僕は年老いても今みたいなファッションなのではないか？？という話

40代も半ばになってきまして、そろそろ「アラフィフ」という言葉がチラつき始めてきました。

自分が年を重ねていくたびに常に頭をよぎることがあります。
それは

おじいちゃんになったら全身グレーのファッショになるのだろうか？

ということです。

僕のイメージするおじいちゃん像っていうのがソレなんですよ。
薄いグレーのシャツを着て、薄いグレーのスラックスにインして・・・みたいな。

わかります？
なんかおじいが着る服、みたいなのってあるでしょ。夏だったらランニング、みたいな。

やっぱ自分もいつかはそういうファッションになるのかなぁ？
むしろどこかのタイミングで「なるべき」なのかなぁ？と考えるんですね。

そんなことを呟いたところ、妻からヒントを頂きましたので共有いたします。

なぜお年寄りは年老いた服を着るのか？

そもそもなぜ僕がそう思ったのかというとですね・・・前に街中で若い服装の中年カップルに出会ったのがキッカケなのです。

後ろからみると「ヤンチャな10代～20代前半ぐらい」というカップルだったんですけど、近くに行ったら普通に僕より年上だったんですよ。

なんかこれ、悪いほうにギャップがあるというか・・・。
もちろんファッションっていうのは他人がとやかく言う事ではないと思うんですが、なんとなく・・・日本においては印象が良くないほうになってないか？？と思ってしまったのです。

すごく極端な例を出すなら、僕が男子高生の制服姿で街を歩いていたとして。
すれ違った女子高生が気付いて「おっさんが制服来て歩いてんだけどｗきっつｗ」みたいな。

なんかそういう風に思われたらヤダなー・・・みたいな気持ちが僕の中に芽生えてしまって、「年相応の服装」というのを考えるようになってしまったのです。

※おっさんがおっさんの恰好してたら誰も文句言わないでしょ！「おっさんくさい服装」とは言うかもしれないけど、おっさんなんだから仕方ないじゃん。

自分がおじいだと思う服装になる必要はない

そういうわけなので、僕もいつかはシルバーな服装をしないといけないんだろうなと思ってたんですね。

で、冒頭で書いた通りそれを妻に言ったところ

「あれって、おじいちゃんだからそういう服装になるんじゃなくて、昔からそういう服を着てたってだけじゃないの」

って。（ウロコポロリ）

お～！！！なるほど。
たしかにおじいちゃんたちの昔の写真とかを見せてもらっても、僕らのようなファッションではなかったりするな・・・。どこか古臭いというか・・・落ち着いた感じというか。

さらには「うちらが年寄りになる頃には若者のファッションも変わってるでしょ」とのこと。

・・・せやな。

僕がおじいになる頃には、今僕が「若いやろ」って思ってる服装なんて「おじいのファッション」になってるってことか。
そう考えたら全然、無理にシルバーファッションを心がける必要なんてなく、今のままMA-1、パーカ、ジーンズ、バッシュとかでいいんだな。

※そういやジーンズはおっさんが履くヤツって言われてたっけ！！！！！

ジーンズっておじさんが履くアイテムなんだってよ！

僕らはシームレスにジジイになる

でね・・・若い子には全く理解できてないことだと思うので声を大にして言いたいんですけども。
僕もあなたも誰しも、「ある日突然ジジイになる」というわけではないんですよ。

なので「僕は今日からおじいです。シルバーファッションを心がけます。」なんてことはやっぱりなくて・・・

もうね、シームレスなんです。
僕の中には10歳の頃の僕もいれば、20歳の頃の僕もいて・・・そのままずっとその延長に40代の僕がいるわけで。

そりゃ周りからみれば立派なオッサンなんだけども、気づいたら体がオッサンになっていたというだけで、心の中にはどこか子供の部分も残っているっていうか・・・そういう感じなんですよ。

だからね、ファッションひとつ取ったって、スパッと切り替えることなんてできないよなぁ・・・。
だって自分がそれを着たいと思う気持ちもずっと培ってきたものなのだから。。。

おわりに

そういうわけですので、今から20年後ぐらいのおじいちゃんたちは、今の40歳ぐらいのオッサンのファッションになっているんだろうなーと。そういうお話でした。
まぁ、今でも所さんとかハマちゃんみたいな、若い（言うても僕ら世代ぐらいの）格好のおじいもいますもんね。

ただ逆に、変に若作りしようとして、若者のファッションセンスを取り入れたりすると・・・おかしなことになるだろうから、やっぱり今のままがいいんだろうな。うん。
（若い服装しても顔の皮膚がオッサンなのでもうオッサンなんよ）

40年後ぐらいのおじいはジェンダーレスなファッションだったりするんですかね～。おもろ。