どうしたら面白いゲームが作れるのか?
息子に聞かれたシリーズです。
「パパ、どうしたら僕は面白いゲームが作れるかなぁ?」と先日唐突に聞かれまして。
面白いゲームなんて作ったことがない僕ですが、いっちょ前に息子にその極意を伝授して参りました。押忍。
でもまぁ、面白いゲームの作り方なんてわかりますよ!
「作り方を知っている」ということと「作れる」ということは別なのです!!
(コンサルタントは会社を経営できるわけではないのです)
というわけで・・・僕が息子に教えた「どうしたら面白いゲームが作れるのか」をここに備忘録として残しておきますね!
将来面白いゲームが作りたい方は是非参考にしてみてください。(自信満々)
CG、プログラミング、シナリオ・・・ではない!!
ゲームを作ろうと思うと、大体の人は「プログラミングを勉強して・・・」みたいなところを想像しがちです。
それか「綺麗なグラフィックスを描けるようになって・・・」「いやいや、面白いシナリオを書けて・・・」と考えますでしょうか!?
・・・違うんです!
これらは「面白いゲーム」に必要な要素かもしれませんが、これをマスターしたからといって面白いゲームが作れるわけではありません。
なんていうか・・・大工さんは木を切ったり釘を打ち込んだりして家を上手に作れますが、大工さんがハイセンスな建造物を考え出したり、過ごしやすい家を設計したりするのはちょっと難しいというのと同じ感じです。
※もちろんそれが出来る人がいるということを否定するわけじゃないですよ!!
アウトソーシング出来る部分はプロに任せる
僕はこういう話をする時にいつも漫画ワンピースのルフィの言葉を思い出すのです。
ルフィがいつだったか「おれは剣が使えねェ」とか「おれは料理ができねェ」だとかを自慢してたシーンがあったでしょ?
あれです。
つまり、剣術だとか料理、航海術に医術というのはその道のプロがいるので、ルフィがやる必要がないわけですよ。
それと同じことで、グラフィックスもプログラミングもシナリオも、あなたが面白いゲームを提案することさえできれば、プロの人が補ってくれるわけですな!
だから面白いゲームを作りたい人は、真っ先にグラフィックスやプログラミングを学んでる場合じゃないのです。
面白いゲームが作れるようになるためには・・・
では面白いゲームが作れるようになるためには何をすべきか?
その答えは「ゲームをたくさんやる」だと思います。
ゲームと言ってもいろいろあって。
テレビゲームもそうですし、ボードゲーム、カードゲームなどを片っ端からやる。
さらにはスポーツも「ゲーム」ですよね?
オリンピックなんかはOlympic Gamesって呼ばれてますし。
あとは鬼ごっことか、数字を3つずつ言いあって20になったら負けのやつとか、ジャンケンとか、マルバツゲームとか、etc…etc…
なんでもかんでもやってみると、やだなー、こわいなー、、、見えてくるんですよ・・・。
・・・ゲームの面白い”ルール”が。。。
ゲームとはルールである!!
そう、面白いゲームというのは、ワクワクするルールが存在しているのです。
逆に言うと、絶妙な線引きのルールがないゲームというのは・・・やっぱり面白くないんですよ。
いろいろなゲームを体験することで「どんなルールだったらワクワクするのか」というのが自然に身についていくというわけです。
たぶんヒントはリスクと報酬のバランス・・・みたいなところでしょうか。
自分がのめり込んだゲームが「なぜ面白いのか??」を研究していけば、自ずとたどり着けそうな気もします。
というか、だいたい世の中にあるゲームって、いくつかのシンプルなルールの組み合わせとか、その派生とかだったりするんですね。
たとえばジャンケンという非常にバランスに優れたゲームがあるじゃないですか。
ここにバランスブレイカーになるようなルールをいれることでギャンブル性を持たせるだけでも新しいゲームが生まれるわけです。
しかも面白いっていう。(実際にどこぞの賢いゲームクリエイターさんが作ってました)
なので面白いゲームを作る近道は、ゲームをたくさんやっていろんなルールを吸収することだと思うのであります!!
おわりに
もちろん、最初から最後まで「面白いゲームを作ったことがない僕による妄想」に過ぎないこと・・・本当に申し訳ないと思っている!!
・・・でもそこまでハズレてないんじゃないかなぁ?
ソシャゲとかにも当てはまると思うんですよね。
如何に射幸心煽って課金させるのか・・・みたいなところも、うまいことルールがハマってないと叶わないだろうし。
ゲーム以外もそうですよ。
面白い漫画を描ける人は、どうしたら読み手がワクワクするのかを知っているんでしょう?
ちなみに、いくら面白いゲームをたくさんやっても、そこから新しいルールを作る、ルールを組み合わせていく・・・みたいな構想は地頭が良くないと出来ないと思うので、ある程度の学習は必要だと思います。
なので「面白いゲームを作りたいのなら、勉強は並行してやるべし!」なのかもなぁ。