ボロボロのヴィンテージトミカをゲット。CONTINENTAL MARK IVのレビュー。
2017/01/18
オークションでオールドトミカをゲットしました。
かなりボロボロな状態のCONTINENTAL MARK IVです。
僕は3インチミニカーはトミカ派ではないんですが、このモデルは以前に雑誌で見てからずっと気になっていました。
そこで価格的に完品のゲットは難しい僕でも、レストア前提でボロボロのアイテムなら買えるだろうと思っていたところ、ちょうどいい感じのヤツに出会えました。
まだレストアは出来ていませんが、オールドトミカの魅力に少し触れる事ができたのでレビューしたいと思います。
トミカのコンチネンタルマークIVのレビュー
トミカは言わずとしれた3インチミニカーの日本代表です。
1970年にデビューして以来、今日まで日本だけでなく世界のミニカーコレクターに愛されています。
トミカのFORD CONTINENTAL MARK IVは、1970年代後半に登場しました。
僕が知る限り、ボディカラーはブルー、イエロー、シルバー、グリーンと4種類あり、ルーフとボディでツートンになっているものとすべて一色のもの、インテリアカラーがレッドのものとホワイトのものがありました。
1980年代後半ぐらいまでは普通に発売されていたモデルだったようですが、トミカに造詣が深くないので詳しいところはわかりません。
現在のラインナップに残っていないのは確かですw
また、海外向けに「Pocket Cars」というブリスターで売られていた中にも存在していた車種です。
Lincoln Continentalについて
Continental MARK IVは、フォード社のリンカーンブランドから出ている「Lincoln Continental」の「マークシリーズ」と呼ばれるシリーズのうちの一台です。
リンカーンの歴史においてマークシリーズと呼ばれる展開は1950年代に一度されており、その際にもContinental MARK III~Vという車種が出ていたことからごっちゃになってしまいがちですが、本車は第五世代のコンチネンタルのうち、1972年から1976年に製造された方のMARK IVがモデルとなっています。
フロント・リア
フェイスデザインは1969年~1971年に製造されていたContinental Mk IIIのものを踏襲しています。
特長的なフロントグリルや開閉式のヘッドライトなんかはほとんど”まんま”ですね。
今回ゲットしたモデルはかみ合わせが悪くボディが浮いちゃってました。
フロントバンパーのナンバープレートを付ける部分には「FORD」と彫られています。
お尻側にはこれまた特徴的なスペアタイヤがデザインされています。
サイド
やや傾斜がついているのは前面のかみ合わせが悪いのが原因です。
これは購入時からそうだったのか、何かしらの理由でこうなったのかはわかりません。
後にバラして組み直したら普通に直りました。
ボディはベタ塗りのイエローで、ハードトップ部分だけホワイトに塗り分けられたツートンカラー。
タイヤは初期トミカの5スポークものですね。
ホットウィールでも1970年代から同じようなデザインのタイヤが出た事を思うと・・・さては、やらかしたのかもしれません。
タイヤサイズは小さく、直径1cmあるかないか。
ホットウィールのタイヤや、今のトミカのタイヤにくらべて一回り小さい感じです。
また、しっかりとギミックもついています。
ドアは左右両方とも開閉し、車体はサスペンションが効きました。
トップ・ベース
それにしても塗装が剥げ剥げですね。
もう早いとこ全部落としてレストアしたい・・・。
ルーフの剥げ方から見るに、イエローで塗ったうえからホワイトを乗せている感じですね。
ベースには1976 TOMY MADE IN JAPANと記されていました。
当時は日本製だったんですね!
メタルボディ×メタルシャーシなのでかなり重量感もあります。
またtomicaのロゴが大文字じゃなくて小文字なのも、なんだか不思議な感じです。
ちなみに海外向けの「Pocket Cars」も底面の記載はtomicaとなっていたみたいです。
分解
レストアベースで買ったので、とっととバラしていきます。
もう言うまでもないですが、バラすのには裏面にある2カ所の「かしめ」をドリルを使って削ってあげます。
かしめの山になっている部分をある程度削れたら、タイヤとボディの隙間からマイナスドライバーなどの硬いものを差し込んで、テコの原理でゆっくりとボディとベースを離してあげればOKです。
※この時に無理をすると車体が歪んだり、ドライバーの方が曲がったりしてしまうので、少し力を入れても外れなければもう少し削ってやる、などの調整が必要です。
パーツ構成はボディ、ウィンドウ、インテリア、シャーシ、タイヤ・・・と、ホットウィールと同じですね。
ただ、サスペンションを再現するための「板バネ」が搭載されているので、その分ちょっとコストがかかっているのかな。
左後輪の車軸曲がりがかなり気になりますね。
板バネを浮かしてあげればタイヤは外す事ができますので、ペンチ等を使って車軸をまっすぐにして戻してあげることにします。
おわりに
というわけで、なかなかボロボロのコンチネンタルマークIVでした。
この後レストアをしていくので、完成時にはまた記事にしたいと思います。
2017/01/18