TSAロックをかけていたけれど、盗難にあった話
2017/12/18
つい先日、TSAロックのマスターキーの画像が流出して、
TSAロックが意味をなさなくなった事がニュースになりました。
[参考]TSAロックのマスターキー画像が流出 誰でも”合鍵”作成可能な状態に|ねとらぼ
そういえば、2008年のこと、
TSAロック対応のスーツケースで旅行に行き、
帰って来たら荷物の一部が無くなったいた事を思い出しました。
2008年04月末~05月、ラスベガスからの帰り
事は2008年のGWに起きました。
実家の家族と、妻の家族と、ラスベガスに行った帰りです。
サンフランシスコを経由して成田に帰ってきたのですが、
TSAロック対応だった母と弟のスーツケースから、いろいろ無くなってました。
昔の事なので、そこまで鮮明に覚えてはいないのですが、
母のスーツケースからは装飾品類(真珠のネックレスとか)が、
弟のスーツケースからはiPodの充電器が消えていました。
もちろん、出発前に確認をしたという話です。
TSAを疑うわけではないですが、出国の際にきちんと鍵をかけ、
帰ってきた時にスーツケースを開けたら、中身が少し荒らされていたことから、
開けたんだろうと推測しました。
装飾品はまだわかりますが、iPodの充電器は何の為に???って感じです。
肝心のiPodは無事でした。
(古いヤツだったからかな)
保険が適用されたけれど
この時、母が入っていたクレジットカードが旅行の保険に対応していたので、即連絡。
被害にあったものの一覧と、その購入時の価格を記載して提出することで、
お金は戻ってきました。
(もちろん購入時の全額ではありません)
こういうもしもの時の為に、海外旅行では絶対に保険に加入しておいた方がいいです。
クレカが対応していれば、それに越したことはありません。
[参考]年に一回は海外旅行にいくなら、VISAのゴールドカードで20,000円以上得する件
もし被害にあわれた方で、保険に入ってなかったと思っても、
一度クレジットカード会社の特典などを確認してみる事をお勧めします。
・・・とはいえ、お金が返ってきても、その物との思い出などはかえってこないんですよね。
今回はたまたま母も思い出の品ではなかったようですが、
その装飾品が亡き父との思い出の品だったとしたら、その悲しみは計り知れません。
権利を逆手にとった悪事
TSAに関しては、当時はかなり盗難・遺失事故が多かったみたいです。
その内部事情までは知らないので、どのようにしてそうなってしまうのかはわかりません。
今でこそ聞かなくなりましたが、冒頭の通り誰でもロック解除できてしまうとなると、
もう全く信用できない規格になったという感じです。
そもそも、ロックしないとスーツケースごと壊されるという脅しがあったからこそ
わざわざ対応したスーツケースを購入してまで臨んだわけですよ。
それはTSAという機関を信用しているからこその行動です。
TSA側は、どのような事態であったにせよ、
信頼を預かったうえで荷物をチェックするという権利を逆手にとった悪事のような結果になってしまう事は
本来起こってはいけなかったのではないかと思います。
おわりに
TSAの検査にせよ、機内持ち込み荷物の検査にせよ、
結局は飛行機に対してよからぬ事をしようとする輩のせいで、このような状態になっています。
でも逆に言えば、それがなかった時代に犠牲になった尊い命のおかげで、
今の安全な空の旅が守られているんだという証でもあるわけです。
だから、検査をすることや、その面倒臭さに対して文句を言うつもりは全くないです。
が、その権利を与えられたんだからこそ、信頼を裏切るような事は絶対にしてはいけないと思います。
・・・と言っても、TSAロックが破られた今、今度はどうなるんでしょうねえ。。。
2017/12/18