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影響力のない弱小ブロガーの発信に意味はあるのか?

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僕は常々思っていることがあるんですが・・・

ブロガーって、ブログにいろいろと「こうあるべきだ!」とか書いたりするわけなんですけども、それって意味あるのかなって。

たとえばフォロワー数百万人のインフルエンサーとかであれば、発言一つが世界を変えるようなこともあると思うんです。
でもそこまで影響力のないような人が、世界に対しての不満をちょこちょこブログに綴っても何の意味もないんじゃないかと・・・。

・・・否!!!!

そんなことはない、そんなことはないんやで~!!!!

世界は「大きく行動できるやつ」のためのものじゃない!!

たとえば日本で法律を変えようと思ったら・・・やっぱ政治家にならないとダメじゃないですか。

政治家になって、味方をたくさんつくって、法律を変えられる立ち場にまでのし上がって、、、それで初めて事を起こせると。

でも逆に考えると、そういう大きな行動ができる人でなければ法律が変えられないわけで。
そうなると「大きく行動できる人にとって都合の良いルール」というのだけが残っていくわけです。

現に今の日本の法律も少なからずそういう部分はあるでしょ。

「なんかおかしいな・・・」って思っている部分があっても「どうせ変えられない」という想いから甘んじている層が一定数はいると思うんですよ。

果たしてそれで良いのか?と。(いや、いくない)

世界はマジョリティのためのものでもない

さらにいうと、政治家を動かすのはマジョリティだとも思ってます。

大多数の意見があれば、それが法律を動かすこともあるでしょう。

ただそれってマイノリティの意見を無視することにも繋がるわけで・・・民主主義であると言えるのか??が疑問なわけです。

今の行政っていうのは、僕らが「多数決」で選んだ議員たちが結託して、また「多数決」でルールを決めていく仕組みになっていますけども。
民主主義は決して「多数決でものごとを決めること」を指しているわけじゃないですからね。

マイノリティが発言できる場は必要なのだ

そういう意味でも、少数派の人が「何かおかしいよ?」って言える場所というのは必要なのだ。

ただ、行政やマジョリティ、行動力のある人たちがそんな場所をわざわざ用意してくれるはずがなくて。(だって不利になっちゃうもんね)

だったら行動力のない僕らは、自己メディアであるブログやらSNSやらに頼るしかないというわけですよ。

でも・・・そもそも影響力がない人の発言を誰が見るねん??って話なんですよね。
これが冒頭に提示した議題でありましたな!!

リメンバー・リズム0

1970年代にマリーナ・アブラモヴィッチというパフォーマーが行った「Rhythm 0」という実験をご存知でしょうか。

6時間もの間、パフォーマー自身が「作品の一部」となり、テーブルにおいてある釘やカミソリ、ピストルに弾丸といったアイテムで「されるがまま」になったというパフォーマンスです。

服がずたずたに破られる、キスをされるなどの性的虐待にあったり・・・弾丸を込めたピストルをこめかみにあてがわれたりと彼女は非道の限りを尽くされましたが、しばらくは誰も救いの手を差し伸べなかったそう。

その沈黙を破ったのが一人の女性で、涙を流していたマリーナ氏の顔を拭き抱擁したところ、聴衆の中から何人もの人たちが彼女を助けるべく集まってきたのだそうです。

ひとりーのちいさなてー

僕はこのお話を聞いた時、人間の恐ろしさを知ると共に、一人の小さな手でもできることがあるんだということを知りました。

みんなが見て見ぬふりをしていれば、マリーナ氏はそのままその場で死んでいたかもしれません。
(きっとその場の大きな流れはそういう感じだったんでしょう)

でも、一人の女性が「アカンで」ってやれたことで、心のどこかで「アカンよな・・・」って思っていた人たちが動けたわけですよ。

これね、ブログも同じなんですよ!
僕が問題提起することで「そうだよな」って気づける人が一人でもいてくれたら万々歳というか。

大きな行動力がなくとも、「わしゃこれが不満やでー・・・」っていうのを発信し続けることで、心のどこかで「わしも不満やったでー」という人の共感を生むことができれば、もしかしたら何かのルールを変えられるかもしれない、と。

なんか、そういうことを大義名分にブログに不満を綴り続けるわけなのであります!!

おわりに

まぁ、僕の友人の一人には「そもそもブログなんかを書けることが行動力なんやで」って言われてますので、弱小ブロガーは「行動ができないマイノリティ」ではないのかもしれませんが。。。

ブロガーに限らず、「自分の小さな意見なんて発信することに何か意味があんのかな・・・」って感じている人がいたとしたら、「意味あるで!!!」と。
胸張って自分の意見を発信していいんやで!と。

そんなお話でした。

   

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