漫画は最終回が全てではない
読んでいた漫画がチラホラと最終回を迎えまして、満足でもあり、寂しくもあり。
早くまた新しく楽しめる漫画に出会いたいところですねえ。
でっ!
漫画の最終回があると、やっぱり賛否両論があるというか。
どうしても最終回が優れている漫画って少ないわけですよ。
でもね、思うんです。
漫画って最終回だけを楽しむものですか?って!!
最終回が退屈になる理由
その前に、なぜ漫画の最終回が退屈なものになってしまうのかというと・・・「週刊連載」みたいなところが関係してるかなと思うんですね。
基本的に雑誌連載の漫画って週(または月、隔週)に1本何ページというペースで描かれてて、それは最終回だったとしても変わらないわけですよ。
ということは、いつもだったら「この男の正体は—!?」みたいな感じで終われていたようなページ数で、ちゃんと「まとめ」の話を描かなければならない、と。
連載が長くなればなっただけ、最後のボリュームだって大きくなるはずなのに、与えられているページ数が一緒だったとすれば・・・そりゃ「なんか物足りない」ってなってしまっても仕方ないのかなと。
商業誌ではなく、インディーズ系の漫画であればその辺は割と自由で・・・(って、インディーズで最後まで終わらせてくれる作品も少ないんですけどもw)
最近だと奥野トミー先生の「やるきなんてありません」が「最終回は3回に分けて公開」という方法にしていて新しいなと思いました。
なるほどこれなら作者先生が描きたいボリューム感での納得の最終回が描けるのではないでしょうか。
最終回がダメでも駄作ではない
ただ!ですよ。
漫画は別に最終回だけが特別なのではないわけで。
人間の一生に例えてしまうのがあってるかはわかりませんが、めちゃくちゃ社会貢献もして、すごい経験を積んできた人が最後の最後にみっともない死に方をしたとしても、その人の人生が否定されるわけじゃないというか。
昨年でいうと「推しの子」が酷い最終回だったと話題になりましたが、そこに行くまでの間に十分楽しませてもらったと思うんですよね。
他に僕が思い出すのは「監獄学園」かな。
あれも最後の最後に肩透かしをくらう感じで終わったんですが、ずっとずっと楽しかったもんなぁ。
※いずれも「コミックで大幅加筆!」みたいなのを謳って、詐欺みたいなことやらかしたって点も同じ
そう考えると、「名探偵コナン」なんかも、最後に黒幕がアガサ博士だったとしてもいいんですよ。
「ここまで読んできたのはなんだったんだ・・・」とかじゃなくて、連載中に謎解きを楽しませてもらってる時間っていうのがめちゃくちゃエンターテインメントなんじゃないかと。
・・・あれ?
あ、これ3年前にも書いてたわ、、、
おわりに
というわけで、漫画は最終回がすべてじゃない!というお話でした。
難しいですけどね。
小説とか映画っていうのはその最終回部分(オチ)に向けて話を作って行くので、作品の価値を「最後まで観て(読んで)どうだったか?」で語れますけど、週刊連載の漫画だと「その週の人気を上げるためにどうするか」みたいなのも必要になるわけでしょ。
(それで人気だったら自分が想定してたよりも長く続いちゃうわけで)
テレビドラマなんかも構造が似てると思うんですが、あっちは「全12回で」ってのが決まってるからまだ作りやすいのかな。
・・・とはいえ!
しっかり最終回まで綺麗にまとめられてる漫画もあるんですよね。なのでそれは本当にすごい作品なんでしょうけども!
追記
逆に、「最後まで読むと面白いんだけど・・・」っていうパターンの漫画もあるじゃないですか。
僕は読んでないけど、リゼロとかは「序盤がすっごい苦痛」というのを聞いて、手が出せずにいます。
「JKハルは異世界で娼婦になった」って作品も読んでたけど、ずっと苦しかったもんなぁ・・・
Comment
(ページをめくる音)ペラペラ
(描写)『ダダダダ…』
ペラペラ『ダダダダ、ダダダダ』
ペラペラ、
ペラペラ『ダダダダ、ダダーン』
サンダー3
ついつい速読してしまい、読み直す。
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
わははwww
すごくよくわかるwww
でも最近の漫画ってセリフ無い回とかも多くてね・・・何を見せられているんだろう?と思うこともちょいちょいあったり。