素人が評論家を気取ったっていい！そうだろう？

最近、評論家気取りの素人が増えた印象があります。
それはツイッターやらYouTubeやら・・・ブログやら、素人が発信できる媒体が増えたからなのかなーと。

もともとね、SNSなんかなかった時代にも「評論したがりマン」っていうのはいたんですよ。
・・・僕とかねｗ

それが顕在化してきただけ・・・なんだとは思います。

で！

素人の評論家に対して「評論家を気取りやがって」みたいなことを言う人もいるのですが・・・僕は（自分が素人評論家だからかもしれないけど）別にいいんじゃないか？って思うんですよ。

今日はそんなお話です。

素人による評論の是非

やっぱね、素人の評論っていうのは「誰が言うてんねん」ってのが付きまとうと思うんです。

たとえば僕が若い頃には「布袋はライブで音外したりするしギターが下手だ」とかいう輩がいたんですけども、いやいやいやｗって話じゃないですか。

グラビアアイドルを「こいつめっちゃブスやなー」とか評価してるヤツがめちゃキモメンだったりとか。
「松本人志つまらん」とか言ってるタレントが何一つおもろいこと言わないとか。。。

そういう「誰が言うてんねん」があると思うと、最近は特に素人評論は慎重にならざるを得ない部分がありますよね。
正義マンもすごく増えているし。

もうそろそろ「謝罪に追い込むゲーム」が見てて辛くなってきた・・・

プレイする才能と評価する才能は別なんよ・・・

ただねー・・・この見出しに書いたとおり、たとえばギターをプレイする才能っていうのと、それを聴いてあーだこーだ言う才能っていうのは別なんすよね。

たとえばグルメライターさんとかってそうでしょ。
必ずしもミシュランの星を取れるような料理の腕前がなくても、その料理が美味しいかどうか・・・っていう評価は下せるわけですよ。

なので、そこはもう「誰が言うてんねん」じゃなくて、別軸と考えていいのかなーと思ってます。

先日、友人と会話をしていて「昔のX JAPAN」の話になって。
明らかにリズムが崩れていたり、演奏が雑だったりする動画を一緒に観ながら「この頃のXはまだ下手だったよねえ～」みたいなことを僕が言ったら、友人が「おれは下手だとは思わない」みたいなことを言いだしまして。

いや、まぁ・・・わかるよ？
ワイらに比べたら全然上手だし、そもそもその時点でプロとして認識されていたんだから上手だったのもわかるんだけど、それでもLAST LIVEあたりのXに比べたら安定性が全然劣るじゃないですか。ねえ。

それを自分の技術を理由に謙遜して「下手だとは思わない」って言っちゃうと、「お前の耳腐っとんか」っていう案件にもなってきちゃうかなと思うのです。。。

そもそも素人に評価されるために舞台に立ってんのよ！

で、さらにいうとああいう才能を売っている人っていうのは、僕ら素人に評価される覚悟があって舞台に立ってるわけですよ。

ギタリストで「おれを評価していいのはおれよりうまいギタリストだけだ・・・！」っていう人がいたとしても、聴いてくれる人がいなかったら成り立たないでしょう・・・？

料理だってそうじゃん。
料理人が「どや！うまいやろ！！」って作った料理を提供する相手は基本的に素人なんですから。

その素人達が美味いの不味いの言うのは想定の範囲内なわけですよ。

・・・たまに不味いって言われて怒る料理人もいるけども！
（そこはもう味覚の違いというか・・・ボキャブラリーの少ない人だったと思って諦めるしかないのよねｗ）

おわりに

だからみんな、素人でももっと評価していいんだと思います。

ただ、あくまでその才能やら商品やらへの評価っていうところに留めておいてもらって、本人の人格を否定するようなことがあってはならないし、なんだったら本人に直接「おまえ下手だな」なんて言う必要はないのであしからず。

※エゴサしなければ傷つかない社会が理想です。
成長したい人だけ痛みを伴ってエゴサすれば良いのじゃ。