なりたい職業「YouTuber」の子に問う!YouTuberになったら何がしたい?
年末のM-1グランプリでも「最近はそれも認めようみたいな風潮になってきているけれどやっぱりウザイ!」とこきおろされたYouTuber。
未だに小学生のなりたい職業ランキングでは上位にあがっており、我が家の息子も例に漏れず「ゲーム実況をやりたい」とのことで・・・先日環境を整えてあげたりしましたw
※とりあえず試しにゲーム実況の録画をしてみたんですが・・・自分でも「こんな動画じゃ誰も面白くない」と気づけたようで、彼にとっては大きな一歩となりました。
ただねー・・・これよくよく考えると「なりたい職業がYouTuber」っていうのはすごくザックリとしているというか、ちょっと変なんですよ。
もしお子さんが「YouTuberになりたい」と言っているのなら、一度この件についてご家庭で話し合ってみて欲しいと思います!!
1億円プレイヤーになりたいという夢で叱られた思い出
僕が小学生の頃にも「将来の夢は?」というアンケートを学校で取ることがありまして。
なんとなくその生き方の方向性を決めるという意味で大切なことだったんだと思います。
で、その時の男子の大多数が、誰に影響されたのかは忘れてしまいましたが「1億円プレイヤーになりたい」って書いたんですよ。将来の夢の欄に。
そしたらそのアンケートを回収した先生が激怒しましてw(小学校の先生もなかなか沸点低かったよなぁ・・・)
「1億円プレイヤーになるのが夢なんじゃなくて、何をして1億円プレイヤーになるのかでしょうがこのバカチンがっ!!!!!!」と。
そうなんですよね。
1億円プレイヤーっていうのは結果論でしかないんですよ。
「将来は野球選手になって、1億円の契約ができるようになりたい」とか。
「大病院を経営して、年収1億円になりたい」とか。
まぁちょっと具体的なビジョンは出てきませんけどもw
要するに夢の過程で「1億円」っていう報酬が貰えることはあるかもしれないけれど、それ自体が夢っていうのはやっぱりおかしいんじゃないかというわけです。
それこそ、お金を手にしたところで「何しよう・・・?」「どう使おう?」ってなっちゃいそう。
何をするためにYouTubeを使うのか??
んで、これは「YouTuberになりたい」っていうのも同じで。
おそらくその言葉の裏には「YouTubeで好きなことやって広告費で生活していきたい」みたいな意味が隠されているんだとは思いますが、じゃあYouTubeというツールを使って何をするのか??っていうのが大切なんですよ。
コーラにメントス入れてー・・・みたいなのはもう散々いろんな人がやってるし、なんだったら元々そこそこの知名度がある人まで参戦してきているため、ただの素人が今さらそれをやったところで誰もその動画を観たいとは思わないですよね。
どちらかというと順番が逆で、何かしら自分が実現したいこと、表現したいことというのがまずは前提にあって、それを披露する場所としてYouTubeという舞台が適している=ユーチューバーになる、という感じが正しいのかな?と。
これを誤ってしまうと、「YouTuberになりたい。でもどうにかして目立たないと誰も見てくれない・・・せや!人に迷惑かけたらええねや!!」って成り兼ねないでしょ。
おわりに
まぁ・・・これはね。テレビのタレントさんになりたいとか、漫画家になりたい、音楽アーティストになりたい・・・とかも全部全部同じなのかもしれないです。
この辺はビジネスの基本の「誰かの役に立った対価として報酬を得る」というのと、その「差別化」っていうところだと思うんですけど・・・50年前と今では市場が違いますのでね。
「好きだから」「上手だから」だけではなかなかその夢を掴むのも難しくなっているのかなぁ~・・・などなど思いました。
・・・って、小学生が語る「夢」に何をマジになっとんねん!っていう話ではありますが!!
(要はそれだけ華があるというか、憧れる職業・・・っていうことなんでしょうけどねー!)