地球があと60秒で滅亡するなら人を＊したいか？

息子に突然「父ちゃん、あと60秒で地球が滅亡するとしたらどうする？」と問われました。

60秒かー・・・。
もうほぼ何も出来やんやん。

だからまぁ僕は「とりあえず周りの人間にありがとうって言って死ぬかなぁ」と。

これ以上ないぐらいパーフェクトな回答。
・・・というかきっとみんなそういう風になると思うんですよ。だってやれることないんだもん。

なんでも息子くんがそんな質問をした背景には「地球滅亡60秒前」という数年前に流行った（？）ゲームの実況動画を観たことが関係していたそうで。

↑これですね。

ゲームでは「あと60秒で地球は滅亡します」と伝えたアナウンサーが突然全裸になって街へ繰り出したり、主人公はそこらじゅうの人を殴り倒したり、キスして回ったりと・・・なんか無茶苦茶な感じになってました。

でまぁ、僕、息子とそういう話をする時ってわりと「真面目モード」なもんで、、、
こんな回答は求められてないとはわかってるんですけど「あと60秒で地球が終わるって時に人を殴る意味ある？」みたいなことを言っちゃったんですね。

その時の息子の返事が衝撃的で、ややお説教モードみたいになってしまったこと、、、綴らせてください。

父ちゃんごめん、おれは将来・・・

さて、「あと60秒で地球が終わるって時に人を殴る意味ある？」に対する息子の回答はコレでした。

「だって人をぶっ殺したらスッキリしそうじゃん」

・・・こっわ。。。

え？マジでそんなこと思ってんの？？？

「普段そんなことしたら先生とか親に怒られるけど、60秒でみんな死ぬんだったら怒られないし」

いやいやいや、、、
怒られるとか怒られないとかそういう話じゃないと思うんだよね。

え？人が死ぬんだよ？
それを「やってみたい」ってこと・・・？

もうね、衝撃的すぎてちょっと言葉を失っちゃって。
「それ本当にそう思ってんの？？」みたいなことを聞いていたら息子くん、

「ごめん、父ちゃん・・・おれ、将来人を殺しちゃうかも」

だって。

ごめんじゃ済まねぇだろーがぁ・・・。

リアルに考えてみて・・・

これ、本当にすっごい怖いというか。
もし人を殺めることでスッキリできるというのが事実なんだとしたら、僕は結構ヤバイことなんじゃないかと思うんですよ。

そもそも僕には破壊衝動がないので、前にも書きましたけど「お皿を壁に投げつけてパーンってやってストレス解消」みたいなのも全然ダメで・・・。だから余計にそう思うのかもしれないですが。

自分が誰かの命を終わらせることでスッキリできるという感覚がまったく理解できないのですよ。
何が気持ちいいん・・・？

ましてや自分の人生が終わる最後の瞬間がソレでいいの？？？

というわけで、息子には「怒らないから、カッコつけずに、意地を張らずに正直に教えてほしいんだけど・・・」という前提で、「その命って、誰でもいいの？」とか「自分がやるんじゃなくて、目の前で人が車にひき殺されてもスッキリするの？」とか、「人じゃなくて犬や猫だったらどうか？」などを繰り返し聞いていたところ、

「父ちゃん、おれ、やっぱり人を殺してもスッキリしないと思う」

だって。

勘弁してくれよ。。。
本当かなぁ？言わせたみたいになってないかなぁ。

おわりに

なんかねー、嫌なヤツがいて、「あいつがいなくなってくれたらなぁー」みたいなのはあると思うんですよ。誰しも。
だけど「そいつを自分の手で殺めてスッキリ」みたいなのは、、、やっぱないかなぁ・・・？

これもそういうゲームとかで死が軽く扱われている弊害だったりするんすかね？

まぁ、もし、本当に誰かを殺めてスッキリしたいと思うなら、まずは父ちゃんで試してくれよな。