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学生は夏休みに「受験勉強」をやるべきか、「やりたいこと」をやるべきか。

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      2020/05/04

昨日、ドライブ中に聴いたラジオのコーナーで、学生さんに「夏休みに何をするか?」と尋ねるというものがありました。

多くの学生さんは「夏期講習」「受験だから」といった回答をされていて、あぁ自分もそうだったよなぁ・・・なんて思いました。

「学生の本分」は明らかに「勉強」です。
これに間違いはありません。

ただ、「受験勉強」なのか?と問われると、僕は違うと思うのです。
※受験勉強をしちゃダメということではないけど。

その辺りについて思ったことを書いていこうと思います。
我が家の今後の教育方針にもなることです。

受験勉強かダンスのレッスンか

ある家庭では娘さんが「夏期講習に行きたい」と言ったところ、母親が「ダンスレッスンと夏季講習、両方は(金銭的に)行かせられない」と告げたそうです。
すると娘さん、「じゃあダンスで!」と即決したそう。

親心としては、「ダンスはどうせ今から半年やらなかったとしても絶対にまたやるけど、夏期講習は受験の大切なこの時だけのもの」というものだったそうで、娘さんの答えにガッカリしたんだとか。

受験は一生を左右しない

ただ、僕から言わせてもらえば、逆なんじゃないかなと。

ダンスはその子の一生を左右するかもしれないじゃないですか。
将来ダンサーになろうと思っていたのなら、打ち込める時にガンガン打ち込んだ子の方が明らかに先に上へ行けるわけですよ。

受験は失敗したら望まない学校への進学となるかもしれないし、下手したら浪人する可能性もあります。
でも、望まない道を選択するということは今後の人生でもいくらでもあるわけですし、浪人することで得られる経験だってあるわけで、人生という大きなストーリーの中においては「受験の失敗」は本当に小さなことです。

というか、これを「小さなこと」と考えられない方がマズイというか・・・。

極端な話、受験に成功したからといって確実に得られるものなんてのはないんですよ。
東大を卒業して無職、なんて人だっていますからね。

要は自分の人生の逆算をして、大人になった時に(仕事をすることになった時に)必要なスキルがこれだから、今のうちにこの勉強をしておこう・・・となれるかどうかということです。
将来ダンスで生きていきたいと思った人(ダンサーじゃなくとも、ダンス関係の仕事なら何でも)が勉強すべきことは理科なのか社会なのか・・・それともダンスなのか、英語なのか。

ここを間違えてはいけないと思います。

なるべく学生のうちに失敗しよう!

人生は失敗できるものです。
これはもう親の責任でもあるんですが、エリート思想的に育てられてしまった子供は「失敗すると人生の終わり」と考えてしまいがち。

でも違うんですよね、本当は。
もう有名な話すぎて例として出すのも恥ずかしいですが、エジソンが「私は1度も失敗していない。9999回の上手くいかない方法を試しただけだ」ってのがあるじゃないですか。

あれ、失敗ですからね。

失敗を失敗と取るか、次のチャレンジへの糧とするかの違いなだけなんです。

僕も息子を見ているとわかりますが、本当に何度も何度も失敗しながら立って歩けるようになったり、日本語を間違えながらも徐々に会話ができるようになったりしているわけですよ。

親から見ると「がんばれ!」とは思うものの、その姿を滑稽だなんて思いません。
たくさん失敗して、成長してほしいと願うばかりです。

同様に、若いうちの失敗はそこまで恥ずかしくないです。
大人もみんな「だって若いもんね」って片づけてくれます。

これがもっとジジイになってから青い失敗をすると「いい年して何やってんだ・・・」になるわけです。
なので、なるべく学生のうちにやりたいことを見つけて失敗していくということが大切なんです。

大人になってからじゃ遅い理由

さらに、大人になるとチャレンジできなくなる理由がもう一つ出てきます。

それは、「お金を稼がなければならない」ということ。

自分がやりたいかやりたくないかはさておき、大人というのは自分と家族が生活するお金を稼がなければならないんです。
お金を稼ぐのにはどうしても時間がかかるもの。

例えば僕なんて、今から「プロモデラー」になりたいと思っても、本業でお金を稼ぐために一日10時間ぐらい取られてしまうと、一日に作れる自由時間がどうしても1時間あるかないかになってしまうんです。
※人によっては上手に時間作れるみたいだけど、僕は下手なので・・・。

学生の本分は「勉強」ですから、お金を稼がなければ生きていけないということは基本的にありえないですよね。
親には養育義務がありますし。

そうなってくると、大人がお金を稼ぐために使う10時間を、自分の夢のために費やせるわけです。
1日1時間しか練習できない人と、1日10時間練習できる人、どちらの成長が早いか・・・誰だってわかると思います。

わかりますか??
この10時間を「受験勉強」に使っていいのかどうか・・・ってことなんですよ。

僕だったら、もったいないと思う。
受験勉強に「将来の夢」が乗っているならまだしも、「みんながやってるからやる」だと、時間の無駄になりかねません。

おわりに

「よーし、じゃあ受験勉強なんてしなくていいんだ!」
っていうわけじゃないんですけどね。

何をやるにも「ベースとなる頭」はあった方が断然有利ですし。
「夏期講習なんか行かなくたって勉強はどうにかならぁ!!」って感じが一番かとw

また、「何をやるにも遅いということはない」と言われることがあるかもしれませんが、半分正解で半分間違い。
分かりやすい例で言えば、僕が今からオリンピック(相当)の選手になることは不可能です。

