遂にケーキを食べたビッグマムと、決着がついたルフィvsカタクリ!ワンピース89巻感想
2023/08/08
数か月に一度のお楽しみ!
今月はワンピ新刊(89巻)が発売される月でした。
前巻を読み終えた直後はとても待ち遠しかった今月の発売日が、気が付けば忙しさの余り、買うのを忘れていたという事態に。
数日遅れでようやく読むことができました~。
ワンピもついに次の巻で90巻ですか・・・。
18年で81巻とか言っていたのがもう2年も前のことです。早いなぁ・・・。
今巻のお話は主に「ビッグマムにウェディングケーキを届ける」ってことと「ルフィとカタクリの戦い」の二本軸でした。
主に・・・というか、むしろそれ以外のお話がなかったような・・・って感じです。
そのせいかいつも以上にダラっとした感じがあったかなぁ・・・。
ビッグマム編まだ終わんないの?みたいなw
終わったら終わったで寂しいんですけどねえ~・・・。
というわけで、以下若干のネタバレを含む感想をダラダラ書かせていただきまーす。
ワンピース89巻の感想
89巻は前述のとおりいつも以上にダラっとしていたせいか、あんまり思うところがなかったというのが正直なところ。
というのも僕があんまり熱心な読者じゃないからかもしれないですが。
妻曰く「ワンピースって読む前に気合い入れないと読めないのよね」とのことで、たしかにこの漫画を特別”難しいもの”として読んでいる方も多いと思うんですよ。
でも僕はやっぱり漫画なんで、もっと気軽に読みたいんです。
おだっちだって「隠れキャラとか探さなくていいから」みたいなこと言ってましたよね!?
なので、気軽に読んだ自己満の感想だと思ってください。
順不同です。
vs. カタクリのおわり
長かった(?)カタクリとのバトルも今巻で決着がつきました。
見聞色の覇気を極めすぎて少し先の未来が見えるようになってしまった人間とのバトルなんて・・・絶対に勝てるわけがないと思っていたのですが、普通に勝ちましたね~。
しかも「カタクリの冷静さを欠いて、覇気を使えなくして勝つんじゃないか・・・」って予想していたのがまんまと外れました。
むしろルフィが未来を見えるようになっちゃった、っていう。
そんでもって最終的にはルフィ持ち前のタフさで勝つ・・・といういつも通りの展開でしたw
こう書いちゃうとすごくペラいんですけどね、実際にはなかなか熱いバトルだったと思います。
個人的にはカタクリの「おれはもう・・・お前を格下とは思わねェ」という発言が好きだったなぁ。
ワンピのキャラの中で魅力的なヤツらって、決して自分を過信しないんですよね。
しっかりと相手の強さも弱さも認めたうえで、100%の自分をぶつけて勝とう・・・というスタンス。すっごいカッコいいです。
それに対して「ホントか!!嬉しい!!ありがとう」「でも!!勝つ!!!」と告げたルフィも良かったです。
いや、その直前のフランペによる奇襲を詫びるカタクリと、避けきれなかった自分が悪いと言い切るルフィ。
それを聞いて「外野がうるせェな・・・」とほくそ笑むカタクリ・・・という一連の流れが熱すぎました。
ほんと、おだっちはこういうの上手です。
最終的には「海賊王になる」という、ずいぶん先の未来を観ていたルフィが勝てたってことで・・・一本取られましたw
すがすがしいほどのクズ妹・フランペ
約40人の兄たちが選ぶ「ベスト妹ーティスト賞」を受賞しているという、シャーロット家36女のフランぺ。
なかなかのクズっぷりでしたね~。見ていて胸糞悪くなるぐらい。
つい数巻前まではプリンちゃんに似たような感情を持っていましたが・・・フランぺはより酷い気がします。
コイツだけはどんな過去があったとしても許せない。
ルフィとカタクリの勝負を邪魔するという描写のために登場させられた彼女ですが・・・本当に必要だったのかな。
でもまぁ、これがなかったらカタクリがルフィを認めて結果的に負けるということがなかったと思うので・・・話を進めるためには必要だったんだろうなぁ。
ありがとうフランぺ。
ナゾムズwwwなぜ変装させたw
ルフィとカタクリの戦いが終わった直後に登場した謎の救世主「ナゾムズ」w
どこからどうみてもぺコムズなんですが、1コマでルフィにバレるというwww
クッソwwなんのために変装させたww
誰一人騙せてなかったもんなぁ・・・。
ルフィなんて節穴の一味と言ってもいいぐらい他人の見分けがつかない(そげキングとウソップとか)のに、まさかの1コマとは・・・w
今巻で命を賭けてスーロン化したナゾムズですが、その最中に目を潰されそうになるなどした後での描写がなく安否が気になります。
あんな愛すべきキャラ、生きていて欲しいなぁ・・・。
ついにケーキを食べたママ
今巻ではついに長きに渡る食べ患いも治まりました。
やっぱりサンジくんのケーキは気絶するほど美味しかったようですね~。
これで一時休戦なのかな・・・?
