なぜ「アメリカンドッグ」は一種類なんだろう?
先日息子が僕になぞなぞを出してきた際のこと。
「ヒントは父ちゃんの好きな食べ物だよ~」と言われ、「ワイの好きな食べ物・・・?なんだ・・・?」と考え込んでしまいました。
まず頭に浮かんだのはタコライス。
あとはゴーゴーカレー、ビッグマック、ケンタッキー・フライド・チキン、マリオンクレープ、etc…etc…
結局答えは「バインセオ」だったんですが。
その過程で「アメリカンドッグ」が頭に浮かんだんですよ。
そう、僕・・・アメリカンドッグ好きなんです。
あのなんとも言えない懐かしい味わい。。。
でもふと考えたんですよね。
なんでアメリカンドッグって、どこで食べてもあの味なんだろう?って!
一種類である
たとえば「カレー」とか「ハンバーガー」っていうと「どこそこの~・・・」が重要じゃないですか。
「モスバーガーは好きだけどマックは嫌い」とか。
「ゴーゴーカレーなら食べたいけど、ココイチなら要らん」とか。逆も然り。
それが「アメリカンドッグ」だと、わりとどこのヤツでも美味しいですよね。
美味しいっていうか・・・どこで食べても「同じ」ですよねw
もちろん「スナックショーケースにずっと置いてあって乾燥してるやつ」とか、「スーパーで買ってきてレンチンしただけのやつ」みたいな、仕上がりの差はあります。
でも、ちゃんと同じ調理過程を経て「揚げたてです」みたいなのを食べれば、基本的に差がないよなと。
これってきっと「アメリカンドッグ」っていう料理がもう定型化しているってことなんだと思うんですけども。
ではなぜアメリカンドッグはその枠からはみ出ることがなく、一種類に収まっているんでしょ??
余地がない?
たとえばグルメバーガーってあるじゃないですか。
ハンバーガーってもともとはマクドナルドで食べられるアレみたいな簡素なやつだったと思うんですけども、今だとアレやこれや具材を挟んでみたり、そのクオリティを高めたりと、無限の可能性を秘めているわけです。
アメリカンドッグもそういう進化があっても良かったのではないか?と。
それともそうする余地がなかったんでしょうか?
バーガーなら簡単に挟めば済むことですけども、アメリカンドッグじゃねえ・・・?
・・・いやいや!いけるでしょ!
たとえば中の魚肉ソーセージをジョンソンビルにしてみるとか、、、
まわりのパンケーキ生地をもっと甘くしてみるとか。
牛脂使って揚げてみるとか!
なんだったら周囲にコーンフレークをつけてから揚げて、クリスピーアメリカンドッグにするとかさぁ~!
うわ、美味しそうじゃん。。
なんだったらそれにメープルかけて、メープルアメリカンドッグとかやっても良さそうな、、、
おわりに
ただ、ねー。
オリジナルのアメリカンドッグって、素人には開発が難しいんですよね。
以前、商売をやっていた時の同業者が「アメリカンドッグ作って売ったろう思てまんねん」とか言って、魚肉ソーセージとホットケーキミックス買い込んできて挑戦してましたけど、全然あんな形に出来上がらなくて。(型があれば簡単なのかなぁ?w)
となると、やっぱ大手さんが頑張ってくれないとダメでして。
でも大手さんはそんな突飛なヤツをやるぐらいだったら、普通のを作ってた方が絶対に売れるわけで。。。
あ、そうそう、ちなみにアメリカンドッグ、アメリカでは「コーンドッグ」として売られてますのであしからず。