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クリエイターにはインプットもアウトプットも必要

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漫画家の手塚治虫先生はお弟子さんたちに「絵の練習をするな」と言っていたそうです。

曰く、漫画家というのは「マンガ」を描ける人のことであって、画家やイラストレーターとは別っていうことなんですよね。

僕もコレはずっと思っていたことでして・・・どれだけ絵が上手だろうと精密だろうと、漫画であるからには「面白い」ということが不可欠なんですよ。
子供の頃にジャンプを読んでいた時にも「こんなに絵が綺麗なのに、なぜこの漫画は面白くないんだろう・・・」と感じる作品がいくつかありました。

そういう意味でも鳥山先生ってすごかったんでしょうねえ。。

で、じゃあ絵を練習しないで何をするのか?という話なんですけども。
手塚先生曰く「映画をたくさん鑑賞しなさい」と。

要は面白いものを吸収しなければ、面白い物を作れないぞ!という事だったのかなと思います。

これね、インプットとアウトプットのバランスの問題だと思うんですけども。
漫画家に限らずクリエイターというのはここを重要視していかないといけないのではないかと思った次第であります。

インプット100に対してアウトプット100?

これは僕の肌感に過ぎませんが・・・世の中の凄腕クリエイターさんっていうのは兎角インプット量とアウトプット量が多いと思うのです。

素人はどうしてもどちらかに偏りがちというか。
たとえば僕なんかはインプット量を増やして妄想ばかりが膨らむんですが、どうしてもそれをアウトプットに落とし込めない・・・という性質だったりするんですよ。(腰が重いというか、筆が遅いというか)

学生時代に「こんなすごいプラモデルが作りたい」と妄想して、ノートに書き溜めていたんですけど・・・結局1つも完成させられなかったという思い出があります。

アウトプットはインプットへのフィードバックもありますのでね・・・本来は「ヘタクソでもいいからできるだけ形にしていくべき」なんですよね。

かといって、インプット無しにアウトプットばかり増やしていても・・・それはそれで退屈な作品ばかりになってしまうわけですよ。たぶんね。

そういう意味だとインプット1に対してアウトプット1のバランスというよりは、インプット100に対してアウトプット100するぐらいのイメージでやっていくのがいいんじゃないかなと。

息子のYoutubeがつまらない理由

なぜこんなことを考えるようになったかというと・・・息子が作るYoutube動画が関係しています。

彼のYoutube、だいぶベシャリも編集も上手になってきているんですが、、、やっぱどこか退屈なんですよね。

で、息子と一緒に他のYoutuberの動画を観てみたらすごい面白くてw
息子も「この人の動画は面白いな~!!」って感心してたんですよ。

じゃあ息子とそのYoutuberさんで何が違うのかっていうと、バックボーンというか・・・おそらく触れて来たエンターテインメントに違いがあるんじゃないかなーと。

うちの息子くん、とにかく漫画や映画を食わず嫌いして・・・全然観なくて。
たまに無理矢理一緒に観覧すると「面白かった」とか言うんですけどねw
自発的にそういうものに触れて行こうとしないのです。

それこそ手塚先生のいう「映画を見なさい」って話に通じてくると思うんですが、人を惹きつけるような面白さのエッセンスっていうのは、いろいろなところから吸収できると思っていて。
たとえばゲームを作りたい人がゲームしかやってないとか、映画を作りたい人が映画しか観てないとか、そういうのだと視野が狭まってしまうんじゃないかなと。

漫画「ワンピース」が面白いのも、作者のオダッチが任侠映画が好きだったり、お笑い好きだったり・・・ってところが関係していると思うんです。

そういったバックボーンもないままに、その界隈で成功しているクリエイターさんの上澄みだけを真似たところで、やっぱり作品には深みが出てこないというか・・・面白味に欠けてしまうのかもなぁ?・・・と。

おわりに

まぁ、そういうお話でした。
回りくどくなってしまったけど、要するに「色んなものに興味がある人の話の方が面白い」みたいな感じですかねえ、、、

すごく簡単な例を出すならば、「食事に興味がない人がオススメする飲食店ランキング」みたいなのって全然信用ならないっつーかw
やっぱクリエイターさんに求めるものって「そういう視点もあんの!?」っていう驚きだったりするっつーか。

そんな感じです。

   

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