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初心者ブロガーがアドセンスサイトで稼げる理由は「利他的な状況を作りやすい」ということ

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      2020/05/04

アフィリエイトを始めとするウェブの広告ビジネスに手を染めて、気づいたら1年以上経過していました。

そんな僕が、これから始めようとする方にオススメするのは、やっぱりアドセンス(または同様のクリック型のアフィリエイト)です。

なぜならアドセンスサイトは「利他的な状況を作りやすい」から。

商売の基本は徹底した利他主義にあります。
これは京セラの創業者である稲盛和夫氏の言葉でもあります。

利他とは、その字の通り「他者の利益」のこと。

商売が利他的でなければ成り立たないのは自分が客になればわかること。
たとえば服を買いに行った時に「明らかに自分には似合わないけど、売れたら店側が得しそうな高い服」をオススメされたら・・・買わないですよね。

客の利益にならないことをしている店は、いつか潰れます。

僕は6年間自分の店をやって、潰しました。
その後1年間アフィリエイトをやってみて、「利他主義」の難しさを痛感しています。

ではなぜアドセンスなどのクリック型アフィリエイトが利他的な状況を作りやすいのでしょうか。
僕の経験を元に説明します。

なぜクリック型アフィリエイトが初心者に向いているのか

アフィリエイトには大きく物販型とクリック型、月極型といった広告の種類があります。

物販型は、紹介した商品が売れて、はじめてお金になるもの。
クリック型は貼った広告がクリックされたらお金になるもの。
月極型は、商品が売れなくても、広告をクリックされなくても、広告枠だけ用意しておけば毎月お金が貰えるものです。

月極型はおそらく初心者の場合は契約すらして貰えないので、今回は置いておきます。
残りの2つ、物販型とクリック型を比べた時に「なぜクリック型が初心者に向いているのか?」を考えてみましょう。

物販型サイトは利己的になりやすい

前述のとおり、商売の基本は利他的であることです。
・・・が、商売をしたことがない、お金がなくて切羽詰まっている、はやく利益がだしたい・・・などの状態でスタートすると、どうしても記事やウェブサイトは利己的になりやすいもの。

利己的かどうか?というのは、現実のショップを想像するとわかりやすいかもしれません。

たとえば、あなたがある悩みを持ってショップを訪れたとします。
そこで店員さんに相談したところ、その「悩みの原因」や「一般に信じられている”間違った解決方法”」、または「正しい解決方法」なんかを全て丁寧に教えてくれました。

そして、「これが解決の近道になる商品です。」「もし良かったら買って試してくださいね」なんて言われたら・・・なんとなく「買ってもいいかな」と思えるのではないでしょうか。

・・・でももし、あなたが何気なく歩いていた通りにあったショップから出てきた人が「お願いします。あなたが買ってくれないと店が潰れちゃうんです!人助けだと思って買ってください!」などと懇願してきて、よくわからない商品を売りつけられそうになった場合は・・・絶対に買いたくないはずです。

前者は客であるあなたの利益を最優先している利他主義。
後者は店側が自分のことを優先に考えている利己主義です。

僕は、ここまで露骨ではないですが、お金がない状態でスタートしていたので、どうしても「買って買って!」というウェブサイトを作っていました。
こんなのをたくさん作ったって、売れるわけがありません。

頭ではわかっていても、物販型は商品が売れない限りお金にならないため、どうしても焦りが文章やサイトに出てしまうものです。
とにかく広告をバシバシ貼ってしまいがち。

でも、商品を売るための広告って、「目に付く場所にバンバン貼ればいい」ってわけじゃないんですよ。
たとえば電車の広告を見て、そこに新商品のビールが紹介されていても、その場で即買いに行くなんてことは基本的にありえないのと同じです。

それよりも電車に乗っている時に「今晩家にキンキンに冷えたビールをお届けします」って商品へのリンクが貼られたメールが届いた方が「おっ、買ってみるか」ってなりそうじゃないですか。

物販型の場合は、そういうズバーン!と切り込めるような広告が1~2本あれば十分で、あとは「それを買ったらいかに読み手が得をするのか?」に訴えた文章をたくさん用意しなければならないわけです。

クリック型アフィリサイトの仕組みと、いくら稼げるのか

それに比べて、クリック型のアフィリエイトの場合は指定の商品が売れなくていいわけですから、利他的になりやすいと言えます。

クリック型のアフィリエイトは物販型に比べて単価が低いです。
だいたい1クリックで数円~数百円。(物販なら1購入で数百円~数万円)

