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僕らははたしてあの頃の夢を叶えられているのだろうか?漫画「カウンタック」が熱い。

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      2023/08/08

最近LINE漫画で連載してくれている、漫画「カウンタック」を読んでいます。

BOY(ボーイ)の梅澤春人先生がヤングジャンプに連載されていた漫画で、そのタイトル通り「ランボルギーニ・カウンタック」が活躍するお話。

カウンタックがついに新型となって復活するという今年にこの漫画と出会えたこと・・・ただの偶然じゃないよね?

そんな「カウンタック」の感想です。

スーパーカーが好きになる漫画

漫画カウンタックは主人公・空山舜が破格の250万円でランボルギーニ・カウンタックを入手し、そこから色々な人・色々な車と出会っていく・・・そんなお話です。

スーパーカーブームの中心にあったようなマシンであるカウンタックが峠レースをするという時点で僕にとってはかなり面白かったのですが、それ以上に車と人とのエピソードが素敵な作品でした。
・・・といってもまだ序盤しか読んでないんだけれどw

なんかねえ、この漫画を読むと「うおおお!スーパーカーで首都高飛ばしてえええ!!」という気持ちよりも、「夢、叶えてえ・・・!」みたいな気持ちを揺さぶられるというか。
ちょっとハートフルなのよね。

結果、ミウラが、ディーノが、ストラトスが、パンテーラが、コルベットが・・・欲しくなってしまうのであります。

おそらくは40年前ぐらいに流行ったサーキットの狼の00年代版・・・みたいな立ち位置なのかな。
内容は全然違うと思うけどもw

25年前の自分からの手紙

舜がカウンタックを入手するキッカケとなったのは25年前の自分からの手紙でした。

そこには「自分は社長になって、カウンタックを買っている」という未来像が描かれていたわけです。

僕にも覚えがあります。
「未来の自分に手紙を書こう」みたいなイベントって結構行われてましたよね。

・・・子供の頃って、やっぱり希望に満ち溢れてたと思うんですよ。
すごく胸がぎゅーーーっとなってしまうんですが、僕も「将来有名人になって・・・」とか、「野球の一億円プレイヤーになって・・・」みたいなこと、無邪気に考えてましたもん。

でもそれがいつからか「現実ではない」と。
そういう夢を叶えられるのは一部の人間だけだと自分に言い聞かせ、納得させて生きてきたんだろうなと。

冴えない生活を送っていた舜もそうだったのでしょう。
「25年前のワイ、、、すまん。カウンタックは買えてないんや、、、」みたいな。

でもそこから子供の頃の夢を叶え、それをトリガーにして色々なチャンスをつかんでいくストーリー・・・胸が熱くならないわけがない!

ウルフカウンタックのエピソードもすごく良かった

中でも僕が神がかってるなぁと思うエピソードは、株で10億円の資産を作り、ウルフカウンタックを購入した引きこもり青年のお話です。

その青年も主人公の舜と同い年で、漏れなくスーパーカーブームを体験してきた世代だったわけですよ。
ゆえに子供の頃からの憧れだったわけですね、カウンタックが。

で、そこでお金を手にしたものだから・・・買えちゃうんです。
舜とは逆に、夢が簡単に手に入る状態にあったわけですな。

でも引きこもりゆえ・・・ウルフカウンタックは家のガレージでずっと眠っている状態でした。

しかも所有者の青年は免許を持っておらず・・・このままウルフカウンタックはオブジェと化していくのか・・・そう思われた時!

「富士スピードウェイを1日レンタルして走らせようぜ」っていう策に出たのです。
おおお・・・考えたな!

なんかこの手の漫画って「車に乗れること」が前提だったりするじゃないですか。
でも実際にはこの青年のように「お金もある、車も好き。だけど運転免許がないから乗れない」っていう人もいるんじゃないかと思うんです。

そういう人を否定することなく、合法に走らせられる方法を模索したというのがなんだか熱くて、読んでてすごくワクワクしちゃいました。

※ウルフカウンタックの整備のために初めてガレージから出した際、所有者の青年が「あまり目立たないようにしてください・・・」みたいに注意する中、舜がはっきり「無理!カウンタックなんで!!」みたいに言うシーンも良かったなぁ!!(厳密なセリフは忘れたけどw)

おわりに

とまぁ、そんな感じで・・・

もちろん公道レース的なお話も多くて、あんまり子供たちに見せられるような内容じゃないのかもしれませんが、ハートフルな「車と人のエピソード」が楽しめる、そんな漫画でございました!!

峠レースではC2コルベットでバイパーを下すエピソードとか、すごく熱かったなぁ・・・。
ただ、敵役がどうも間抜けな負け方ばかりしてて笑えたけどw

あとは僕はまだ読んでないんだけど、作中で登場するメビウスっていうオリジナルのスーパーカーが、現実世界でも実車化していて・・・これがすんごい尖った感じで。
もうとにかくオススメです。

追記

そういえば僕も中学生ぐらいの時に「10年後の自分へ」という手紙を出して、それが20代になってから実家に届いたことがありました。

その内容は・・・「オンナはできましたか?」というもので、、、すごく時代を感じるというか。。。
彼女のことを「オンナ」呼ばわりしてるのも青いというかw

なんだかとても恥ずかしかったのを覚えています。おわり。

   

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      2023/08/08

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