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ジャンプ+「死にたい魔女と殺したい店主」が面白かった!【インディーズ連載について考えさせられる】

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ジャンプ+「死にたい魔女と殺したい店主」、毎週それはそれは楽しみにしていたんですが・・・めちゃくちゃ盛り上がってきたところで終わってもーた。

絵のタッチも親しみやすいし、登場人物のキャラもしっかり立っているし、「これはこのままアニメ化するんちゃうか」と信じていたのに・・・w

ジャンプ+の、しかもインディーズ連載というのがどういう基準で連載終了となるのかはわかりませんけど、決して人気がなかったわけじゃないと思うんですよ。
だって面白かったもの。

「魔法使い(魔女)は死なない」という世界観において、死期(魔力が減った時)を迎えた魔女に死を提供するお店(死立て屋)があって・・・そこにどうやっても死なない魔女が訪れて、、、というお話で。

とりあえず物語を進めるのに必要なキャラクターを揃えて、その性格やら役割やらを読者に植え付けて、さて謎を解いていきましょう!みたいなところで重大な話の転換点があって!
・・・そこで終わっちゃったw

マジで・・・「これから」だったでしょうに~!!!
最悪は漫画じゃなくてもいいから物語の結末が知りたいわ、、、

※とりま、記事執筆時点ではジャンプ+で全話開放されておりますのでイマチャンです!

・・・と思いながら作者さんの情報を調べたところ、ブログで想いを綴られてまして。
そっちもなかなかおもしろかったのです。

インディーズ枠の見方が変わりますな・・・

しにころの作者先生はMagikoさんという方で、もともと王子まことさんという名前でアイドル活動をされていた方だそうで。
すごいなぁ・・・バイタリティがすごい。

で、しにころ最終回を迎えてのブログがこちら↓でした。

[参考] 連載読んでいただきありがとうございました!: DOKI DOKI MAGIC BLOG

なんでもインディーズ連載枠というのはジャンプルーキー!において連載争奪ランキングにエントリーし、勝ち抜いた人が獲得できる枠だそうで。
この作品以外にも「刃の眼」とか、「昔はよかった」とか・・・話題になった作品がいくつもありますね。

で!
インディーズ連載枠っていうのはMagiko先生のブログによれば「担当編集がつかない」のだそうで。
たしかにジャンプ+側の説明でも「編集部のネームチェックを経ずに自由に連載」と書かれていました。

ジャンプ+側のコストは原稿料+PVに応じた報酬ということでしたので、この辺の「コストに見合う作品か否か」というところが適わなかったというところなのでしょうかね。

好きに漫画を描いて良い場所、ではないということ

しかし編集がつかないとなると、漫画家でありながら経営側の視点も必要になってくるわけで。
「ネームチェックがないから好き放題やっていい」という話ではなく、いかに読み続けてもらえるのか?を考えながら漫画を描き続けるというのは相当大変だったのではないかと思います。

作家は物語全体の満足度で考えがちですが読者は1話ごとに読む

とMagiko先生は書かれてましたが、まさにそういう視点なんだろうなぁ。
自分が作者だったら、やっぱり壮大な一本のストーリーがあって、各話っていうのはそれを形作るためのピースになるわけなんだけど・・・読み手側にしてみたら各話それぞれが一つの作品であって、来週も読むか否かがその各話ごとに決まるというか。

これを自分で気付かなければならないというのがね・・・。

そういう意味だと「ルーキー!」のまま連載を続けてくれていれば「最初に思い描いていた最終回」までたどり着くことができたのかもしれないけれど、インディーズ枠になってしまったがゆえに読者も最後まで読めないというジレンマがあるわけですな。

こりゃ今後、インディーズ枠の作品を読むときの気持ちが変わりますわ、、、

ただまぁ、通常の連載漫画というのも(担当編集が付く付かないはありますが)同じような仕組みではあるんでしょうけどね。
ワンピースでさえ編集さんの意見を多く取り入れていると聞きますし、作者先生が思い描く最終回に辿り着ける方が稀なのかな。

※逆にルーキー!のような場で読める作品の方が途中で「作者先生の心が折れてしまったのでは・・・」みたいなのをよく見かける気がするので、インディーズ枠に来てくれた方が責任もって「とりあえずの最終回」までは紡いで貰えるのかも?

短編集楽しみ

ちなみにMagiko先生のブログでは

今回描ききれなかった部分については何らかの形で補完したいなと思っています。
全てを描くのは難しいんですが
もう少し描きたい部分とか裏設定とか色々出したいなーと思っていることはあったので、

短編集出す…など考えています

とありましたので、とりま短編集楽しみにしたいですねー!

いうて、新連載も抱えているそうなので「いつどこにそんな時間が・・・?」という気がしないでもないですがw

願わくば、またルーキー!等の自由な媒体で続きが出てくれたら嬉しいんですけどね。
そういうのってやっぱ権利的に難しいとかいろいろあるのかしら。(原稿料も出ないだろうし)

※あとは思い入れがあまりにも強い作品でない限りは「やりきった」感が出てしまうとなかなか続編には繋がらないのかもなー(ここまで全部妄想)

おわりに

というわけで、終わってしまったけど#しにころが面白かったよ!インディーズの仕組みも色々知れて興味深かったよ!ってお話でした。

僕は本編後半に出て来たライラとフリンの駆けあいがとても好きでしたね~。
特にフリンのキャラが良かったなぁ・・・w

あと一瞬しか登場しなかったけど、寿命売りの魔女ミオも可愛かったなー!

現場からは以上です!

   

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