ブログが書けたよ!

自分がやってきたことだけなんでも書く、ジャンルむちゃくちゃマガジン

文学を読めば学習になるが漫画を読んでも学習にはならないのか?

 -

   

息子の小学校の取り組みで「家庭学習強化週間」というのがあります。

これが何かというと、「家で、宿題以外にも何か学習しようぜ」というもので、その内容は児童に委ねられており「自分で学習だと思うならなんでもOK」という感じなんですね。

で、息子は「ナンプレ」をやって意気揚々と「家庭学習やったわー」と言っているんですよ。

うん・・・まぁ、わかるw
頭使うもんね、ナンプレ。

ただ、それだったら僕は「ゲームでもよくね?」って思いますがががが。

それはさておき・・・たまに息子から「何をやればいい?」と尋ねられることがあるので、僕はその時には「ドラえもんを読め」と言っているのです。

ドラえもんって面白いし、なんだか勉強になるでしょ?
・・・でもねえ、先生がそれを許してくれないような気もするんですよ。

この辺ってどうなんでしょうか??
やっぱり漫画は活字の文学に比べて「勉強にならない」のでしょうか。

漫画と文学の違い

ちなみに僕は小学生の頃、母親に「活字を読め、漫画ではなく小説を読め」と言われてきました。

まぁ・・・それでも漫画読んでましたけどもw

ぶっちゃけ、漫画だとしても活字はあるし、小説などの文学作品にも大衆的な内容のものってたくさんあるし(ていうかほとんどがソレだし)、変わらんやん??と思うのですよ。

それでも母からは漫画は悪しきもの、文学は良いもの・・・というような扱いを受けてきたのです。
Hmm…いったい何が違うのか。

漫画は状況説明が「絵」だぞ!

まず漫画の場合、状況の説明がほぼすべて「絵」で完結します。

つまり、圧倒的に活字に触れる量が少ないというのは挙げられますね。

たとえば小説などであれば「冷汗が頬を伝った」だとか「片方の口角を上げ、ニィと笑った」というような表現になるようなところが漫画であれば1コマの表情を見るだけで片付いてしまうのです。

そういう意味だと活字に全然触れないので「活字慣れしづらい」という欠点が漫画にはあるのかもしれません。

正しい日本語が学べるぞ!

あとは漫画の場合、文章も口語により近いというか。
余裕で「あ」に濁点がつく表現なんかがありますよね。

一方、古典文学になればなるほど、正しい日本語に近づくという利点があるのかもしれません。

まぁ、最近は活字といってもライトノベルのような「漫画を小説に落とした形」のようなものもあるのでここら辺はなんとも言えませんが・・・。
もしかしたら親世代は「正しい日本語がー」というところを期待していた可能性もあるのかなと。

ただし時代は回っているのだ

そういう弊害かもしれないんですが、最近さっぱり文学小説を読まなくなってしまった僕は露骨に活字に不慣れになってしまいました。

ニュースサイトのような短い文章であれば読めるんですけど、何かを解説するようなサイト、文献だと・・・途中で飽きてしまうのです。。。
で、どうにか要点だけ拾うような読み方(速読みたいなw)になってしまっており、なんとなく「良くないな~・・・」と思っていました。

ただね~、それが良くないかどうか、っていうのはもう・・・僕らには決め兼ねる部分があるんですよね、、、

だってさぁ、そもそも文学っていうのは漫画やら動画やらっていうのが一般的でなかった時代に覇権を得た娯楽なわけですよ。
それが今は「選択肢がある」という状態なだけというか・・・。

もし!もし、ですよ。
文学が誕生する時期に同時に漫画や動画というものが生まれていたとしても、やっぱり文学こそがただ素晴らしく、漫画や動画は「よくない」というような扱いを受けていたのでしょうか??

そうでないとするならば、文学というのはあくまで「文章による芸術表現の美しさ」を愛する人にとっての嗜好であって、それそのものが素晴らしいか否かを決めるものではないんじゃないかと。
僕にはそう思えてしまうのであります。

おわりに

・・・というような屁理屈を先生に堂々と語れるのであれば!
きっと漫画であろうとも「家庭学習」として認めてもらえるんじゃないかなぁ~。

ていうか、何を学習するのか?という目的にもよりますよね。
日本語をすらすら読めるようになる、長い文章への嫌悪・ストレスをなくす・・・というのなら、活字を読まないと学習にならないだろうしw

物語を読むだとか、道徳感を養うとかであればゲームでも十分だろうし。

もはや家庭学習の内容を児童に委ねた時点で、何を学習していったとしても自由なのかもしれない!

追記

ちなみに息子くん、結構なんだかんだ児童向けの文学を読むほうで。
読みだすと集中して一冊読み切っちゃう感じなんですけども。

先日「ずいぶん集中して読んでたね。楽しかった?」と聞いたら、「こういう本は読んでると頭の中にどんどん景色がわいてくるんだ!」と言ってました。

おお~~~!!!そうかぁ!!
なんか想像力を養うという意味でも、やっぱり文学に触れるというのはいいんだろうなぁ。
特に若いうちにこれをやっておいたか否かっていうのは将来の妄想力に違いが出るかも??

そう考えたら、子供の頃に「活字を読め~い!」と導いてくれた母に感謝なのであーる。

   

 -

   

スポンサーリンク

Comment

  1. Shubee より:

    活字推し、「学習」って学生時代の勉強は元より社会人になってからもずっと続くものだと思うんですが、何を学ぶにしても入手した情報を理解する読解力が全てのベースになるからなんじゃないですかね?

    勉強にしても、国語や英語の語学はもちろん数学や化学も問題の意味を正確に理解する読解力がなければ解けないですし。

    ただ、自分が子供の頃に受けた情緒的な影響は、漫画やアニメ、TVの特撮ヒーローなどから受けたものが圧倒的に強い気がします。
    「正義感」や「努力」「根性」という概念は間違いなくそういうところから学んだと思いますし。
    「根性」って現代的には評判悪いですけどもw

    あと、漫画にはその特性上、分かりにくいことを分かりやすく学べるという利点もあるのではと思います。

    ということでわが家では、ちょっと奮発して「小学館 学習まんが 日本の歴史 20巻セット」を購入してみましたw
    高学年以上にオススメですw

    • kaketayo より:

      Shubeeさん

      コメントありがとうございます!
      なるほど!!たしかにそう考えてみたら、活字を読めるというのはもう「大前提」というところですな。

      ワイが「最近は長い文章読めんのよー」とか言ってるのがそもそもアカンのや!!w

      >情緒的な影響

      むしろこっちが活字から様々な媒体に移行していった文化ですかね。
      今は兎角、わかりやすくタイパ重視で・・・ってのもあると思うので、より重宝されそうな感もあるかな?

      >「正義感」や「努力」「根性」という概念は

      そうですね。道徳の授業なんかで習う前から、戦隊ヒーローものを通じて「悪は悪し」というのを学んでいた気がします。
      根性はね〜・・・他人に押し付けるものじゃなかったら(自分が美学を感じてやるのなら)僕は全然推しw

      >学習まんが

      いいですよねえ〜!20巻セット憧れるなぁ。
      僕はそれこそ子供の頃にムロタニツネ象先生の学研まんがシリーズを愛読してまして、大人になる過程で捨てられてしまったんですけど、ヤマトタケルと勝海舟だけ大人になってから買い直したという経歴がありますw