有事に備えた核シェルターは必要か?
2023/08/08
先日テレビ番組で核シェルターの紹介をしていました。
なんでも世界において日本は(先進国でありながら)核シェルターの普及率が著しく低いそうで。
スイスでは各家庭に1つ、お隣の韓国でも人口の1.5倍程度は核シェルターがあるのだとか。
そうかー・・・僕らも有事に備えて核シェルターを用意しないとなぁ・・・なんて思ったんですけども、そもそも核シェルターって高額だし、場所も取るしで現実的じゃないんですよね、、、
※6畳ぐらいで1千万円ぐらいはするそうです。
まぁ日本人の性格上・・・「お隣さんはシェルター持ってないらしいし、うちもまだ大丈夫でしょ」ってなりますよね。
政府が本気になって各家庭、または自治体単位でシェルターを作るとなれば話は別でしょうけど。
・・・というか、果たして本当に核シェルターって必要なのでしょうか??
核シェルターが不要かもしれない理由
そもそも、なんですけども・・・現在の核爆弾の威力って日本が広島や長崎に落とされた原爆の比じゃないぐらい強力なんだそうです。(ソースなし)
で、もしそれが本当なんだとしたら、落とされた付近の人はまず生き残れないじゃないですか。
運よくシェルターに逃げ込めたとしても、そのシェルターがどこまでの耐用性があるのかもわからないんですよ。だってまだその核爆弾を落とされたことって一度もないんだもの。。。
となると、核シェルターそのものが果たして機能するのか否かも怪しいってことになりますよね・・・。
いつ出られるのか?
じゃあ仮に核シェルターが機能したとして・・・そこに逃げ込んだ人たちは何日シェルター内で過ごすことになるのか??
一説には「48時間~14日間は外に出てはいけない」とされています。
ただね・・・それもわからないんですよね。
果たして本当に大量の放射能に汚染された外気が14日でクリアになるんですかね?・・・誰か試したのかしら???
もし、予想していたよりも長い時間シェルターから出られないなんてことになったら・・・保存していた水や食料も底をつくかもしれないし、トイレのタンクもヤバイことになるかもしれない。
何より家族とはいえ6畳一間で14日間×24日をずっと過ごせるものなのだろうか・・・?
想像するよりずっと核シェルター内での生活はキツイのではないかと思います。
生き残ったら希望はあるのか?
外気の汚染もなくなり、晴れてシェルターからの脱出が叶ったとして・・・そこに希望があるのかどうかも気になります。
そもそも核を落とされているような状況を考えたら、外の世界には敵だらけなのかもしれませんし。
核シェルターから出るタイミングが必ずしも「終戦後」とも限らないですからね・・・。
無事、生き残った都市に辿り着けたとしても、そこが安心できる場所である保証はないのです。
少なくとも「今までと同じ生活」はできないと思った方が良いでしょう。
そう考えたら、もし核が落とされるということがわかっているのなら、下手に避難しないで直撃食らって死んでしまった方が気が楽かもなぁ、、、(死ねるとも限らないから難しいのだけれど)
核シェルターが必要かもしれない理由
そうなってくると「シェルターなんて不要なのでは・・・?」と思うようになってしまったんですけど、でもでもそういうことじゃないんですよね。
やっぱり必要なんですよ。
まず第一に、自分が核攻撃の直撃を受ける場所にいない場合・・・というのを想定すると、外気の汚染さえどうにかなれば日常が返ってくる可能性もあるわけで。
それならとりあえず安全になるまでの間をシェルターで我慢するというのは、ちょうどいま新型コロナで外出を控えているような感覚に近いのかもしれません。
それよりなにより、そういった有事の際に「自分で選択できる」という手段があるのとないのとだと、心持ちも違うというか。
核シェルターがあれば「避難する」というルートも「避難しない」というルートも、どちらでも選べますからね。
※核シェルターがなければ「避難できない」っていう強制ルートしかないっていう。
この辺は生き方そのものに近い感じがありますかね~。
頭が良かったりお金持ちだと生き方の選択肢が広がる、みたいな。
最悪の事態だけを想定するのなら、そもそも助からないので核シェルターなんて要りませんけど、「核シェルターがあれば助かるかも、希望もあるかも」という状態で避難できなかったら・・・そして”運悪く”死ねなかったら・・・等を考えると、やっぱり必要なのです。
おわりに
まぁ、そういうわけで・・・できることなら日本国民も全員分の核シェルターが用意されるといいんじゃないかなぁと思います。
じゃあその予算をどこから出すんじゃーって話ではありますが。。。
しかしね、いったいどこの国がどれだけのリスクをおかして核攻撃をしようと思うのか??っていうね。
それは「脅しの道具」であって、実際に使おうものならきっとあんたらも無事では済まんのやで・・・。
※ただまぁ誤射の可能性もあるし、核以外の脅威(毒ガスとか)もあるし、備えあれば憂いなし
2023/08/08