サイゼのやわらか骨付きポークにひとこと言いたい
2020/05/04
先日、サイゼに夕飯を食べに行った時のこと。
こんなメニューが目に付きました。
夏季限定 ビールにぴったり!
やわらか骨付きポーク、正式名称は「骨付きポークのオーブン焼き(バックリブ)」です。
バックリブと言えばベイビーバックリブのことで、
豚の背中らへんのアバラ骨まわりのお肉のこと。
一般的に入手できるスペアリブよりも骨が小さく、肉質も柔らかい部位だったと思います。
特に日本では入手が困難で(というのも欧米と豚の切り分け方が違うから)、
食べたいと思った時にはアメリカ料理のお店に行かないと食べられないような代物です。
それが夏季限定とはいえ、サイゼで食べられるようになりました。
世も末です。いや、めちゃくちゃ嬉しいことです。
しかも破格の799円。
オーダーしないわけにはいきません。
サイゼの骨付きポークリブ、レビュー
オーダーして待つこと数分。
運ばれてきたのはそこそこの肉の塊でした。
これは期待が出来そうです。
メニュー名も「やわらか」とあえて名乗っているあたり、ホロッホロの柔らかさを期待します。
・・・が!その期待は一瞬で裏切られることに。
思ったほど柔らかくない
ナイフを入れますが、思ったほど柔らかくない。
なんとか切り分けて、こんな感じです。
うん、メニュー写真では骨5本分だったけど、実際のは3本だった。
でもそこはおそらく重量とかだいたいの大きさとかで判断してるんだろうから、良しとします。
これを豪快に手で持ってかぶりつき、そしてしゃぶりつくわけです。
味は、元肉屋の義父がたまに作ってくれるスペアリブにそっくりでした。
そのスペアリブは茹でたものを焼き肉のタレに付け込んで味付けするんだったかな。
これはもう「そりゃ美味しいに決まってるよ」っていう味付け。
でも、アメリカンなバックリブを期待すると、やっぱり裏切られます。(というか、ここはイタリアンだからいいんだけどw)
アメリカンなバックリブとの違い
バックリブと言ったら、アメリカンBBQの代表みたいなもの。
向こうの人は庭先でおおむろにBBQグリルを熱したら、
下処理をしたうえで各種スパイスを塗り込んだバックリブに自家製BBQソースを塗りたくって、低温でじっくりと焼き上げていくわけです。
この下処理とじっくりと焼き上げるという調理法によって、本当にやわらかく仕上がるのがアメリカンなバックリブ料理です。
この工程をサボるとせっかくのバックリブでもやわらかくは仕上がりません。
さらに本場ではスパイスと自家製BBQソースのおかげで甘辛いソースの下にスパイシーさも強く出るのが特徴です。
果たしてイタリア料理にこういったバックリブ料理が存在するのかはわかりませんが、もしアメリカのバックリブを期待するなら「違うもの」だと思った方がいいですね。
付け合わせがいい感じ
正直、バックリブの料理で799円という価格も驚きですが、
付け合わせとしてフライドポテトと野菜のマリネがついてくるのも嬉しいところです。
とくにこのマリネがなかなか美味しくて、お酒のアテとして最高でした。
もしポークリブをオーダーするならピクルスとかは要らなさそうです。
おわりに
というわけでサイゼのやわらか骨付きポークを食べてみた感想でした。
タイトルは今回「ホッテントリメーカー」を初めて使ってみて、面白そうだったのでこれにしてみました。
「ひとこと言いたい」つって、ひとこと言わないのも何なので言ってみると、
「美味いけど、下処理や調理をもうちょっと頑張って!」ってところです。
「やわらか」を名乗るのであれば、もっともっと柔らかくしないと嘘ですから。
頑張っても骨がこの状態までが限度。
本場(アメリカ)のリブなんか、もっとスルッと骨が抜けてツルツルになりますし。
あっ、でもあれかな。
イタリアンのリブ料理があるのかな(三回目)
いずれにしろ普通に美味しいし、お酒のアテとしてはかなりオススメだとは思います。
2020/05/04