ツライ・・・咳喘息の民間療法(薬がない夜間に自分でやれること)まとめ
2023/08/08
僕はもう15年ぐらい咳喘息に悩まされています。
ただそこまで酷い症状ではないのか、1年のうち大半は健常者と同様に過ごすことが可能です。
季節の変わり目、誰かのたばこの煙を吸った時、夜更かしをした時、そして風邪を引いた時・・・
そういったタイミングで咳喘息のヤツは顔を表し、僕を苦しめます。
咳喘息と言っても喘息の一種なので、一度発作が出るとなかなか止まりません。
そんな時に重宝するのは「気管支拡張薬」(シュッスコーってやるヤツ)一択です。
でも・・・気管支拡張薬なんて普段から喘息で病院にかかっている人しか持ってないわけですよ。
僕みたいに「なんともない日の方が多い」と言う人は病院にかかっている人の方が少ないのではないでしょうか。
なので当然気管支拡張薬は持っていません。
そんな時に自分で出来る(気休めの)方法をまとめました。
自分で試せる咳止め方法まとめ
咳が止まらないと本当にツライですよね・・・。
僕はもうここ数日朝から晩までずっと止まらなくて・・・咳で頭痛がするレベルになってきました。
また、肺らへんの筋肉も痛いです。
しかもこれって夜に出やすいため・・・寝れないんですよ・・・マジキツイ。
気管支拡張薬に関しては市販されていませんから・・・発作が出始めた時は「詰んだ・・・」って思います。
そんな僕が藁にも縋る思いで調べ、やってみた方法が以下です。
あくまで軽度な場合に、ちょっと試してみるというレベルで考えてください。
※ガチで呼吸止まりそうな喘息はすぐ病院に行くべき・・・ってのが前提です。
ツボ押し
天突・尺沢・孔最という3つのツボに咳止め効果があると知り、押しまくりました。
僕はもともと「素人が安易にツボなんて押すもんじゃない」というのを信念にしています。
素人だと、正しい場所もわからなければ、どれぐらいの強さでどう押せばいいのかもわからないですしね~。
また、これらは安易に「咳に効くツボ」と紹介されますが、咳だった「喉に起因するもの」と「気管支に起因するもの」があり、僕の咳喘息は明らかに後者だったので、喉に起因する咳を止めるツボにはあまり効果も見出せません。
でも・・・もうそんなこと言ってられないぐらいしんどかったので、押さないわけにいかなかったのです。
僕は主に「孔最」を押しました。
ひじの裏側の、一番外側部分から親指方向に指4本分のところに位置するツボです。
なんとなくそこらへんの「イテテ・・・」ってなるところをゆっくり押して、ゆっくり離す・・・ということを繰り返します。
※この時にあまり強く押しちゃダメ
これで少しだけ良くなったような気もするけれど・・・あんまり効かなかったと言えば効かなかった。
もしかしたら効く人には効くかもなので・・・「効いたらラッキー」ぐらいでやるのがいいのかも。
手当て(胸を温める)
実はツボ押しの話の中に、「背中の肩甲骨の内側らへんにあるツボを温めると良い」というようなのもあり・・・「そうか!!」と胸に手を当てました。
患部に手を当てることは「手当て(または手当て療法)」と言い、一部では有効と信じられている治療方法です。
これ、手の熱で触れている部分を温めることができるわけで・・・おそらくはそれで血行を良くして、諸々の病気を良くする方法だと思ってます。
だからまぁ、宗教的でもなんでもなく、科学的な方法というか。
そういった理由から、「気管支の炎症を抑えるのに、胸らへんを温めたらいいのでは」と思ったんですね。
で、この方法なんですが・・・少しだけ効いた気がします。
騙されたと思ってやってみてください。
熱いお風呂に入る
もう一つ、胸を温めるに関連して思い出したことがあります。
それは「熱いお風呂に入る」というもの。
その昔、体が疲れて疲れて仕方がなかったころ・・・あっついお風呂に入ることで体が滾(たぎ)って、すっごい元気になったことがあるんですよ。
まぁ、結局はこれも血行をギューンと良くするドーピングみたいなもんだとは思うんですが・・・僕には有効でした。
気になったので調べてみたところ、咳喘息の人はそもそも入浴時に「熱いお湯にサッと入って体をカッと温めて出る」・・・というのがいいそうです。
熱いといっても、41℃前後ぐらいがオススメ。
なぜかというと、38~39℃だとお風呂でリラックスしちゃうんですよね。
リラックスしてしまうと副交感神経が優位に立ち・・・副交感神経が優位に立つと気道が狭くなるわけです。
実はβ2刺激薬などの気管支拡張薬なんかも交感神経を刺激して気道を広くしているんだとか。
そうか・・・だから寝る前にアロマを焚いたりしたら咳が出まくってたんだな・・・勉強になりました。
カフェイン摂取
ならば、交感神経を刺激するカフェインを積極的にとってはどうか!?と考えました。
実際、咳で悩んでいる人にカフェインをオススメしている記事も多く存在しています。
そういえばカフェインを含む栄養ドリンクなんかを飲んだあとだと咳が少し落ち着いたような気がします。
なので、コーヒーやらコーヒーゼリーやらを用意しておくのもいいかもしれません。
のど飴をなめる
よく、咳をしていると「のど飴がいいよ」というアドバイスを貰うことがあります。
実際僕も、15年前ぐらいに咳で悩んでいた時には龍角散のど飴をオススメされて毎日舐めていました。
でも、「喉が原因で出る咳ではなくて、明らかに気管支あたりで息が何かに引っかかるような感覚があって出る咳なのに・・・のど飴なんて効くの!?」と最近は疑っていたんです。
結論から言うと、ハチミツののど飴はそこそこ咳に効果がありました。
なんでなんだろう?なんだかハチミツには気管支を広げてくれる効果でもあるんですかね。
いろいろやったけど、発作をとめられるのは気管支拡張薬だけ
とまぁ・・・いろいろな民間療法を試してみましたが!
