ブログが書けたよ!

自分がやってきたことだけなんでも書く、ジャンルむちゃくちゃマガジン

日本人の(?)生真面目さは良い部分でもあり、愚鈍な部分でもある

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最近、コナミに二次創作活動の許可を貰おうとしてガンガンに燃えた話題がありました。

ツイ主さんはガチで許可が貰いたかったのか、何かの腹いせで他の二次創作活動者さんたちを終わらせたかったのかが僕にはちょっとわからなかったのですが・・・この手のヤツってなかなか大手企業が個人に「いいよ」って言ってくれないんですよね。

・・・ていうか。

厳密にいえば「あかんで」ってことなんだけど、でもまぁあまり目障りにならない程度だったら・・・暗黙に目をつぶるで?
っていうのが企業側のポジションなわけで。

下手に「許可をください」っていうのをやっちゃうと、企業としては「(いろいろと面倒だから)ダメよ」って言うしかないんですよね。

でもこれってすごく日本教育的な質問というか。
生真面目な感じがして、良くもあり、悪くもあり・・・みたいな、そんな感じがするのです。

※あいや、アメリカの方が下手なことしたら訴えられるから絶対に確認するのかもだけどw

他にもあるぞ、こんな例

僕が移動販売をしていた頃にも似たような体験をしました。

移動販売車(キッチンカー)って、基本的に路上での販売はNGなんですよ。
路上で販売していると、警察が来て怒られちゃうんです。

こんなのもね、たぶん道交法的にはNGなんだけど、即罰金取れるようなアレでもないですし。
警察としても本来は「見て見ぬふり」した方が楽だと思うんですよ。

でも、どうやら近隣の飲食店から苦情の通報が行くらしいんですよね。
そりゃランチタイムに自分の店の前にサッと車でやってきて、バーッと売り抜いて逃げられたら・・・家賃払って店を構えてる方は面白くないですからね。

僕も当時、ケバブ屋のあんちゃん(東欧系の人)に凄まれましたもん。
「おまえ、誰の許可得てここで売ってんだ?」って。
(いやお前も路上で売ってるやんけ!って口論になりましたが、、、あっちはケツ持ちがいるんだってw)

でね、悔しくて、警察に「路上で販売する許可をくれ」ってかけあっても、そんな許可くれないんですよ。(当たり前)

だったら・・・と思って、企業が入ってるビルの敷地に出店させて貰おうと思って交渉するんですけど、、、やっぱ向こうさんもそう簡単に許可は出してくれないんですよね。
ましてや相手が個人事業主となれば、話を聞いてすらくれないというか。

でもそのビルの前の路上で売ってれば、そこの社員さんはバンバン買ってくれるので・・・僕らはコソッと売り続けたわけなのですが。

パロディグッズの件も

最近巷を賑わせている、ヤマト運輸のパロディグッズ。
ああいうのだって、勝手に売ったら訴えられるかも・・・つって、もしヤマトさんに許可取りに行こうもんなら絶対にNG出ますからね。

だから「グレーである」ということはわかっていても無許可で作って売るわけですよ。

きっと、あまりに酷いパロディグッズでない限りは、先方さんもいきなり訴訟とかにはならないはずなのでね・・・。
(たぶん一回目は「やめろや」っていう注意があって、それでも言うこと聞かないヤツは訴えられるんじゃないかと)

まぁ・・・ヤマトの件といい某パロディ時計といい、シモネタが過ぎるものは訴えられて然るべきw

すごく日本教育的じゃない?

でね、「グレーな事象を確認して、明確な許可を貰いたい」って、すごく日本教育的な気がするんですよ!

まぁ、「日本教育」とくくると主語がでかいですけども。
なんていうか・・・道徳の授業で習ったとおりというか。

ほら、誰もいない交差点で、赤信号だった場合・・・止まるでしょ?
それって全然意味もないことだし、安全を確認したら赤信号でも渡った方が時間を無駄にしなくて済みそうなのに、結構みんな守ってるじゃないですか。

なぜかっていうと、それが「いけないこと」だから。
そういう風に習ったから、みたいな。

最近読んでる漫画「アイアムアヒーロー」でも、崩壊した世界で主人公が律儀に社会のルールを守ったり、ゾンビ相手にサービスの対価としてお金を払ったりしてる描写があるんですけど・・・それに通ずる感じ。

なんていうか、相手や全体のメリットよりも、自分の保身というのが先行しちゃってるのかな~?っていう。

グレーな事象に関しては、確認しなければグレーのまま(である可能性が高い)なんです。
そのままであった方が得をする・・・ってことが本当は多いんだけれど、自分にとってマイナスになる可能性も残ってて。

であれば、「全体が損をするようなことになってでも、自分が損しない状況に持っていきたい」って感じなのかなーと。

おわりに

ま、そんなことを考えたよーってお話でした。

そもそもね、個人と企業ってのは対等ではないですし、サービスの需給以外の部分っていうのはWin-Winじゃないんですよね。

なんだったらそういう問い合わせへの対応って時間的なデメリットこそあれ、企業側にはメリットがないわけで。
だから個人になんて諸々の許可を出すわけがないんですよ。

だったら僕らも下手に許可なんて貰わずに、「どこまでだったら怒られないか(企業の価値を損なわないか)」ってところを自分で考えて、グレーに行動していくってのがベターなんじゃないですかね~。

まぁ、あくまでこれは商売人の話なので、、、しっかりしていないと気持ち悪い!って人はしっかりと許可取るべきだろうと思いますが。
(ただし「気持ち悪い」って感情も自分自身のものであって、企業にとっては何のメリットもないのよねー)

   

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