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「恐怖」はフィジカルに左右されるものなので、堂々と怖がって良いという話。

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      2022/08/15

世の中には「怖がり」な人とそうでない人が存在しています。

僕は子供の頃、おばけがとにかく怖かったのを覚えてます。
中でもお母さんが買ってきてくれた絵本の中にあった「のっぺらぼう」が本当に怖かった。

※オバケが人を騙す系の話がアカンのよ、、、「オバケのくせに知恵付けやがって!!」って思っちゃうのw

一方、そういう話が全然平気で、怪談の本ばかり持っている友達もいました。

これっていったい何が違うんでしょうか?

「怖いって思うから怖いのよ!」みたいなことをお母さんに言われた経験がある人もいるかもしれません。
もしそうなんだとしたらメンタル・・・つまり精神的な問題ってことなのかな?って思いますよね。

実は「恐怖」を感じるのってメンタルだけの問題じゃないようなのです。

セロトニントランスポーター遺伝子のばかやろう

というのも、先日ちょろっと紹介した漫画「裏世界ピクニック」にて、登場人物の小桜ちゃんが語っていたお話から気付きを頂きました。

その人が怖がりかそうでないかを決定づけるのは遺伝子だ
セロトニントランスポーター遺伝子の活性化配列が長いと 神経細胞で生成されるセロトニンが多くなり 不安傾向が低くなる

[出典]裏世界ピクニック

裏世界ピクニックが面白い!!もしもくねくねを見た後できさらぎ駅に辿り着いたら…?

これ、漫画でテキトーにもっともらしいことを書いているのかと思ったら・・・本当にそういう研究結果が出ているらしいんですよね。

不安や恐怖は脳の扁桃体の過活動によって引き起こされますが、セロトニン神経は扁桃体の活動を抑制的に調節しています。

[出典]不安になるとどんな影響がでる?|ブログ|ひだまりこころクリニック

端的に書くと(専門家ではないので詳しくはわからないのでw)

  • セロトニンという神経伝達物質が、恐怖を感じさせる脳の偏桃体の働きを抑えてくれる
  • そのセロトニンを運ぶトランスポーター遺伝子の配列には型(長さ)がある
  • これが短い人はセロトニンをうまく運べない⇒脳内にセロトニンが残る⇒不安や恐怖を感じやすい

みたいなことです。

えっ・・・ってことは、不安や恐怖を「感じる」のはメンタル面かもしれないけれど、それを引き起こしてるのはフィジカルやん!!

根性論ではどうにもならん

となると・・・「怖いのなんて慣れだよ、慣れ!」みたいなのって嘘じゃんね?
どんだけ慣らしたって、セロトニンが多く運ばれてこない人にしてみたら、怖いじゃんね??

そう思ったら恐怖なんて根性論ではどうにもならなくって。
「怖がり」は恥ずかしがる必要もなく、堂々と「怖いものは怖い」と言っていいんだろうなと。

実はうつ病とかパニック障害っていうのもこういったところの派生である可能性もあるそうで。

だとしたら、やっぱりうつ病とかって「心の病」じゃなくて「体の異常」なんじゃんね??

なんだか世の中がもっとこういうことを認めていかないとダメなんじゃないかと思いました。
(まだまだ「100%メンタル要因」と思っている人が多いのではなかろうか)

おわりに

今回の話はあくまで「怖さの耐性」・・・つまり、怖いと感じるハードルの高さが人それぞれである、というお話でしたが、これって「特定のジャンルにだけ当てはまる」みたいなこともあるんですかね?

たとえば対人に関してのみ極端に耐性が低いとか。
虫だけはめちゃくちゃ怖い、とか。

僕は「高いところ」が異常なほどに苦手なんですよ。
なので家族で観覧車とか乗れないのです。(足がガクガク震えちゃうのよね、、、)

我が家の息子くんはなぜか、お風呂場の電灯をつけるスイッチについている赤いLEDが怖いんだそうで。
今までは「そんなん、どこが怖いねん!」「怖くない怖くない!」と怖くないふりをさせてたんですが・・・僕が高いところを怖いのも、僕の友人が電車を怖がるのも、きっとこれと同じことなのかもしれないよなぁ。。

追記

ちなみにセロトニン自体は朝陽を浴びると増えるとか言われているので、早朝ウォーキングとかオススメなり。

早朝ウォーキングを毎日続けるための具体的なコツ。

   

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      2022/08/15

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