結局のところどれもクリティカルに効果が出る・・・という感じではなかったです。
「ん・・・なんか、使わないよりはいいのかな・・・」ぐらい。
あとはアストフィリンSといった市販薬や、デキストロメトルファン集荷水素酸塩錠とかいう咳止め薬や小青竜湯エキスなる漢方を処方してもらったりもしたんですが・・・これらも「今出ている発作を止めるための薬」ではありません。
要するに慢性的に発生する咳を止めるために飲み続けるもの・・・であって、その効果が出るのは飲み始めてから三日後とか言われています。
なので、「咳喘息の発作が出た・・・マヂで呼吸がツライ・・・。咳止め飲も。。。」とかやっても効果は得られないわけです。
発作を止めるには気管支拡張薬を使うしかありません。
気管支拡張薬って心臓に悪いの?
ただ気管支拡張薬ってお医者さんもなかなか処方してくれないし、出してくれたとしても「心臓に悪いから使わないで」みたいなことを言うんですよ。
結局のところβ2刺激薬とかって、交感神経を刺激して無理矢理気管支を広げてくれるアイテムなんですね。
だからまぁ、咳や発作は止まるんだけど、炎症を治すアイテムではなくて・・・これ単体で使ってても喘息が治ることはないわけです。
で問題は「交感神経を刺激」することにあって・・・これって不整脈とかの原因になりかねないんだとか。
だからあんまり乱発しちゃダメだよーってことらしいです。
ただ、いったいどれぐらいの頻度で使ったらどうなるのか・・・ってのは明確な答えが得られなかった(というか個人差があるんじゃないかと思う)ので、もう自己判断なんだろうけど。
・・・そう思ったらコーヒーとかのカフェインもダメだよね・・・。
喘息って治るん?
最後に、僕がお医者さんで言われた「喘息は治らないからw」という衝撃的な一言を紹介します。
ものすごくツライ喘息症状・・・もちろん僕らはこれを治したいからこそ病院へ通ったり、薬を飲んだりするわけなんですが・・・、お医者さんが言っていたとおり現時点において「完治」はありえないそうです。
ええー・・・そうなん?
じゃあもう治療する意味ないじゃん。
気道拡張薬だけ使ってればいいじゃん。
って思ったら大間違いで・・・どっちかっていうと風邪とか骨折みたいな感じで、「一度症状が治まったとしても、何らかのトリガーで再発する可能性が高いもの」というのが正解らしいです。
治らないんじゃなくて、治ってもすぐやってくるヤツ、ってこと。
たとえば風邪だったら、一度治ったとしてもまた違うウィルスに浸食される可能性があるじゃないですか。
だから僕らは毎年のように風邪をひくわけですし。
骨折だって完治して繋がった部分にまた大きな衝撃が加わったら折れますよね。
喘息もそんな感じで、一旦症状が治まって正常な呼吸になったとしても、生活習慣の乱れ、アレルギー反応が出る、風邪をひく・・・などによって再発するということです。
症状が治まったあとは予防に努めるしかなさそう
なので、症状が治まるまではやっぱりステロイド吸入薬などが欠かせませんし、それがなくなったあとは予防に努めるしかなさそう。
たとえばハウスダストが原因なのであれば部屋を綺麗にしておくとか。
ストレスをためない、急な温度変化を体感しない、風邪をひかない、たばこの煙を吸わない・・・なんかもそうですよね。
・・・できるわけないけど。
おわり
というわけで、まとまりのない文章になってしまいましたが・・・僕がやった咳喘息発作時の民間療法まとめなど・・・でした。
まー、とにもかくにも「咳が長引くなー」って時とか「咳が出過ぎて寝れない」みたいなときはすぐに病院に行くべきですねー。
2023/08/08