僕がプラレールを嫌いな理由
2020/05/02
2歳半になった息子は、「くるまよりもでんしゃがすき」とのことで、トミカやホットウィールより圧倒的にプラレールで遊ぶ機会の方が多いです。
有料のプレイランドに連れて行ってもプラレールで遊んじゃうぐらいですからね。
「いや、それ家で遊ぼうよ!!」って大人は思うんだけど、いつでもどこでもプラレールで遊びたい、それぐらい電車(のおもちゃ)が好きなんでしょう。
※一説には「ミニカーは与えすぎているので息子の中での付加価値が低い」というのも。
さて、そんなプラレールですが、僕はあんまり好きじゃないんです。
息子に「パパもプラレールすき?」と聞かれても「あんまりすきじゃない」と正直に答えちゃうぐらい好きじゃないです。
その理由は「こだわりとテキトーさのバランス」にあります。
プラレールはこだわりとテキトーさのバランスがよくわかんない
大前提として、電車についての造詣が深くないヤツの戯言だということをご理解ください。
プラレールが大好きな人を否定するつもりもありません。
僕はこどもの頃にプラレールを持っていなかった方の人間なので、息子がプラレールを誕生日プレゼントに貰ったときが僕にとっても「初プラレール」でした。
手に取って最初に思ったのは「全然リアルじゃないじゃん・・・」ということです。
プラレールはリアルさがない
勝手な僕の思い込みとして、人々があそこまで熱狂するものなんだから、実車に忠実なんだろうというのがあったわけで・・・適度にデフォルメされた車体には驚かされました。
だってまずタイヤの造形をサボってますし。
なんだったらドアの数も違うし。
というか縮尺が全然違うし・・・
顔とかも似せてはいるものの、絶妙に再現度が低いわけですよ。
こういった「テキトーさ」があるので「ああ、おもちゃなんだな」と感じるわけなんですが・・・なぜだか変なこだわりがある点が気になるんです。
なんでそこにこだわった
たとえば僕の地元を走る新京成なんてピンク色の「二次車」が先行でリリースされていたんですが、この度ついに同じピンクの「四次車」なるものが出たんですよ。
これ、素人目には全く同じなんです・・・先に二次車を持っていた息子があまりにも四次車を欲しがり、先日なんてスーパーで大泣きするぐらい欲しかったものの「今持ってるヤツと何が違うの?」と聞くと「ちがわない」と回答するぐらい同じなんです。
泣くほどに欲しいファンが「ちがわない」っていうんですからね!
なのに「二次車」と「四次車」をラインナップするというこだわり・・・。
そこをこだわるならもっとNゲージぐらいのクオリティを見せて欲しかったです。
ジョブズも言ってたよ
僕はこういうの、「和牛に市販のステーキソースたっぷりかけちゃってる状態」って思うんです。
妻は「あまおう使ってるのに低脂肪乳のクリーム使ったケーキ」と言ってました。
要するに、「せっかくこだわってるのに、そこはそれなのかよ!!」みたいな。
かの有名なiPhoneの生みの親、スティーブジョブズもこんなことを言っていたそうです。
(訳)「めちゃウマなケーキ焼いてんのに、トッピングが犬のウンコじゃねーの」
もう本当にそんな感じに思えちゃうんですよ。
細かいこだわりを持って作っているくせに、なんであんなデフォルメした車両でいいのよ、と。
そしてなんでみんなそれで良しとしてんのよ、と。
せっかくトミカと組み合わせて飾っても、全然リアリティがでないじゃないですか。
そういったところがなんだか許せないというか、好きになれない部分だったりするわけです。
おわりに
とはいえ!
そんな状態なのに人々を魅了しているというのは、やっぱりすごいですよね。
うちの息子もあれだけデフォルメされていながらも、実際の電車を見た時に自分が持ってるヤツと同じだと喜んでいましたし。
もしかしたら僕はプラレールが「リアリティがないくせに何十年も人気商品であること」「子どもの心もガッチリつかんでいること」が許せないのかもしれない!
なんとなく悔しいのかもしれない!!
クッソォー。
でもまぁ、なんていうか、プラレールを求める人はリアルな電車じゃなくて「プラレールがいい」って思ってるってことなんですよね、きっと。
プラレールアドバンスじゃダメなんですよね。
ちょうど、マクドナルドを求める人が「世界一おいしいハンバーガー」を求めていないのと同じというか。
(マクドナルドに行く人は「マクドナルド」を求めているのだ!)
