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年収100万円台の自営業が住宅ローンを組める金融機関

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      2019/10/25

前回の記事で「年収100万円台でもフラット35を使えば家を買える(可能性がある)」と書きました。

年収100万円台の自営業でも家を買えたというお話

・・・が、フラット35を取り扱っている金融機関ならどこでも相手にしてくれるか・・・っていうと、そんなことはないんです。

僕が調べた感じだと、実質相手にしてもらえるのはARUHI一択かなと。
その他の金融機関だと門前払いを喰らうか、審査にめちゃくちゃ時間がかかるか・・・という感じ。

融資実行までに日にち的な余裕がなかった僕らはARUHIにお願いすることになりました。
そのあたりの経緯を書いておこうと思います。

年収100万円台では門前払いを喰らう

フラット35を商品として取り扱っている金融機関はいくつもあります。
・・・ですがだいたいどこも「年収300万円以上」を利用条件に掲げているんですね。

でもフラット35の利用条件には最低年収が問われていないはずなんですよ。
もしかしたらこれは各金融機関が独自に「年収があまりに低い人は信用できない」っていう設定なのかなと思っています。

まぁ・・・当然のことなんですけどねw

なので、おのずと使える金融機関というのは絞られてくるわけです。

ARUHIか楽天銀行の二択

僕が調べた限りだと、年収100万円台でも受け付けてくれる金融機関はARUHIと楽天銀行の2つだけでした。(2018年12月現在)

ARUHIは実店舗およびオンラインのダイレクトがありますが、楽天銀行はオンラインのみの取り扱いです。
オンラインが候補に上がらない人であれば必然的にARUHI一択となりますね。

僕はオンラインの2つに事前審査を出しましたが、最終的にはARUHIの実店舗で契約することになりました。

オンライン金融機関のメリット・デメリット

普段からインターネットを使ったサービス利用をしている人であれば、住宅ローンの申し込みもオンラインでサクッと・・・と思うでしょう。
実際僕も「面会予約をして実店舗に出向く」という手間が惜しく、最初はオンラインに申し込んだのですが・・・やっぱりメリット・デメリット両方ありますね。

順に説明します。

オンラインで申し込むメリット

オンラインだと何と言っても店舗に出向かなくて完結するという手軽さがあげられます。

実際には金消契約とか司法書士さんとの面談とかの際にはどこかに出向かなければならないんだと思いますが・・・初動の段階での手間が少ないというのがメリットですね。

ARUHIも楽天銀行もWEB上で必要事項を入力して事前審査に申し込めば、翌営業日ぐらいには審査結果を出してくれますし、そのまま本申込に進むなら書類を送付してくれるので「家にいながら申し込みを完了させられる」というわけ。

また、オンラインの場合、諸々の人件費が浮く等あるのでしょうか、融資実行にかかる手数料が比較的安くなります。
たとえばARUHIの場合、店頭では融資実行額の2%が手数料としてかかるのに対し、オンラインだと1%(最低216,000円)。
※以下、金額は2018年時点のもの

1%とか2%とか聞くと「たいしたことない」って思うかもしれませんが、もし1,000万円の融資だったとしたら・・・1%で10万円、2%で20万円なので10万円も差額が出るわけですよ!
年収100万円台で頑張ってる身としては10万円って大きいですよね・・・。

ただしARUHIの場合は「最低216,000円」という決まりがありましたので、借入額が1,000万円ならどっちでも同じ手数料額になります。

オンラインで申し込むデメリット

オンラインで申し込む際のデメリットは「親切さがない」というところと「時間がかかる」という2点に尽きるでしょう。

まず事前審査の段階でも必要事項を淡々と入力していくだけなので、人間味がないというのは仕方ないかもしれません。
一応電話やチャットでのサポートも行ってくれますが、本当に「親身になってくれる」という感じが全くありませんでした。

要するに「申し込まれた内容を元に(機械的に審査を)進めるか否か」という感じなんですよね。

申し込み内容に不備があったりした際にはそれだけで落とされる可能性があるということです。
住宅ローンの申し込みに関して熟知している人でないと正直言って難しい部分があるでしょう。

