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低所得者の住宅購入、新築を建てるか?中古を買うのか?

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      2019/10/25

年収100万円台だったとしても、フラット35を利用すればマイホームを購入することは可能です。

実際に僕も前年度年収が100万円台という状態でフラット35に申し込み、中古の一軒家を購入することができました。

年収100万円台の自営業でも家を買えたというお話

さて・・・「買える!」とわかると欲が出てくるもので・・・、それまでは「とりあえず今よりも広くなって、駐車場がついていれば物件は問わない!!」ぐらいの気持ちだった僕も、「えっ・・・ローン組めるの?・・・だったらローコスト住宅で家を建てるってのもアリなんじゃ・・・?」とか考えるようになったものです。

※結局のところ、ローコスト住宅として20数年前に建てられた中古住宅を買うことになったのですが・・・。

ただ、理論上は新築を建てることも可能なわけですよ。
じゃあいったい本当はどっちがいいんだろう??というところについてまとめてみました。

年収100万円台の人が新築を建てる場合

まず年収100万円台の人がフラット35に申し込んで新築を建てることが本当に可能なのか・・・考えてみます。

フラット35の場合、年収400万円以下の人は「年間合計返済額の割合が年収の30%以下」というのが条件になってきます。
もし年収が100万円であれば年間30万円まで、190万円の人であれば年間57万円までのローンが組めるということ。

月あたりに直すと2.5万円~4.75万円ってところですね。

これを35年間マックスで借りた場合の総額は以下のとおり。

年収100万円 年収190万円
1月あたりの返済額 25,000円 47,500円
35年間の返済総額 10,500,000円 19,950,000円

利息込みで、1千万円~2千万円ぐらいの総支払額になるようなローンなら組めるわけです。

ローコスト住宅なら1千万円を切るものもある

実は最近のローコスト住宅って・・・パッケージのまま購入すると1千万円を切るようなものがゴロゴロあります。

ってことは・・・年収190万円の人なら、物件+土地(+諸費用)で2千万円に行かないぐらいで済むような条件であれば、新築で家を建てることが可能になんですね!

僕らが物件を決めた時には、土地に「出会い」のようなものを感じてしまったので・・・より安価な土地を探すということをしませんでした。
そのため、住宅を新築で・・・と思うと予算オーバーしてしまい、結果的に候補に挙げることができなかったんです。

・・・が、もし土地にこだわりが無ければ・・・いくらでも安価で広い土地を探してきて新築で建てるということもできるということ。

※と言ってもさすがに年収100万円ピッタリぐらいの人は自己資金がいくらかあったうえで、すでに土地を持っている・・・とかでないと厳しいですね。

中古の物件を買うメリット・デメリット

前述のとおり、僕らは予算の都合上、中古物件を選ぶしかありませんでした。
でも実はもう数か月待って次の確定申告をしたあとであれば・・・新築を建てるという選択肢もあったんです。

それでも結果的に中古住宅を選んだことで、一応それぞれのメリット・デメリットを知ることができました。

中古住宅を買うメリット

中古の住宅を買うメリットは・・・「ほぼほぼすぐに住める」ということでしょう。

もし本当にこだわりがなければ、物件引き渡し日からそのまま住み始めることが可能です。
つまり・・・家賃を無駄に支払う期間がないということですよね。

たとえクリーニングを入れたとしても数日。
部分的なリフォームを入れても1~2ヵ月もあればOKです。

一方、新築の場合だと家を建てている間は賃貸に住み続けなければなりません。
その分はずっと二重の家賃が発生しているような状態になるわけです。

また、中古住宅の場合はエクステリアなども(好みはあれど)出来上がった状態で引き渡されます。
新築の場合・・・物件の価格以外にそういった部分の費用もかかってくるのです。

特にローコスト住宅の場合は「カーテンレールがない」とか「トイレットペーパーホルダーがない」とかが普通だったりするので、さらに余計な費用がかかる分も考慮にいれておかなければなりません。(住宅ローンに組み込めるのなら話は別ですが)

中古住宅を買うデメリット

逆に中古住宅を買うデメリットは「中古である」ということそのものでしょう。
要するに、前の住人の生活跡が残ってしまっているわけです。

僕らが取得した家も、一部とても汚い場所があったり・・・電気のスイッチで一つ不明なものがあったり・・・なんとも「自分ではない誰かのものだったんだなぁ・・・」という感覚を強く感じました。

また、電灯や火災報知器、ドアホンなどなど・・・前の住人から引き継いだアイテムというものも、すぐに使えなくなって取り替えなければならない・・・なんて可能性もありますね。

そして・・・やっぱりいろんな意味で「古い」です。
デザインしかり、建物そのものしかり。

その古さを良しと出来るならいいですが、嫌だなと感じてしまう人には不向きだと思います。

おわりに

というわけで・・・低所得者は新築がいいのか?中古がいいのか?というお話でした。

まぁ・・・多くの場合は僕らの家庭のように選択肢がないまま決定せざるを得ないと思うんですけどねw
もし選べる余地がある場合は双方のメリット・デメリットをよく考えてみることをオススメします。

※次のお話はこちらです↓

家を買うとき、建物と土地以外にかかった実際のお金(諸費用)まとめ。

   

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      2019/10/25

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