ま、だからなんだって話ですがw
そんなことを思ったよ、というだけのお話でした。
ちなみに、男の子も4歳ぐらいになったらプラレールやトミカには見向きもしなくなっちゃうんだそうです。
その頃にはライダーとか戦隊ものに興味が行くんだとか。
そう思うとなんだか寂しいですね~。
今のうちにいっぱい一緒に遊んであげるべきなんだろうなと思います。
追記
その後、こんな記事も書きました。
2020/05/02
Comment
こんにちは!
誤解を恐れずにあえて書きますが、私もプラレールに対しては全く同じ思いがあります!
私が幼少の頃、トミー(現タカラトミー)は鉄道系のおもちゃを2種類ラインナップしていました。
一つはプラレール、もう一つはスーパーレールと言いました。
プラレールは現在の物とほぼ変わらないですが、主に未就学児や小学校低学年を対象としていて、kaketayoさんの仰るとおりリアルさよりもおもちゃとして完成度の高い物でした。
一方のスーパーレールですが、こちらは小学校高学年あたりをターゲットにしていた物だと思われる商品で、プラレールとは明らかにリアルさが違っていました。
若干大雑把な部分はあるものの、車両はボギー台車にフランジ車輪仕様(一部の車両はプラレールみたいな簡素な物もありましたが)で、走行時にも様々なギミックが楽しめる作りになっていました。
私は未就学時からスーパーレールに夢中で、動輪と連動してロッドがきちんと動くD51のリアルさや、前照灯が照らす表面だけメッキのかかったレールの美しさなどに心を奪われていました。
子供の頃にあのクオリティを見せられたら、プラレールは本当にちゃちなおもちゃにしか思えないです。(TVCMもカッコよかったんですよ!)
お年玉や誕生日プレゼントなどで、ちょっと高価な物(スーパー踏切やEF66など)をねだったり、レールを買い足しては複線レイアウトの組み方で悩んだりして、個人的にはかなり思い出深いおもちゃの一つです。
それなりに人気はあったのですが、残念なことにL特急やブルートレインブームが去り、家庭用ゲーム機ブームが到来すると、スーパーレールは本格的に需要が無くなり、そのまま消滅してしまいました。
もし、今の時代にもスーパーレールが生き残っていたら、もしかしたらkaketayoさんも息子さんと意気投合して遊んでいたかも・・・。
・・・あとですね、プラレールといえばアレがありますよ、アドバンスが!
私は持っていないのですが、ブルーのレールにさえ目をつぶればかなりリアルな車両なのできっと納得されると思います。
うまいこと息子さんをそっちの路線に引き込めば、リアル方向への英才教育が出来るかもですよ!
トルネオさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>誤解を恐れずにあえて書きますが、私もプラレールに対しては全く同じ思いがあります!
誤解のないように言い訳をさせてもらいますが、「嫌い」は言葉のあやであって、本当はそこまで嫌いなわけじゃないんだからねっ!
>一つはプラレール、もう一つはスーパーレールと言いました。
うおお、、スーパーレールは知りませんでした。。
そういうラインナップだったからこそ、あくまでプラレールは「おもちゃ」としての展開だったんですね。
>それなりに人気はあったのですが、残念なことにL特急やブルートレインブームが去り、家庭用ゲーム機ブームが到来すると、スーパーレールは本格的に需要が無くなり、そのまま消滅してしまいました。
そうだったんですか~。
というか、かたや衰退の一途を辿ったのに、かたやリアリティがないにも関わらず愛され続けた・・・そう思うとプラレールはやっぱりすごいですね・・・!!
僕は本文でこそ「好きじゃない」と書いていますが、そのすごさは認めているつもりですw
>もし、今の時代にもスーパーレールが生き残っていたら、もしかしたらkaketayoさんも息子さんと意気投合して遊んでいたかも・・・。
そうですね!
いや、、、息子がそれでもプラレールを選んでいた可能性は否定できませんw
>うまいこと息子さんをそっちの路線に引き込めば、リアル方向への英才教育が出来るかもですよ!