前述の金銭的な面もありますし、そもそも体力が追い付きません。

学生って、いろんな面で優遇されてるんですよ。
お酒が飲めない、タバコが吸えない、AVが借りられない・・・などはあるかもしれませんけど、それ以上にもっともっと「時間」という優遇があるんです。

この「時間」をいかに自分の将来のために使えるか・・・それがポイントではないでしょうか。

 

   

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      2020/05/04

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Comment

  1. トルネオ より:

    こんにちは!
    一応受験生の親だったりするので一つ苦言を…

    私も基本的にはkaketayoさんと同じように、若いうちにやれることやっとけ!派なのですが、中高生に対しては学業を疎かにしない事が大前提になると思っています。

    「若いうちにしか出来ない事」
    もちろん興味のある事なら何でも当てはまるのでしょうが、私個人は学業も若いうちにしか出来ない物の一つと思っています。
    それは、頭の柔らかさという意味合いもありますけど、そう言う環境に居られる時期と言うのは、実は学生時代だけなんですよね。

    社会人になってしまえば、生きて行く事、生活する事がどうしても第一優先になります。細々と勉強を続ける事は出来るかもしれませんが、ローンや生活費、親の老後なんかを考えずに、ただひたすらに学業に打ち込める、というのは本当に学生時代だけなんです。
    自身のスキルアップに勉強を…と行動出来るのはその生活基盤に余裕がある場合に限られるかな・・・と言うのが私の持論です。

    自分がこの歳になったから思う事ではありますけれど、その時に一番やりたい事(遊び以外で)が勉強であったなら、それがベストなのかな?と思います。

    受験勉強に時間を費やすのが勿体ないと思うかどうかは、まぁ本人次第ですかね?
    今、うちの娘は頑張って受験勉強してます。
    夏休みですが、毎日朝から晩まで塾に行ってます。
    傍から見れば少し酷な様に見えますが、本人は至って普通に青春しているようです。
    去年までは遊びや部活に注力してましたが、それらは自分の将来を託せる程では無いと判断したのか、新たに大学受験の目標を自ら掲げて頑張ってます。

    一応「やればやった分だけ結果が付いてくる」と「サボれば結果が出せない」いう事を高校受験他で体験してきているので、先の成功を夢見て頑張る事は苦では無いそうです。
    来年の今頃は、羽を伸ばして好きな事を思う存分出来る様な立場になっている事を願ってやみません。

    ・・・と、40代のおっさんからのなが~い一言でした。
    コメ汚しすみません。

    • kaketayo より:

      トルネオさん

      コメントありがとうございます!
      いやー、結構きわどいことを書いたかもなぁ・・・と心配だったのでツッコミを入れてもらえてよかったですw

      >学業も若いうちにしか出来ない物の一つ

      仰る通りだと思います。
      なので、本来は学業も”本当にやりたいこと”もおろそかにしない、というのが一番かなと。

      ・・・時間は有限なので難しいんですけどね・・・。

      >その時に一番やりたい事(遊び以外で)が勉強であったなら、それがベストなのかな?

      そうですね!
      いや、遊びも大切ですけど、僕は一番やりたいことだからといって遊ぶだけではやっぱりダメだと思っています。

      誤解のないように言い訳させてもらうと、決して「受験勉強をするのがもったいない」というわけじゃないんですよ。
      その受験勉強を将来の役に立てられる人の方が圧倒的多数だと思いますし。

      あくまでも、ダンスや音楽、絵画、演劇・・・などなど、「本人にとって輝いて仕方ない夢を犠牲にしてまでやるべきことなのか」が疑問といった感じです。

      逆に言えば、熱狂できるほどの夢がない場合には受験勉強に打ち込むというのが正解なのかもしれません。
      僕も学生時代の当時にはそういう状態だったからこそ受験勉強を一生懸命やったんでしょうしw

      ただ心配なのは「勉強すること」が目的になってはいけないんじゃないかなと。
      重要なのは「なぜそれをする必要があるのか?」というところ。

      ・・・そして、それを気づかせてやるのも親の責任なのかなと。

      というのも、僕が大学に入学したあとで「ゴールした」という感覚になってしまって、空っぽになってしまった経緯があるからなんですね・・・。
      親も先生も、なぜ勉強していい大学に入ることが必要なのかを教えてくれなかったんですw

      僕だけに限らず、「親に勉強しろと言われたからやった」「いい大学に行って、いい会社に就職するのが正しい」という考えに囚われてしまって、就活での失敗(氷河期でした^^;)や、職場でのストレス(やりたい仕事じゃなかった・・など)にやられてしまったという友人がいました。
      もちろんそれすらも「失敗」ではないんでしょうけど・・・なんとなく「勉強しろと言われたからやった」「まわりがやってるからとりあえずやる」というのは寂しいなと。

      誤解を恐れずに言うと、子供って大人になるための準備期間だと思うんですよ。
      じゃあ大人っていつからで、何をしている人のことなのか?というと、親の扶養を抜けて自分で稼げるようになった人のことを言うと思うんです。
      決して20歳だからとかではなく。

      「なぜ受験勉強をするのか」の答えが「大人になるために必要だから」といった部分に結びつくといいなぁ・・・みたいな感じです。

      ただまぁ・・・大学の4年間は最後に残された大きな自由時間ですし、そこからでも遅くはないですけどね!
      なんだか僕も文章がぐちゃぐちゃになってしまってスミマセン!w