コストコは年会費を払ってまで行く価値はあるのか?
2020/05/27
僕は2009年からもうずっとコストコ会員です。
年会費4,000円強を支払って通ってます。
・・・とかいうと
「コストコってどうなの?」
「年会費払ってまで行く価値あるの?」
「そんなに安いの?」
みたいな事を聞かれるんですが、その度に
ぶっちゃけ、地元のスーパーの特売の方が安いよ
って答えてます。
事実だし。
じゃあなんで何年間も年会費を払ってまで通っているのか?
今日はちょっとそんなところについて話したいと思います。
テーマパークの年パスを4,000円で買ってるイメージ
実は僕、コストコを一種のテーマパークだと思ってるんです。
例えばディズニーランドだったら、年間の入場パスポートを買うのに8万円前後しますよね。
USJだったらもっと安くて、2万円ぐらいだったかな?
それがなんと、”コストコの年パス”は4,000円ぐらいなんですよ。
激安ですw
・・・とは言っても、遊園地のように広大な敷地があったり、いろんな種類のアトラクションがあったりするわけじゃないから、同じように魅力を感じられない人がいるというのはわかります。
僕だってディズニーランドは好きだけど、サンリオピューロランドは興味すらわきませんからね。
きっとそんな感じ。
じゃあコストコっていったい何のテーマパークなの?ってところなんですが、これ「アメリカンな倉庫型スーパーのテーマパーク」なんですよ。
日本のスーパーじゃ見かけないような肉塊だったり、日本の庭には置けないようなガーデンベンチだったりが実際に売っているわけ。
そんなのを見たり、時には買って後悔したりする。
そういった感じのテーマパークですね。
年間4,000円なんだから、毎日行けば1日10円強。(無茶苦茶だけどw)
そんなイメージで入会すればいいのかなーと。
逆に、この年パスがなければいつまでも待ってもお店には入れないし、その楽しみが何なのかを知ることもないんだと思うと、年たったの4,000円ちょっとでたまに家族を連れてってやれる会員権は十分元をとれるのではないでしょうか。
(4人家族で行けば1人あたりの年会費は1,000円強や!)
本当のところ「安い」の?
よくテレビなんかでコストコの特集をしていると、「えー!これがこの値段で!?やすーい!!」 みたいなのをやっていますよね。
なので世間一般には「コストコは安い」というイメージがついていると思います。
実際にうちの母なんかも
「年会費払ってまで買いに行くぐらいだから、それはそれは安いんだろう」
って相当期待していました。
・・・が、実際に連れて行った時には
「この卵は地元のスーパーの特売の方が安い」
「この牛乳はあっちのスーパーが安い」
みたいな感じでガッカリしてたんですよねえ~。
そりゃそうなんですよ。
スーパーの特売ってのは、宣伝費用という名目で安くしているものなんだから・・・いくら会員制のスーパーでも価格面で勝てるわけがないんです。
だから「コストコはスーパーの特売よりも特別安く商品が買える夢の国」とかいう幻想を抱いているのなら、絶対に会員にならない方がいい。絶対に。
クオリティ面を見たら話は別
ただ・・・コストコのすごいところって、そういう単純な「価格の安さ」じゃないんですよ。
たとえば我が家だとよく鶏肉とか魚(サバとか)を買うんですが・・・スーパーの特売品とじゃ比べ物にならないぐらい品質が高いんです。
これはもう実際に食べ比べてみないとわからないかもしれない。(だからコストコはよく試食をやってるのかも)
それでいて価格がスーパーの特売に近かったりするので、要は「コスパがいい」って感じなんでしょうね。
冷凍食品とかも、同じ価格帯の業務スーパーのアイテムとかに比べたら本当に雲泥の差だったりします。
逆にいうと「クオリティはこだわらない」という方なら、コストコ会員になる必要は全くないのかもしれません。
・・・ただまぁ、やっぱり「単純に価格が安いもの」というのもないわけじゃないんです。
例えばシルクドゥソレイユのチケットなんかは通常より20%も安く買えますし、スマホなんかもよそと同じ価格でいろいろついてるヤツが買えたりします。
またコストコでも特売をする時があるので、ロジテックの某USBキーボードが4,000円弱で買えた時には震えました。
なので基本的には「安い物を買いにいく」というよりは、「品質の高いものを安く買いに行く」「たまに本当に安い掘り出し物があってビックリする」って感じかもしれないです。
あ、そんな中でも「カークランド」というコストコのプライベートブランド商品は群を抜いて安いですね。
安さだけを求めるなら、このプライベートブランドがキーかもしれないです。
基本的にはでかいのしかない
そうはいったものの、基本的にはアメリカサイズというか、 小さくこじんまりと売ってくれるものはありません。
メガネぐらい。
基本は全部でっかい。
なんだったらフードコートのピザスライス一枚とってもでっかいんですよ。
あんなの一人で一枚食べたら本当に飽きる・・・ってぐらい。
だから、食材や生活用品を買いに行ったとして、 「あ、これ、(一個あたりの値段は)やすーい!!」 なんて思ったとしても、それを大量に買わなければならない事を考えたら「どうなの?」って感じもあるのかな。
先日書いたメープルピーカンシュトルーデルだって、10個も入ってるわけですからね。
僕らはこんなの10個ぐらいすぐに食べちゃいますけども。
そうじゃなければ複数人で行ってシェアじゃないと、なんだか割に合わなさそうな感はあります。
おわりに
というわけで、単純に「安い」というのを求めるのであればコストコの価値はあまり感じられないかなと思いました。
一方、素材のクオリティなどに価値を感じられる方や、とにかくアメリカンな感じの雰囲気が楽しい人には向いていると思います。
また、飲食店経営者のように「仕入れの価格が変動しては困る」という場合にもいいでしょうね。
大量に買っても捌けるだろうし。
まぁでも「お得感」だけでは測れない部分があると思うので、やっぱり「これを使ってみたいか」「こういうのが楽しいかどうか」みたいなところで決めるべきかなぁ・・・?
追記
ちなみに!
「お得や言うても年会費かかるやんけー」と思っている方に朗報(?)です。
もしコストコに入会したとしても、1年以内に退会すれば年会費は戻ってくるそうです。
また、「お得だし楽しいし続けたい」と思うなら、コストコでの支払い専用にクレカを作ることでほぼ実質年会費無料になる、なんて方法も。
何はともあれ、百聞は一見に如かずです!
2020/05/27