鳥取の有害図書は、やっぱり有害なのではないか?
三才ブックスさんの出版した本が3冊ほど、鳥取県の有害図書に指定され、それがAmazonなどを通じて全国的に買えなくなったという話題につきまして。
ネット上では「有害か否か」という是非と、それが全国で買えなくなるという件に関していろいろな意見が出ていました。
で、僕も気になって調べてみたんですけども・・・「有害か否か」という意味ではやっぱり有害だと思うんですよね・・・。
「じゃあコナンくんもワンピースも有害だ」という人もいるようですが、それは屁理屈というかw
なんていうか、、、「わかるよね?本当はわかってるよね?」って話ではないかと。。。
なぜ例の三冊は有害なのか
残念ながらすでに発禁ですので、例の三冊についての詳しい内容は僕にはわかりません。
なので以降の見解に対する真偽はまぁ・・・あやしいものですがw
ただ、目次等を見た限りだと、要するに「犯罪のやり方」が記載されているようでした。
たとえばピッキングの方法だとか。ボウガンの作り方だとか。
ボウガンを作ること自体が厳密に犯罪に値するのかはわかりませんけども・・・武器になるものの所持って、許可がない人がやってもいいんでしたっけ??
これらのアイテムを、中華なサイトから買うパーツで作れますよ〜っていうような本だったのかな、と。
・・・で、もしそうなのであれば、やっぱ有害なんじゃないかと。
コナン君とは違う理由
前述したとおり、ネット上での意見では「だったらコナン君も人殺しの方法が書いてあるから有害だ」というものがありました。
でも・・・ねえ?
コナン君のソレは決して「こういう犯罪のやり方があるよ!」っていうところがメインではないじゃないですか、、、
・・・わかるでしょ??
読んでいる人が楽しみにしているのは、そういう犯罪を数々のヒントから「解き明かす」っていう方なんですよ。
誰も「よーし、おれもこの方法で人を殺すぞ〜!!」という気持ちで読んでないでしょ!!
同様に、ワンピースもルフィが暴力ふるってるから有害だ!とか訴えてる人がいましたけど、それもさぁ・・・屁理屈じゃん!
子供にワンピース読ませるのと、殺人マニュアル()読ませるのと・・・どっちが有害かってことは本当はわかってんでしょ??
え、本当にワンピと殺人マニュアルが同等だと思ってるの・・・?
・・・だから、有害なんですよ!!
その辺の区別もつかないような人が読みたい本だから危険なの!!
性癖・趣味嗜好の自由と言われたらその通りなのだ
ただ・・・これが趣味嗜好の自由と言われてしまえば、それを行政とはいえ「第三者」が抑圧することは、やっぱり問題なのかもしれません、、、
たとえば、妻とこの件で話をしていた際に「児童ポルノ」が話題にあがりました。
実際に未成年を出演させるものは言語道断ですが、成人が子供を演じて淫らな行為をするAVっていうのもどうなのか?と。
僕はねえ・・・正直、「そこは許してやってよ」って思う気持ちもあったんですよね。
なんていうか、逆にそういうのが存在しないと妄想を妄想のまま抑えておけず、実際の行動に移しかねない・・・というか。
まぁ・・・そういう話だと、殺傷能力のある武器を作って、部屋でハァハァしてるだけって人と変わらないんですけどね。
いずれにしろ妄想と現実の区別がつかないような人が手に取る限りは有害だし、そうでなければ自由というだけなんですけども。
どんな誰が手に取るかはわからない(=平等)であるからこそ、やっぱりリスク回避として「有害指定」が妥当だったのではないかな、と。
おわりに
などなど考えましたが、結局のところ自分でその本を読んだわけでもないし、実際に(本当に)有害なのかどうかというのはまぁ・・・わかりませんけども。
(だったら下手に首ツッコむべきじゃないですよねえ)
それこそ銃の所持許可があるように、そういった本を読める人向けの許可というものが存在すれば良いのかもしれませんね。
ポルノだってそうですよ。性犯罪しません、って人にだけ解放できるコンテンツというのがあればいいのになぁ。
・・・といっても、いつどこで誰の精神がぶっこわれて犯罪に走るのか?なんてわかりませんけども。