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「いじり」と「いじめ」の決定的な違いは、本人がおいしいと思っているかどうか!!

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先日、とんねるずのタカさんが久しぶりにテレビに出演して、霜降りのせいやさんのネタを「つまらない」としたうえでもう一度やらせる・・・という”いじり”をしたそうです。

でね・・・僕らおじさん世代の人だったら(全員ではないと思うけど)「はいはいwタカさんらしいなぁー」っていう感じで笑えてたと思うんですよ。

でも、どうやらこの”いじり”に対して「それは”いじめ”だから」っていう声が届いていたそうで。
僕はちょっと唸ってしまったのです。。。

やっぱりみんなアレか?
まだ「いじり」と「いじめ」の区別つかんか??ん???

せいやはおいしくなかったのか??

この件、僕はせいやさん本人じゃないので真相はわかりませんけども・・・芸人として、って考えると「スベったにも関わらず、笑いに繋がっている」とか「テレビに映るチャンスが2倍になる」とかいう部分ではおいしかったんじゃないでしょうか??

一般人の感覚だと「辱めを受けた」ってなって屈辱的なのかもしれないけれど、やっぱ芸人さんってその辺のメンタルが伊達じゃないのでね、、、

テレビに出られるぐらいの活躍をしている人なら、水面下で・・・というか、アングラ時代にもっと悔しい想いはたくさんしてきてるはずですし。
その手の”いじり”を、「悩んでしまうほどの”いじめ”」とは受け取らないのではないかな?と。

まぁ、繰り返しになりますが・・・僕ら外野がやいのやいの言ってもこれは本人の問題なのでね。もしかしたら嫌だなーって思ってるかもしれませんけども。

面白いかどうか?といじめかどうか?は別。

でね、今回の件で言うなら「タカさんの対応が面白かったかどうか」っていうのと「せいやさんのネタが面白かったかどうか」っていうのは、それが「いじめかいじりか」っていうのとはまた違った話だと思ってて。

面白かった、面白くなかった・・・という感想は受け手のものだから、勝手に言えばいいんですよ。

でも「それはいじめだ!」って声を挙げるのは、やっぱり本人なんじゃないの??って。

フット後藤「ハゲとるやないかい!」って面白い?身体的な特徴で笑える感覚のズレについて

たとえばフットボールアワーさんの「ハゲとるやないかい!」っていうネタ。
僕はあれもうずっと全然面白くないんですけども・・・だからといってそれが「いじめ」とも思ってなくて。

おそらくはのんちゃんも「ハゲいじられておいしいわ~」みたいな感じなんでしょ?
(っていうか、もうそこまでがお決まりのフレーズってことで良しとしてるんでしょう??)

なのでね・・・最近の若い子がタカさんを見て、面白くないだの老害だの言うのはもう自由だと思うんです。
でも、だからといって、その”いじり”を「いじめだ!」と騒ぎ立てるのは、やっぱり違うんじゃないかなーと。

小学生のあだ名問題もついでに

せっかくなので、過去に投稿しようとしてお蔵入りしてしまっている「小学生のあだ名問題」にも触れておこうかなと思います。

最近の小学生は学校で「ニックネーム禁止」になっているのをご存知でしょうか。
さらにいうとニュートラルを意識して「〇〇くん」「〇〇ちゃん」という呼び名も廃止され、男子も女子も「〇〇さん」で統一されています。

僕はこれもねえ・・・「なんか違うじゃん!?」って思うのよ。

「ムーミン」というニックネーム

ニックネームが禁止されているのは「いじめに発展することを防ぐ」ことが目的らしいんですが・・・悪いのはニックネームじゃなくて「いじめ」なんですよね。(あたりまえ)

先日、タレントの壇蜜さんが「学生の頃にムーミンというニックネームをつけられて嫌だった」と語る記事を目にしました。
壇蜜さん曰く、「お尻が大きいことを侮蔑するためのあだ名」だったそうで・・・これはもう間違いなく「いじめ」なのです。

だって・・・本人が嫌だなーって思ってることをみんなが強要しているわけですから。

一方、僕の知人にもムーミンというニックネームの女性がいるんですけど、彼女はむしろ逆に自分から「私のことムーミンって呼んで!」って言ってそう呼ばれるようになりました。

・・・わかります?
どちらも同じ「ムーミン」というニックネームなのに、前者は「いじめ」だけど、後者はそうじゃないんですよ。

ニックネームは悪くない!!

つまりニックネーム自体には良いも悪いもなく、問題はその使い方にあるというだけなんですよね。

なのに、学校ではその辺が面倒だからなのか・・・一括して「ダメ」ってやっちゃってるの。
後者の「呼んで欲しい」という声も無視して。

じゃあなんですか?
例えば苗字にシモネタが入っているとかでコンプレックスを感じている子がいたとして。
その子が「どうしても名前(またはニックネーム)で呼んでほしい」って思ってても、先生は「苗字+さんづけ」で呼ぶことだけがイジメに繋がらないことだと信じているんですか!?

・・・そんなことは言ってないか。

おわりに

まぁ、そういうわけで・・・。
芸人にせよ、あだ名問題にせよ・・・本当に大切なのは「やられている側の本人がどう思っているのか?」というところをしっかりと把握することなんじゃないかなと。

それをせずに表面だけ見て、やれ「それはいじめだから可哀想だ!」とか言うのは、やっぱり些か早計なんじゃないか・・・と感じた次第です。

ただ!!
そうは言っても「いじめを苦に命を絶ってしまう人」が世の中にまだまだ溢れている・・・ということは、それだけ「いじめをしている」という人が多いというのも事実でして。

もし、こういう声(第三者がいじめ指摘すること)によってその数が淘汰されていくのであれば・・・僕は全く反対するつもりはないどころか、賛成でありますが!!

(芸人にだって「おいしくないから、その”いじり”と称した”いじめ”をやめろ」と思っている人もいるでしょうしね)

追記

それで思い出すのは「オリンピッグ問題」。

オリンピッグの問題はなぜ気持ち悪いのだろうか

あれも僕なんかは「芸人さん本人にとってはイジメにすらならないんじゃないか」って思ってたんですよ。
むしろこれを肯定することで、一般人(特に子供たち)が真似をして・・・それがイジメになってしまうことへの配慮だったんじゃないか?って。

でもこれも蓋を開けてみたらいじられた芸人さん本人も嫌だったそうで。
「あ、じゃあ”いじめ”だったんだ」みたいな。

なのでね、やっぱり第三者が決めつけてしまってはいけないってこと。

いじめをしている側が「これは”いじり”だからw」「おいしいよなw」とか言うシーンを漫画で見かけたりしますが、やっぱりあれは変なんですよね。
それ(”いじめ”か、”いじり”か)はお前には決めらんねえから!!!っていう。

   

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