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MATCHBOXの商品展開や仕様などについてのまとめ。

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      2018/11/16

先日、トイザらスにてMATCHBOXのミニカーをいくつか購入してきました。

やっぱり購入するとMATCHBOXのラインナップなどにも興味が湧いてくるものです。
そこで、2017年モデルの情報を参考に少しだけまとめてみようと思いました。

MATCHBOXの歴史などについては以前にミウラをゲットした時に書いているので、参考にしてもらえると幸いです。

【祝再上陸】マッチボックスの歴史と、LAMBORGHINI MIURA P400 S (1968)のレビュー。

今回は商品展開やその特徴みたいなところについて触れていきます。

2018年時点でのマッチボックス商品展開について

MATCHBOXの現時点での商品展開はホットウィールと同じような感じです。

メインライン(Asst.30782)

メインストリームはホットウィールとほぼ同型のブリスターパックで販売されている「メインライン」。
2017年モデルを参考にすると、年間125種(うち25種程度はNew Models)が展開され、再販は無し。

もともとマッチボックスはトミカ的な販売方法(ナンバー管理での補充制)だったそうなのですが、現行のマッチボックスはアソート販売です。
年間12アソ(A~Mケース、Iのみ無し)が発売されて、当該アソおよび翌アソでの登場で終わり・・・という感じ。

例:2017年Aアソの’59 CHEVY WAGONはAおよびBミックスケースに混入されたあと(Cミックス以降)にラインナップされることはないということ。

また基本的に同年内カラーバリエーションも存在しないようです。
2017年モデルの場合、SONORA SHREDDERとROAD RAIDERの2種のみカラーバリエーションが存在したものの、混入されたのは2018年のAアソでした。

同年内のモデルはテーマに沿って4種のセグメントに分かれており、ブリスターカード右端のカラーリング(および2017年モデルの場合は下部のアイコン)で識別できるようになっています。

ミニカーの仕様はダイキャスト×プラ。
タイヤもプラ製で、日本での価格はたしか定価が300円(税別)だったと思います。(実際にはだいたい200円ぐらいで買えるイメージ)

アソートについての補足

アソートは前述のとおりA、B、C、D、E、F、G、H、J、K、L、Mの年間12回に分かれています。
HOT WHEELS同様に10月あたりに翌年のAアソートがスタートし、Cアソあたりまでがその年に、Dアソ以降が翌年に発売となっている模様。

だいたい1アソートに10種の当アソものと、前アソのものがいくつか入る感じです。

1ケースあたり24台入りで、どうやらUSケースもインターナショナルケースも分かれていなさそうです。

パワーグラブス(Asst.DNK70)

2015年あたりから展開されている、メインラインの補足的なシリーズ。
2016年のモデルからMATCHBOXをMATCHBOXたらしめる”ボックス販売”となっています。

内容はメインラインの一部・・・といった感じ。
メインラインが125種展開されているのに対し、50~80種程度の展開です。

ただしケースには〇〇/125とナンバーが振られており、この番号表記を信じてPOWER GRABSを125種全種揃えようと思うと詰む・・・という仕様ですね。(たぶん)

トミカの箱より一回り大きいケースはテープで留めてあり、一度開けると元には戻せません。
また、中身はビニールの袋で密封されており、実物を手に取るためには袋を開ける必要があります。

ミニカー自体はブリスターのアイテムと全く同じと思われます。

サイドライン

メインライン以外にもスポット的に発売されるサイドラインものがあります。

2017年モデルで言えば、BEST of the World (BEST of MATCHBOX)と呼ばれるプレミアムなモデルが5種×年間2アソートで展開されました。
※シリーズ名は定期的に変更になっている模様。2018年はGLOBE Travelersがプレミアムラインの名称となっています。

プレミアムラインの仕様はメタル×プラのボディにゴム製タイヤというもの。
ここにパワーグラブスよりも少し大きめなボックスが付属しています。

価格はトイザらスの販売価格で500円ぐらいでした。

また、僕は今回入手するのを忘れてしまいましたが、2017年にはカモフラージュ柄の車を6種集めた廉価サイドラインアソもありました。

マルチパック

マッチボックスもホットウィール同様に3パック、5パック、9パック(10パック)のマルチパック展開があります。
日本でも買えるのかはわかりません。

その他

こうしたラインナップ以外にも、カラーシフター(温度で色が変わるヤツ)とかもあるみたいですね。

また、トイザらスではちょっとサイズが違うMATCHBOXブランドアイテムも見かけたので・・・3インチ以外の展開もありそうです。

全体的な特徴など

MATCHBOXの全体的な印象としては「堅実」「まじめ」と言った印象があります。

というのも同じくマテルが手掛けるホットウィールに比べた際に、派手なデフォルメやギラギラした外装が少ないため。

もしも両者が同じテーマで展開していたとしたら、どちらかしか一番にはなれません。
でも方向性が違えば、そのジャンルにおいてどちらも一番になることが出来るわけです。

個人的な見解ではありますが、同社がホットウィールにとっての”かつてのライバル”であったマッチボックスを買収した際、ブランドを潰さず生かした理由がここにあるのではないでしょうか。