また、実店舗だと最短3営業日ぐらいで通る本審査が、オンラインだと1ヵ月以上かかることがザラ。
僕の場合、ARUHIのオンラインで本審査まで申し込み、正味4週間後に担当者から電話があり・・・そこで結果が出るのかと思いきや「提出頂いた書類について確認したいことがあります」みたいな内容で・・・そこから本審査の結果が出るまでさらに1週間以上かかりました。

その間に「申し込み内容に不備があった」等あれば、もう一度最初からやり直し・・・なんて可能性もあるわけです。

本当に時間に余裕のある人しか利用しないべきだと思いました。

金融機関(実店舗)のメリット・デメリット

一方、実店舗を構えている金融機関を利用するメリット・デメリットはオンラインのものと真逆になる感じですね。

実店舗で申し込むメリット

僕は最終的に実店舗で申し込むことになったのですが、その時に感じた最大の恩恵は「親身になってくれる」という点です。

オンラインだと本当に淡々とことが進むのに対し、実店舗だと担当者さんの「なんとかしてお金を貸したい」という想いが伝わってきました。

具体的には同じARUHIのオンラインと実店舗で「その他の借り入れ」についての対応で差があったのを書いておきます。

住宅ローンの借り入れをする際には、その他の借り入れがあるかないかというのも融資金額に関わってきます。
たとえば車のローンを毎月1万円ずつ支払っているんだとしたら、12万円を年間返済金額に上乗せして計算しなければなりません。

今回我が家では大学入学時に借りた奨学金の返済が残っており、これを考慮に入れてなかったために審査にひっかかってしまったのです。

オンラインでは「他に借り入れがあるので申し込み頂いた金額での融資は難しいですね」で終了。
もう一度金額を替えて審査するなら、最初から申し込み直してくださいという感じでした。

一方実店舗だと「完済条件付きでなら希望額での融資が可能です」とか「今の年収と奨学金の返済を考えるといくらまでの融資なら範囲内です」とか・・・何かしらの案を提示してくれたのです。

住宅ローンを組むのなんて初めてなので、その他にも不安な点やわからないことなどがたくさんあるわけですよ。
そういう一点一点の解決に関しても実店舗なら一緒に解決していってくれる印象があり、信頼できました。

※オンラインだと(担当者が悪かったのか)正しくない情報を教えられることもありましたので・・・やっぱり玄人向けだなと。

もう一点。
実店舗での本審査は本当に早かったです。
本申し込みから3~5営業日では審査結果が出ました。

オンラインだと1ヵ月近くかかってようやく書類内容を確認してもらう・・・というスピード感だったので、急いでいる人は真っ先に実店舗へ駆け込むべきかなと思います。

※我が家は物件引き渡しの期限が決められていたのでとても助かりました。。。

実店舗で申し込むデメリット

デメリットもオンラインにおけるメリットの逆ですね。
いちいち面談するために店舗まで出向かなければならない点、そのためにアポイントを取らなければならない点、手数料が高いなど。

オンラインだと基本はチャットベースでのやりとりになるので時間に追われることがありません。
ですが実店舗だと対面か電話が基本になるので、なんとなく慌ただしくなる感じはありました。

あとは手数料ですね。
ARUHIだと1%→2%となるので、借り入れ額が大きければその分負担する事務手数料も高額になってしまいます。

・・・ただ前述したとおり、ARUHIの場合はオンラインでも最低216,000円という縛りがあるので・・・借入額が必然的に少なくなる年収100万円台自営業者なら迷わず実店舗に行くべし!って感じかな。

おわりに

フラット35は本当に年収が低い自営業者にとっての救いの手のような商品だと思います。
(家を購入するのが正しいとか間違っているとかいうのはさておき)

ただ、同じ商品でも取り扱う金融機関によっては扱いが違うということがあるので・・・いろいろなところにアプローチをかけて見るといいかもしれません。

今回僕らは期間的な問題もあって楽天銀行が候補から外れてしまいましたが、もしゆっくりじっくり審査を進められるのなら候補に入ってきたと思います。
もし年収200万円を突破しているのならイオン銀行や信用金庫など選択肢も広がるんですけどね~。

※次のお話はこちら↓

フラット35で年収以外に審査に響く部分について

   

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      2019/10/25

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