そのため、たくさんクリックされなければ利益には繋がりません。
じゃあたくさんクリックされるためには何が必要か?っていうと、たくさんの人に来てもらって、たくさんのページを読んでもらう必要があるんです。

1つのページを見てもらうことを「1PV(ページビュー)」と呼び、(ジャンルにもよりますが)だいたい月間の1PVあたり0.2円ぐらいの相場だと思って間違いないと思います。

そう思うと、月に1万円稼ぐためには、50,000PVが必要ということ。
だいたい1日1,670PVってとこです。

物販型アフィリであれば、PVが1だったとしても売れさえすればお金に繋がるのに対し、
クリック型アフィリはPVを稼げなければ高額報酬が難しいということ。

それだけ聞くと「じゃあ物販の方がワンチャンあるじゃん」と思うかもしれません。
でも、クリック型の場合には「売らなくていい」というメリットがあるんです。

この「売らなくていい」ということが、クリック型アフィリエイトの仕組みの面白いところなんですね。
クリック型アフィリエイトでお金を得るのは、以下のような流れです。

まず、僕らアフィリエイターが、「読んでもらうためのコンテンツ」を作成。
エンドユーザーはそれを無償で読みます。
その際に、気になる広告があったらクリックして、納得がいけば購入に繋がるわけです。
そして購入に繋がらなかったとしても、エンドユーザーのクリックのおかげで、ぼくらは広告主からお金を得られるという仕組みです。

これ、構造が「雑誌」にすごく似ているんですね。

雑誌の構造に似ている、クリック型のアフィリサイト

僕らがよく読む雑誌というのは、その半分ぐらいは広告でできています。
記事のように見えるコンテンツも、実は広告だったりするんです。
※これってステマじゃないの?って思うけど、特に問題になってないのが不思議。

ファッション誌で妙に同じブランドの服ばっかり扱っているとか、地域系雑誌でいつも同じ店ばっかり紹介されているとか、ぜーんぶ広告です。
もちろん僕はそれが悪だと言いたいのではありません。

実際に僕ら自身もエンドユーザーとして、そういった雑誌の記事や広告から情報を得て、興味があればその服を買ったり、その店に行ったりするわけですよね。
広告主は、そういう「来店のチャンス」を得るためだけに、雑誌の紙面に広告費を払って広告を載せているということです。

いわばコンテンツを餌に、広告を見せているという構造。
これが雑誌とクリック型アフィリエイトサイトの似ているところです。

クリック型アフィリサイトはそのもの自体を売らなくていい

雑誌とクリック型アフィリエイトサイトの唯一違う点は、雑誌は有料コンテンツでクリック型アフィリエイトサイトは無料で読めるコンテンツであるということ。

つまり僕らはクリック型アフィリエイトサイトを作る際、エンドユーザーに対して「コンテンツも商品も売らなくていい」というわけなんですね。
※雑誌の場合は情報を与えるための雑誌自身をまずは売らないといけません。(立ち読みって手もあるけど)

何も売らなくていいということは、ただただエンドユーザーが得をするコンテンツを作るだけでいいということに繋がります。
そこには下手な売り込みもないため、信用もされやすいですし、徹底した利他コンテンツとなりやすいわけです。
※逆に素人が覚えたての「ライティングテクニック」を使うと、途端に信用ならない文章が出来上がるので注意。

「この記事おもしろかったな、ほかの記事も読んでみよう」ってなれば、自ずとPVも増えていきますし。
PVが増えれば、勝手に収益も増えていくというわけです。

おわりに

こういったことから、「クリック型アフィリエイトの方が利他的になりやすく、初心者にも稼ぎやすい」と言える理由になります。

実際には広告を貼る位置だとか、その広告の単価を上げるためにサイトの特性を作るとか、「エンドユーザーが得をすること」以外にもやらなければならないことはいくつかありますが、PVが少なければそんなのをいくら気にしても雀の涙程度しか変わりません。

初心者ほど自分の利益よりも優先的に「この記事を読む人はどんな得をするだろうか」ということを特に気にして記事を書くように心掛けなければならないわけです

そして慣れてきた頃には、「この記事を読んでいる人なら、この商品を使ったら絶対に得をする!!」という状況が作り出せるようになります。

その時こそが物販アフィリリンクを貼るチャンスと言えるでしょう。
「お金を払っても、それ以上の得ができる」とエンドユーザーが思えたら、それはきっと購入に繋がるはずだからです。

   

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      2020/05/04

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