ビッグマムがここまで美味しいケーキを一度で諦められるとは思えない・・・と思うと、次に取る行動は「誰が作ったんだい!?」みたいなパティシエ探しじゃないでしょうか。
でもって、プリンちゃんが白状して・・・「麦わら許すまじ、だけどあのケーキは食べたい・・・」みたいな感情に揺れたり・・・?
そんじょそこらのケーキだったら「それとこれとは別」つって、「サンジを生きて捕えられたらベター」ぐらいの感じだったと思いますが、やっぱりあのケーキは特別であって欲しいです。
でもでもやっぱり「ケーキの味<理想郷の建国」っぽい描写もあったし・・・これで麦わら海賊団と手打ちってわけにはいかなさそうな気もしますよね~・・・。
どうなるんだろう。すっごい楽しみ。
尾田栄一郎先生の次回作にご期待ください!
次巻が楽しみだわーなんて思ってたら、89巻のタイトルでもある「BADEND MUSICAL」の通り、最後の最後のページで麦わら一味がクイーン・ママ・シャンテ号の砲撃に沈んでしまう描写がありました。
ルフィたちもここまででしたか・・・。尾田先生の次回作に期待です!
・・・なんてなるハズがないので、どうにか助かるんでしょうね~。
どうなるんだろう。これまた次巻が楽しみ。
それにしても今巻はピンチ→援護→さらなるピンチ→さらなる援護→またしてもピンチ・・・みたいな展開がすごかったです。
ここら辺は見ていてなかなかハラハラさせられました。
プリンちゃんの泣きっ面
あ、あと印象に残っていたのは「おれのフィアンセ役はプリンちゃんでよかった」とサンジに告げられた時のプリンちゃんの泣きっ面。
ものっそい不細工に描かれていましたが・・・これってプリンちゃんに騙されていたり、その美しさを再認識したときのサンジの顔に対するアンサーソング的な感じなんですかねえw
この二人はビッグマムと麦わら2つの海賊団が手打ちにならない限り結ばれることはなさそうなので、プリンちゃんはすごく切ない感じになりそうなんだよなぁ。
ママがサンジのケーキを食べたいがために政略結婚して・・・みたいなことになってもいいんだけど、双方共にそれだと許せないことがあるだそうし・・・ううむ。どうなることやら。
ルフィとエースのなにかあった未来w
いや、これは描いちゃダメだろ!w
ていうか、なにかあった未来の反対側が「うまくいった未来」って。
なにかあった未来はうまくいってない未来ってことじゃないか・・・。
なんとなく、こうやって社会的弱者をネタにするようなのって今までのおだっちではなかったような気がするんですけどね~。
前巻でも気になった「死ね」とかの描写が増えたこととかも相まって、なんだか最近変わったなぁ・・・と思わせられました。
「それもらっていい肉なのか?」は笑ったけどもw
おわりに
というわけで、ワンピ89巻の感想でした。
ビッグマム編も次の90巻でちょうど10巻分ぐらいですかね?
ここらで一旦休戦する潮時なんじゃないかと思えます。
やっぱほら、ゾロとかフランキーがいない状態で四皇倒して欲しくないしなぁ・・・。
それにしても90巻かぁ。
麦わらの一味がなんとかビッグマムの海域から逃げ出したとして、次はワノクニ編で10巻・・・そしたらもう100巻ですよ。すっげえ。
これ、今から30年後ぐらいには僕らや僕らの子供世代が、さらなる子供たちに「面白いから読んでみ!」つって、「えー、100巻もあんのたりぃ・・・」とか言われる存在になるんでしょうね~w
追記
巻頭の作者コメントで横井正一さんをネタにしていた件について出版社が謝罪したそうですね。
最近のこういう「なんでも叩く風潮」はものすごく気持ち悪いけども、アレに違和感を覚えたのも確かなんだよなぁ。
おだっちにしても毎回「書くことねえ・・・」っていう中から捻出した話題だったんだろうけど・・・やっぱりここまで大きな作品になってしまったことを考えても安易に特定の誰かをネタにすべきではなかったんだろうと思います。
要するに「おだっちクラスの作者さんなら、誰かが不愉快になる可能性のあることは書かない方がいい」みたいな感じかと。
もっと小さな作品だったらね、「作者尖ってんなー」ってなるんですよきっと。
でもおだっちがやっちゃうと「うわぁ・・・やっぱり金持ってるヤツは思考回路が違うわぁ・・・」みたいな妬みにも繋がりそう・・・というか。窮屈だろうけど。
・・・っていうか、、上でも書いた「なにかあった未来」の方がよっぽど問題だと思うんですけどね・・・w
そっちは問題になってないのかなぁ??
2023/08/08