アドバンスも何度か見せたりはしたんですが、、やっぱりプラレールの魅力には勝てないみたいなんです。
子ども心を掴むってのはこういうことなんですかねえ・・・。
トルネオさんのように未就学の時点からリアル路線というのは、やっぱり才能というか持って生まれたものなんじゃないかとも思えますw
ありがとうございます。
才能もなにも、単に子供の頃から変態だっただけです(w)
とはいえ、やはりホットウィールよりも歴史が長く、しかもその基本構成をほとんど変えずに現在まで生き残り、尚且つ一貫した互換性を保ち続けていて今なお大人気継続中という、普通に考えたらとんでもないおもちゃなんですよね、プラレールって。
適度にリアルで、適度にゆるい。そのさじ加減が子供にちょうど良く、また社会に疲れた大人にも程よく感じられるゆえに、人気が継続しているのかも知れませんね。
この歳になると、少しわかる気がします。(好きにはなれませんが…)
が、アドバンスには少し興味があります。
あれとNゲージ用のストラクチャーでジオラマ組んだら、さぞ素晴らしい街が出来上がるんだろうな~
まぁ、そんな金も場所も時間もないので妄想止まりですけどね…
トルネオさん
>才能もなにも、単に子供の頃から変態だっただけです(w)
変態てww
でも変態的にのめり込めるものがあるのとないのとだと、人生全然違ってくるんだろうなと思います。
>とはいえ、やはりホットウィールよりも歴史が長く、しかもその基本構成をほとんど変えずに現在まで生き残り、尚且つ一貫した互換性を保ち続けていて今なお大人気継続中という、普通に考えたらとんでもないおもちゃなんですよね、プラレールって。
言われて検索しましたが、プラレールの歴史ってすごいんですね・・・!!!!
そう思うと、やっぱりあの仕様を崩してはいけないんだろうなと再認識しました。
>適度にリアルで、適度にゆるい。そのさじ加減が子供にちょうど良く、また社会に疲れた大人にも程よく感じられるゆえに、人気が継続しているのかも知れませんね。
なるほど!
社会に疲れた大人に、リアルな電車だとちょっと「重い」と言われたら、その通りかもしれませんw
ミニカーのように大人になっても憧れる車を玩具にしたアイテムとはまたちょっと違うのかもしれないですね。
>が、アドバンスには少し興味があります。
>あれとNゲージ用のストラクチャーでジオラマ組んだら、さぞ素晴らしい街が出来上がるんだろうな~
それは思いますね~。
ただどうしても僕の場合3インチミニカー前提で街を作りたいと思ってしまうので、スケール的にはプラレールの方が合いそうですw
そして同じく金も場所も時間もない。。。
こんばんは〜
プラレールは車両1つ1つが高いので手が出しづらいですよね。さらにトミカみたいに本体買えばそれでいいってわけじゃなく線路も必要になってくるのでさらにお金がかかりますし…
親戚の子供がプラレールがとても好きで前に「プラレール結構お金かかるから大変でしょ〜」と聞いたところ「ネットオークションやリサイクルショップで買ったり、お古をもらったりしているからそうでもない」と答えてました。確かにネットオークションやリサイクルショップを見ると比較的綺麗な線路や車両が意外と安く買えるんですよね。
これはトミカやホットウィールいったミニカーと大きく違う点ですよね。トミカやホットウィールは一部大人をターゲットにしたモデルがありますが、プラレールにはそれがありません。プラレールは「子供が楽しむおもちゃ」としての立ち位置を今まで変えずに来ています。これが我々大人にとってはそうでなくても、子供には魅力的にうつるのではないでしょうか…
私がそう考えるようになったのは、ひょんなことからプラレール博に行き、そこで巨大ジオラマを見たのがきっかけですね。先ほども行ったようにプラレールは1つ1つが高価ですし、場所も取るのでたとえ中古でも集めるのには限度があります。レール組むのも大変ですし、組んで走ってるのをただ1人ポツンと見てるのも虚しいし…。ですが、イベントならではの金に糸目をつけないスタイルの大きなジオラマは迫力があり、圧倒されますね。
今年もGW中に幕張メッセで開催されるようですし、もし機会があれば子供を連れて遊びに行ってみてはどうでしょうか?例年通りなら物販ブースでトミカ博で販売されるイベント限定のトミカの販売もありますよ。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
そうなんです。車両も高いし、車両だけで完結しないし・・・。
でも確かに中古品に目を向けたらいいのかもしれませんね。
問題は衛生面ですが・・・それはミニカーも一緒だしなぁ。
>プラレールは「子供が楽しむおもちゃ」としての立ち位置を今まで変えずに来ています。これが我々大人にとってはそうでなくても、子供には魅力的にうつるのではないでしょうか…
なるほど!確かにそうですね。
どうしても僕らは大人目線で考えてしまうけれど、子どもには子どもにしか感じられない魅力があるわけで・・・それはホットウィールでもよく表れているなと思います。
>プラレール博
はいこれ、かなり気になってました。
息子は絶対喜ぶだろうし。
問題はGWドンピシャってことで・・・人大杉なのが苦手な僕に行けるのかどうかといったところですw
でも壮大なスケールのジオラマは観てみたいですね・・・。
普通にショッピングモールのおもちゃ屋さんにあるジオラマでもしばらく観ていられるので、面白そうです。
そしてトミカも販売されるんですか!!
それならトミカ博にわざわざ行く必要もなくなるし一石二鳥ですね。