【帰国後の虚無感】海外旅行ロスをこじらせすぎて、仕事を辞めてしまった男の話
2020/05/04
”旅行ロス”って知ってますか?
ペットロスなどのように、終わってしまった旅行を嘆くが余り、他の事が手に着かないなど
精神が若干不安定になってしまう状態です。
今日は旅行ロスで仕事を辞めてしまった哀れな男の話を書きます。
あ、最初に言っておきますが、僕のことです。
旅行ロスをこじらせて仕事を辞めた話
それはまだ僕が海外旅行に行き始めたばかりの頃でした。
結婚式と新婚旅行を兼ねて、2週間近く海外に滞在し、なんとなく生活リズムも旅先の感覚に慣れてしまってからの帰国。
リゾートでこんがり焼けた僕を待っていたのは、とても退屈な仕事でした。
しかも新しい配属先で、上司は真面目一辺倒。
海外旅行に興味も理解もない、コテコテの日本人。
僕が「なんでこんなヤツの下で働かなきゃならんのだ」と思うようになるまで時間はかかりませんでした。
※なぜその人の下で働かなければならなかったのか・・・それは僕の方が仕事が出来ないし、キャリアも低いから。これが当然のことだというのは今ならわかりますw
結果、僕はその年のうちに退職願を出し、翌年には仕事を辞めることになったのです。
何故そんなことになったのか
これだけ聞いても、「旅行ロスと仕事を辞めること」に繋がりがないように思うかもしれません。
でも本人からしてみたら、明らかにそこには関係があったんです。
まず、海外の文化に慣れてしまった(たった2週間だけどw)ことにより、日本人の要領の悪さが目に付くようになりました。
例えば、1分たりとも遅刻をしてはいけないだとか、職場での服装はスーツであれだとか。
・・・そういう些細なことから、仕事の進め方全般に至ってすべて「なんでこの人たちはこんな無駄なことをやっているんだろう」と思うようになってしまったんですね。
きっと、旅行先での生活に依存してしまっていたのでしょう。
「ぼくだったらもっと上手に仕事ができるのにな・・・」
そんな風に考えたら、「なんとかして独立開業してやろう」と心が動き出し、結局行動に移してしまったのです。
こんな感じで仕事を辞めてもうまくいくわけがない
さて・・・僕が仕事を辞めた原因は「旅行ロスにより、上司(を含む環境)に不満が溜まってしまった」ということなのですが、現実から逃げるために仕事を辞めたってうまくいくはずがありません。
ましてや独立開業するんなら、「嫌な事から逃げて独立しました」なんていうヤツに誰が仕事をくれるのか?と。
※独立開業は「あなたの役に立ちたくてサービスを立ち上げました」っていうのがないとダメです。
それに独立した新しい職場周りにだって、絶対にまた嫌なヤツが出てきますからね。
もちろんそれは僕が憧れていた海外に居たって同じことが起きるはずなんです。
旅行ロスにならない為に・・?
というわけで、旅行ロスにならないようにするのが一番なんですが、どうすれば旅行ロスにならないんですかねえ。
多くのサイトでいろんな事が書かれてるけど、結局は
旅行先に依存しない
ってことなのかな。
その旅行体験をすごくラグジュアリーなものだと感じないようにするとか、あくまで自分の立場を把握したうえで「今は旅行に来ているだけなんだ」と言い聞かせるとか。
・・・まぁ、旅行ロスはなって初めて気づくものなので、事前にこういうことが出来るなら苦労しないんですがw
おわりに
こうやって海外旅行での旅行ロスをこじらせると、最悪「海外に住みたい」とか思うようになります。
まさに僕が今そんな感じ。
仕事もなければ英語も話せないのに、とにかく「海外に住む」という事だけに依存してしまっているんですね。
自分で言うのもなんだけど、これは結構危険な状態でしょうw
旅行って、行くことを決めてから当日までの期間と、当日から帰国までの期間に差がありすぎなんですよ!
もっと、遊園地みたいに、今日決めて今日行って・・・ってのが出来るようになれば旅行ロスもなくなるかもしれないのになー。
2020/05/04