実家に眠ってた海洋堂のチョコエッグ動物シリーズをレビュー。今見ても造形ヤバイ。
2023/08/08
せっかくYahoo!プレミアム会員になったので、ここはいっちょ実家に眠ってるガラクタたちを売って一儲けしますか!!と、いろいろ持って帰ってきました。
そんな中に、懐かしのチョコエッグ、海洋堂の動物シリーズが出てきたので取り上げてみたいと思います。
海洋堂とフルタのチョコエッグレビュー
当時、若干模型に興味があった僕はホビージャパンとか電撃ホビーとかをたまに買う大学生でした。
ああいう雑誌を見ていると必ずと言っていいほど目にするのが海洋堂です。
特に御茶ノ水の予備校に通っていた僕としては秋葉原でラジオ会館なんかに出入りすることも多く、海洋堂監修のチョコエッグが出ると聞いた時には「すげえ!」となったものです。
で、買っては大学の友達に薦めて、フィギュアに興味がないような友達もちょっとずつ買う、みたいな感じだったのを覚えています。
今回実家から出てきたのは2000年~2001年にリリースされた「チョコエッグ・ペット動物シリーズ」と呼ばれるもの。
写真は左からダッチ(うさぎ)、日本猫(白黒ぶち)、フェレット(アルビノ)、フェレット(セーブル)。
いずれも2000年のペット動物シリーズ第1段。
奥がシナガチョウで、2001年の第2段です。
他にも、ブルテリア(ホワイト)、パグ(ブラック)、ウィペット(ブリンドル&ホワイト)なんかもありました。
ウィペットが第1段、他2種が第2段です。
リアルな造形と動きを感じるポージング
何が凄いって、直径3~5センチ程度にも関わらず、驚くほど造形がしっかりしていてリアルなんです。
パグなんて、あの困った表情がしっかり再現されていますし、この佇まい方は本当にパグそのもの。
瞳のウルウル加減もモノホンなんじゃねーかって輝きを放ってます。
また、上記のフェレットを見てもわかりますが、首の傾げ具合とか、さすがポージングにもリアルさが追及されていていい感じ。
塗装もこの通り。
シナガチョウの羽根も一枚一枚描かれています。
当時「うわハズレ引いたよ・・・」と思ったのがこの「らんちゅう(更紗)」です。
確かにペットかもしれないけど!すでに哺乳類じゃないじゃん!みたいな。(ガチョウも)
ただこれ、今見ると本当にすごいなって思いますね・・・。
特にこの尾びれの半透明具合なんかヤバイです。
写真の技術が追いついていないけれど、すごく綺麗。
台座が玉石になっているのもまた趣きがあっていいですね。
難点があるとすれば、分割ラインが微妙で継ぎ目が結構目立つところでしょうか。
どの動物もだいたい体の真ん中で真っ二つに分かれてチョコエッグに入れられていたので、必ずそこに分割線が入ってしまいます。
未塗装のモデルなら、ここから継ぎ目を消して塗装に入るんでしょうが、ここまでリアルに塗装されているだけに、これ以上手の施しようがない感じがするのは残念です。
これ、どうしよう
さて、こんなによくできたチョコエッグの動物シリーズですが、販売会社であるフルタと海洋堂が決別したため、2002年に提携が解消されてしまいます。
その後も動物シリーズがチョコエッグから発売されていたり、海洋堂がタカラトミーのチョコQと提携したりしたそうですが、次第にチョコエッグの動物シリーズブームは終わっていきました。
・・・というか、その前に僕も買わなくなってた。
ブームも長く続けば定番となりますが、海洋堂チョコエッグも「ああ、あったよね」という立ち位置になってしまったのでしょう。
「ヤフオクで売って一儲けしてやっか」って人も多く、ほぼ投げ売り状態で出品されているものの、入札が入っていない現状です。
うーん。50円とかで出品しても手数料考えたら赤字になるし・・・、かといって捨てるのものなぁ・・・。
これ、どうしよう。
当時買ってたみんなはどうしてるんだろう。
ネット上ではほかのフィギュアと上手に組み合わせて遊んでいる方もいましたが、
こうですか?わかりません!
おわりに
というわけで、実家から発掘してきたチョコエッグの海洋堂コレクションでした。
逆に考えると、今ならオークションで格安でゲットできるチャンスというわけなんですよね。
これでがっつり相当数が揃ったら、ちょっとした動物のはく製博物館みたいなのが作れるんじゃないでしょうか。
・・・スケール感はバラバラですがw
うーん、なんにせよ、もうちょっと数が必要ですね。
僕の埃まみれのコレクションは、もうちょっと眠っててもらうことになりそうです。
2023/08/08
Comment
お久しぶりです、こんにちは!
チョコエッグは一世を風靡しましたね。
当時はどこ行っても品薄で、手に入れるだけでも一苦労だったという覚えがあります。
私も学生時代にHJなどを読み漁っては、作例を参考にプラモ作ったり塗装の技術を読み解いたりしてました。
当時海洋堂と言えば、ボーメ氏か松村しのぶ氏かっていうくらい有名な原型師を抱える、最大手のガレージキットメーカーでしたから、その松村作品が数百円で手に入るってだけでも話題騒然でした。
今は海洋堂カプセルQシリーズとしてガチャ機で購入できるシリーズがありますが、これも良い出来していますよ。
http://kaiyodo.co.jp/items/capsuleq/
私は主に戦車や欧州車のを買ったりしていましたが、¥400であの作り込みは異常です(笑)
といいますか、そのお宝BOXの中身の方が色々気になります…
チョロキューブとかおもちゃのカンヅメとか電撃HM限定の1/144FGガンダムとか…
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>当時はどこ行っても品薄で、手に入れるだけでも一苦労だったという覚えがあります。
ああ、そうだったかもしれません!
なんとなく「見つけたから買っとこう!」みたいなノリで買ってた気がします。
>私も学生時代にHJなどを読み漁っては、作例を参考にプラモ作ったり塗装の技術を読み解いたりしてました。
おお・・・そうだったんですか!
何かのタイミングで全部捨ててしまって、今かなり後悔しています。
・・・ただ、プラモデル自体は実家に残っていたので、実は今日ひさしぶりに数点持って帰ってきましたw
>当時海洋堂と言えば、ボーメ氏か松村しのぶ氏かっていうくらい有名な原型師を抱える、最大手のガレージキットメーカーでしたから、その松村作品が数百円で手に入るってだけでも話題騒然でした。
なるほど・・・僕がなんとなく「すげえ」と思っていたことは、業界内でも話題だったわけですね。
>カプセルQシリーズ
うわ、存じませんでした。
異常な作り込みを請け負っているサプライヤーがいったいいくらでやってるのか気になりますw
>といいますか、そのお宝BOXの中身の方が色々気になります…
わー!さすがですねww
チョロキューブやおもちゃのカンヅメはまだしも、脚しか写っていないFGガンダムに目がいくとはw