MBXオリジナルカーはあるけれど・・・

実はMATCHBOXとHOT WHEELSは同じ会社のブランドであるがゆえに、「デザイナーの使いまわし」も行われています。
例えば今やHOT WHEELSを代表するデザイナーの一人であるRyu Asada氏は入社当初はMATCHBOXのデザインを手掛ける部署にいたんだそうです。

HOT WHEELSといえば現実には存在しない「HWオリジナルモデル」が魅力の一つ。
毎年面白くもカッコいい車が何台も排出され、所属デザイナーの腕が試される場所となっているわけです。

MATCHBOXも負けてはいません。
年間のラインナップのうち半数近くはMBXオリジナルモデルで構成されています。

ですが、その方向性がHOT WHEELSとは全然違うんですね。
MBXオリジナルはよく言えば「実際にありそう」なモデルであり、悪く言えば「面白味に欠ける」アイテムといえるでしょう。

・・・とはいえ、トゥクトゥクみたいな「MATCHBOXならでは!」のモデルもあり、なかなか目が離せません。

どっちが良い、悪い、といった話ではなく、あくまで「似ているけど違う」ということです。

ホイール・タイヤについて

MATCHBOXの堅実さはホイール・タイヤにも表れています。
どうでしょう、この真面目な感じのホイール。

これがメインラインの一般的なプラタイヤとして採用されているものです。

側面から見た時にはトレッドパターンらしきも見て取れるので、走りに特化したHOT WHEELSのタイヤよりも実車っぽい印象があります。
※このアイテムだけかもしれませんが。

そしてなぜかプレミアムラインの方ではHOT WHEELSのホイールが余裕で使いまわされてたりします。
もうこうなっちゃうとほぼほぼホットウィールですね、これw

もしかしたら3Dデータの共用とかも行われてるんじゃないですかねえ。

カスタム用にホイールをゲットしたい時には少しだけ価格が安いMATCHBOXを探すといいかもしれませんw

レアモデルについて

ホットウィールでは「トレジャーハント」というレアものがメインラインに紛れているのが有名です。
ではMATCHBOXにはこうしたお宝アイテムは存在するのでしょうか。

詳しくは存じませんが、僕が調べた限りだとなさそうでした。
どうも「レアもの」で調べても、レズニー社時代の古いアイテムしか出てきません。

※追記:近年モデルだけかもしれませんが「サファイヤジェム」というブルーメタっぽいからーのチェースが存在しています。

その代わり、ちょっとだけレアという意味だと・・・マルチパックの限定カラーものは存在するようです。

写真が見切れてますが、右上のグリーンカラーのSHELBY GT500 CONVERTIBLEが9パック限定のアイテムでした。

商品についている番号など

MATCHBOXのメインラインアイテムについて調べると、1つの商品につき3つの管理番号が出てきます。

2017年のHUDSON HORNETを例に挙げると以下のような感じ。

model# man# Card# Model Name
MB57 MB1046 DVK13 ’51 Hudson Hornet Police

※表記はMatchbox Wikiに準拠。

model#というのはホットウィールで言うところのCol#(カードの右上に振られた数字)・・・つまり、その年の管理番号です。
この車種で言えば、57/125ということを意味しています。
そこにMATCHBOXの頭文字をとったMBが付けられている・・・というだけ。

次のman#は少し特殊なもので、そのモデルに与えられた番号のこと。
たとえば2018年に’51 HUDSON HORNET POLICEが発売されることがあれば、そのモデルにも同じMB1046という番号が振られます。

そして3つめのCard#がいわゆるトイナンバーのこと。
つまりその商品に固有につけられる番号です。

そのため、翌年以降にバリエーション展開された場合でもCard#は毎回「独立した記号+数字」(一意)になります。

セグメントについて

2017年モデルは以下4つのセグメント(テーマ)に分かれていました。

  • MBX Adventure City
  • MBX Construction
  • MBX Heroic Rescue
  • MBX Explorers

頭についているMBXはMATCHBOXの略称でしょう。
その後ろについている単語から考えると、「シティ」「工事車両」「緊急車両」「オフロード」みたいな感じじゃないかと思われます。

2018年も似たようなセグメントに分かれているようなので、毎年こういった感じなのかもしれませんね。

おわりに

以上、2017年のMATCHBOXを元に、最近のMATCHBOXの情報についてのまとめでした。

ホットウィールに似ていながらも、全体的にホットウィールよりも規模が小さい・・・という感じのアイテム展開ですね。
それでもしっかりとその人気が続いていて、日本にも正規品が入るようになったんだからすごいです。

ただ、記事執筆時点ではマテルインターナショナルの公式サイトでもスルーされているブランドであり、日本でのこれからの活躍に期待ですね。

今後も何かわかったことがあったら追記していこうと思います。

   

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      2018/11/16

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