ブログが書けたよ!

自分がやってきたことだけなんでも書く、ジャンルむちゃくちゃマガジン

不満はお金が貰えないことではないのだ【この世のほとんどの不満はコミュニケーションエラーによるもの】

 -

   

妻の職場(小さな病院)での話・・・。

病院というのは診療に対して国から決められた「点数」があって、その点数に応じた分の診察料を患者さんから支払ってもらうという仕組みになっています。

逆にいうと、点数の取れない作業っていうのは、ボランティアでやるか、実費として患者さんに負担してもらうか・・・のいずれかになるわけです。

先日、院長先生が「点数の取れない作業」を増やしてしまったそうで。
ただでさえ忙しいのに、ボランティアでの仕事が追加されたことで現場からの不満が出ているとのことでした。

点数取れたら良かったのか?

その件を掘り下げて聞いてみたところ、その作業の診療報酬は取れたとしても90円、患者さんにしてみたら3割負担なら30円ぐらいのことなんだとか。

つまり病院側にしてみたら60円の粗利(って言い方が合ってるかわからんけどw)なわけですよね。
作業内容を知らないので何とも言えませんけど・・・その作業をすることで国から60円の報酬を貰えるのなら、現場からの不満はでなかったのでしょうか・・・?

—否!

結局ボランティアだろうと点数取れようと、現場の人間のお給料は変わらないのだ。

それが給与に反映されるなら良いのか?

ではもし、点数云々はさておき、作業内容が増える分のお給料水増しがあれば不満はでなかったのか?

・・・というと、これもどうやら「否!」って感じみたいで。

そりゃまぁ、そうなんですよね。
普段から忙しいところに作業を追加されて、その報酬としてちょっとした水増しがあるよりは・・・「これ以上忙しくしないでくれよ・・・」って思うのが現場の本音なのであります。

問題はトップダウンにある

で、この件を紐解いていくと、結局のところ院長先生と現場職員たちとの温度差っていうのがありまして。

やっぱり院長先生っていうのはその病院を背負っている看板みたいなもんですから、なるべく患者さんを良くしてあげたいでしょうし、診療の質も高めたい・・・って想いがあるんだと思うんです。

だから自分で良かれと思ったことをワッと決めて、やっちゃう。

けど、現場の人にしてみたら、あくまでそこは「生活のために仕事をする場所」に過ぎなくて。
(もちろん高い志を持って、自己犠牲の精神で診療に当たっている方がいることを否定していません!)

とにかく、同じ想いでは動いていないわけなんですよ。

説明をすれば良いだけなのだ!

で、僕なんかは特にそうなんですけど・・・「意味のないこと」って嫌いなんですよね。
・・・お経とか。

何の意味もなさない「葬儀におけるお経」が苦手である

医療現場の人だって、「この作業に何の意味があるんだろう?」っていうことをやらされたら、面白くないと思うんです。
それが忙しい現場なら尚更。

でも、院長先生だって「無意味だけど、これをやろう」なんて考えてないはずで。

だったらその「意味」をしっかりと説明すれば、現場も納得して動けるんじゃないのかなって。

※僕なんかの場合だと、大げさじゃなく「これ何の意味があるんすか」→「意味とかいいからやって」→「会社辞めます\(^o^)/」みたいな感じですからね!(社会不適合)

おわりに

だいたい不満が生まれる組織なんていうのは、こういうコミュニケーションエラーが起きているわけですよ。

というか、僕はこの世のほとんどの不満はコミュニケーションエラーによるものだと思ってます。
「話せばわかる」ってことはたくさんあるはずなのに、「言わなくてもわかるよね?」が蔓延しているというか。。。

僕が前に所属していた酷い職場だと、いつも不機嫌そうでコミュニケーションを取りたがらない人が上長を務めていて、周りの人間がすごく胃をキリキリさせてましたもの。アホかと。

妻の職場もそこそこ離職率が高いらしく・・・最近も「辞めたい」と漏らしている人がいるのだそう。

で、別部署の上司が「ちゃんと改革するからもうしばらく待って」みたいなことを言っていたそうなんですが、現場の話を聞くに「いつ改革に着手する時間があんの??」っていう感じがね。。。

結局今はみーんなみーんな忙しくって、余裕がなくて・・・そういうところから不満の種が育っちゃうんだろうな、、、なんて思いました。

   

 -

   

スポンサーリンク