウスに比べると格段に使いづらいです。
ハッキリいって作業効率も落ちています。
ただ、思ったほど使いづらくはないかな・・・って感じ。
また、使い始めた初日は親指が痛くなりそうな気配がありましたが、2日、3日と使ってみて全然そんな感覚もなくなりました。
もちろん手首が痛くなったりもありません。
では実際にどれぐらいの使い勝手なのか、トラックボールが届いた初日に描いてみた絵を見てみましょう。
これです。
えーなにこれ・・・って感じですよね。
みんなが「慣れる」といった2日後がこちら。
どうでしょうか。
どうも曲線を再現するのが難しそうな感じ。
それでも確かに少しは慣れたのかな・・・といった感じです。
同じテーマでマウスを使って描くとこんな感じ。
さすが、20年以上も慣れ親しんできただけあって、なんとなく癖も掴めている感じ。
というか2日トラックボールを使って、マウスを久しぶりに触った時の感動ったらなかったですw
ちなみにペンタブをつかったらこんなん。
上手い下手はさておき、描き心地の滑らかさが違いました。
まぁ、慣れてない状態で、まさかトラックボールを使って絵を描こうなんて人の方が稀有だと思います。
むしろトラックボールやマウスを普段使ってたって、絵を描くときだけペンタブを使うとかで十分ですし。
なので、絵の件はあくまで「これぐらい慣れ親しみに差があるよ!」っていうのが伝われば幸いです。
トラックボールを導入して便利に感じている点
一時的に作業効率が落ちている反面、便利になった部分もあります。
まず1つには画面の端から端までの移動が楽になったこと。
マウスだと机の上を転がさなければ移動できないカーソルが、トラックボールならボールをコロローッ!と転がすだけで移動しますので、画面の端から端までの移動がスムーズです。
ではその代わりに細かい作業ができないかと言われると、そういうわけでもないんですよね。
ちゃんと繊細な作業もマウス同様に行えます。(ただしこれは本当に慣れが必要だと思う)
また、個人的には拡張ボタンもかなり便利でした。
左クリックの横に2つの拡張ボタンがついており、初期状態ではブラウザの「戻る」および「進む」に割り当てられています。
いままではブラウザで戻る時に左上の矢印にまでカーソルを移動させる手間がありましたが、この拡張ボタンに慣れちゃうと思いっきり便利になりますね~。
噂によると違うジェスチャーに割り当てることもできるそうなので・・・もしかしたらもっと使い勝手が向上する可能性を秘めているのかもしれません。
おわりに
というわけで、トラックボール導入レビューでした。
今はまだ使いづらさを感じている点があるものの、ブラウジングなどではごく自然にすんなりと使っている自分がいて、「2日あれば慣れるってのはあながち間違いではないかもな・・・」なんて思っています。
ただ、まだまだマウスを超える使いやすさには到達していないですし、やっぱりマウスを手にした時の安心感ったらなかったし・・・たまにトラックボールをマウスのように机の上で移動させたりしちゃうので・・・「2日で完全に使いこなす」のは難しいのかもな~、、とも。
あとはガッツリ慣れるまで使い続けてみてどうか・・・?ってところですね。
ちなみに、使いづらかったとしても、トラックボールについているボールはかなりクセになりますよ!
これ、なんか小さいボーリング玉みたいで、なんかコロコロしていると気持ちいいので・・・オススメです。
2020/02/06