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プーケットの直行便がないのは何故?日本人が行かなくなってしまった理由。

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      2020/05/04

phuket_now

僕がいままで旅行に行った場所の中でも、プーケットは1、2を争う素敵なリゾートでした。
決して海が綺麗なわけでもないし、町もアジアそのものなんだけど、
出会ったタイの人たちは優しいし、タイ料理も美味しいし、本当に最高です。

それまでグアムやハワイばかりに行っていた僕からしたら、
街中に日本人がほとんどいないというのは新鮮でした。

初めてプーケットに行った時、現地でガイドをしてくれた方の日本語が達者で
「日本語上手ですね」なんて話になり、なぜ日本語が話せるのかについて話してもらった内容がとても興味深かったので記しておきます。

プーケットに日本人観光客が少ない理由

そのガイドさん曰く、昔は日本人の観光客が多かったんだそうです。
だからみんな必死に日本語を覚えた。だってお金になりますもんね。

2004年にスマトラ島沖で大型の地震が起き、プーケットにいた人たちも津波の被害を受けました。
当時の惨状は今でも覚えていますし、その後観た映画の印象も日本人にそのイメージを強く植え付けたのではないでしょうか。

僕もヒアアフターという映画のワンシーンがパッと思い起こされます。

地震、津波のあとから、日本人の観光客がパッタリ少なくなったとの事でした。
※そのガイドさんから聞いた話で、本当にそれが背景かはわかりませんが・・

日本人だからこそ、行けなくなってしまう

僕はその話を聞いたときに、「仕方ないよな・・」って思いました。

やっぱり日本人だからこそ、地震の怖さ・津波の怖さを身をもって知っています。
2004年の天災当時、宿泊しているホテルの従業員が我先に逃げてしまい、取り残された方もいたそうで、
そういう背景からも(特に英語が苦手な)日本人には「何かあった時にやばい」という気持ちを芽生えさせたのかもしれません。

結局日本人のプーケットへ行く旅行者が減ったわけだから、直行便も減り、ついには廃止されてしまうに至ったんだろうと想像がつきます。

おわりに

いま、プーケットには中国人や韓国人が溢れています。

日本人にとってのグアム・サイパンのような感じで、彼らにとってはプーケットがちょうどいいリゾートになりつつあるわけです。

なので、街をあるけば”中国語を勉強したタイ人”が、一生懸命僕らに中国語で話しかけてきます。

新鮮だなと思っていた反面、バリ島で日本語のキャッチがウザかった事が恋しくなるような、
そんな不思議な感覚になりました。

地震や津波は人間が防ごうとして防げるものではありません。
また起こらない保証なんてないんです。
だから「みんなプーケット行こうぜ!」とは言えません。

それでもプーケットの街は何もなかったかのように復活していますし、多くの欧米人や中国人で溢れているのもまた事実です。

現地ガイドさんの「いつかは日本へ行きたい。日本のお寿司が食べたい。」という夢が叶うように、せっかく勉強した日本語を生かせる環境になるといいなと願わずにはいられません。
※あと、直行便復活してよと願わずにもいられません。

   

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      2020/05/04

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